最悪にして最善のバチェラー友永真也バチェラー3考察

バチェラー３のあらすじは以上です。

未視聴の方はこの点を覚えておいて頂ければ幸いです。

OK

それでは今回は”史上最悪のバチェラー”とまで言われてしまったバチェラー３の友永真也さんについて語りましょう！

まぁアマゾンでの評価も最低ですからね……友永さんについて肯定的な評価をしている人を私は見たことがありません。

しかしバチェラーという番組の趣旨を考えると……私は友永さんこそが本当の意味でバチェラーであったと思いますよ

友永さんはこれまでのバチェラーとは根本的に違うんですよ。

バチェラーに選ばれる男性は大きく３つのタイプに分けられます。

シーズン1の久保さんと２の小柳津さんはBタイプでしたが、友永さんはCタイプの男性なのですよ。

それでは早速ですがバチェラーに選ばれる３つのタイプについて解説させて頂きましょう。

まずはこの図を御覧ください

バチェラーになるためには大きく２つの要素が必要です。

1つ目の要素が結婚願望。2つ目の要素が魅力度です。

この図はその２つの軸で男性を４つのタイプに分類させて頂きました。

まず最も理想的なバチェラーは左上の「理想のバチェラー」でしょう。結婚願望もあるし、魅力的でもある。まさに理想のバチェラーです。

しかし、このタイプには１つだけ致命的な欠点があるのですが、それが何かわかりますか？

ええ、致命的すぎる欠点がね……

結婚願望がある上に魅力的なんですよ？

そんな男性が実在したら、バチェラーなんか出ないで普通に結婚してますよ

逆に言えば結婚願望があるにも関わらず、結婚できていない時点でその男性は「魅力的ではない」ということに他なりません。

そのためこのタイプの男性をバチェラーにするのは不可能です。

そもそも存在しないのですから、オファーのしようがありません。

妥協するしかありません。

「結婚願望はないけれど魅力的な男性」か「結婚願望はあるけれど魅力的ではない男性」

この２つのタイプのどちらかの男性で妥協してバチェラーに選ぶのです。

さて、ここで君に考えて頂きたいのは優先度です。

番組的に最も有難いのは左上の男性ですが、そんな男性は存在致しません。

ですので「結婚願望無し・魅力的な男性」か「結婚願望有り・魅力的ではない男性」のどちらかにバチェラーをお願いしなければなりません。

それではこのうち、よりバチェラーとして相応しいのはどちらの男性でしょうか？

それは綺麗事ですねぇ

現実的に妥協したバチェラーに出演して貰わなければならないとは言え、番組的に「妥協しました！」なんて言えるはずもありません。

ですので妥協で選んだバチェラーをあたかも「魅力的で結婚願望ある男性」に見せなくてはならないのです。

そう考えると番組的にどちらの男性の方が有難いかは簡単に分かりませんか？

考えても見て下さい。

「魅力的で結婚願望がない男性」を「魅力的で結婚願望がある男性」に見せるのはそんなに難しくありません。

一言「結婚願望があるようにしてください」とお願いすれば済むわけです。

そもそも結婚願望の有無なんて、本人が口にしなければ分かりませんからね。

「私は結婚願望がありません！」なんてアホなことを言わなければ問題ないわけです。

一方で「結婚願望はあるけど魅力的ではない男性」を魅力的に見せるのは難しいですよ。

魅力的かどうかなんて見れば分かりますからね。魅力的ではない男性を魅力的に見せようと思ったら、かなり本格的に演出を工夫しなければなりません。

ですので番組的には

という順番で考えているということになります。

それでは先程の図に、これまでの３人のバチェラーを当てはめてみましょう。

まずシーズン１の久保さんは典型的な「魅力的・結婚願望無し」なタイプでした。

シーズン２の小柳津さんも久保さんと同じエリアですが、久保さんと比べると遥かに丸い存在です。

結婚願望が希薄とは言え「良い人がいたらワンチャンありかも？」くらいに考えているタイプでしょう。

そして気になる友永さんですが……

あくまでも””バチェラーとしては”魅力的ではないという意味です。一般人としてはかなり魅力的な男性だと思いますよ

ちなみにあの図に君を入れるとこの辺になりますからね？

友永さんがそこそこ魅力的だってことは分かったでしょ？

ところで一条君。この図を見て何か気がつくことはありませんか？

わざわざシーズン番号まで書いたんですから、察してくださいよ

こういうことですよ

この図を思い出して下さい

優先度２位から３位の方に流れているんですよ

これ結構重要なポイントなんですよ？

番組的には優先度が高い男性をバチェラーとして起用したいはずです。それなのに優先度が低い友永さんが選ばれたということは……

本来であれば久保さんや小柳津さんのような右上の男性をバチェラーに起用したかったんです。

ですがそのような人材がいなくなってしまったから、仕方なく優先度３の左下にいる友永さんがバチェラーとして起用されたのでしょう。

いますよ

存在するからと言って出てくれるかと言えば話は別問題です

久保さんの記事でも書きましたが、右上の男性に出演をしてもらうのは大変なんですよ。

女性にもお金にも困っていないんですから。

そんな人に出演して貰うためには、彼らに何かしらのメリットを提示しなければなりません。

久保さんの場合は売名という明確なメリットがありました。

しかし２代目３代目のバチェラーになるにつれて売名としての効果が減少しているのは間違いありません

ぶっちゃけ小柳津さんのこととかみんな覚えてないでしょ？

つまり売名効果が薄れてしまった結果、右上の優秀な男性たちはバチェラーという番組に出るメリットが無くなってしまったのです。

そのため右上の男性たちに出演を依頼しても、断られてしまったことでしょう。

だからこそ”仕方なく”友永さんが選ばれたのです。

友永さんが最悪にして最善のバチェラーであったというのはこういう意味です。

優先度３は最悪の選択肢ですが、優先度２以上の男性が存在しない以上、最善の選択肢であるのは間違い有りません。