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【オズワルド系女子】ってどんな人?特徴や不幸な理由とは

【ご質問】

私は29歳女性です。

数年前、データマッチング型結婚相談所で婚活をしていました。

そこで出会った5歳年上の男性と約10ヶ月の間会っていたのですが、あまりにも進展がなく、このままただ会い続けるのはどうなのだろうと悩み、私からお別れを切り出しました。
具体的には、毎回奢ってくれ、いつも運転もしてくれて遠くの観光地にも連れていってくれて、クリスマスや誕生日、年末のカウントダウンも一緒に過ごしました。でもたまに手を繋ぐくらいでそれ以上はなく。

15回会ったあたりで私がしびれを切らし、私たちってどんな関係なの?付き合ってるって思っていいの?と言ったところ、彼は「不安にさせてごめん。俺はちゃんとあなたのことを好きだし、正式にお付き合いしよう」と言ってくれ、恋人になれたと、とても嬉しかったのです。

しかしそれからも彼の態度はほぼ変わりませんでした。軽いキスくらいはしたものの、それ以上のお誘いもなく・・・結婚の具体的な話が出るわけでもなく・・・、その日行く場所の話や最近あった面白い話、趣味のことなどはたくさん話すのに、結婚などの話題にあまりにも触れないので、意図して避けられているのかと思ったくらいです。

思い返せば彼とは楽しい話、明るい話、次に会うときなどの近い未来のことしか話していなくて、真面目に将来のことを話したりとかはできていませんでした。婚活で出会ってるのだから彼も結婚を前提に考えてるものと思ってたのですが・・・

結局、正式にお付き合いしてからも彼との関係が変わらなかったので、これはもうダメだと思い別れを切り出したのですが、私がそれを言った時彼はとても取り乱し、どうして?何か気に障ることしちゃった!?と慌てていました。別れるなんて考えてもなかった。という感じでした。

結局私はこの男性が何を考えていたのかさっぱり分かりませんでした。

今更になって当時の彼の気持ちが気になってしまったのは、実は彼のTwitterをたまたま見てしまい、最近の投稿で彼が結婚したことを知ったからなのです。

しかも、私と別れて1ヶ月くらいで今の奥さんと付き合い始めており、3ヶ月記念には旅行にも行ったようです。愛してるとか、ずっと一緒にいたいとも言っていて私と一緒にいた時とあまりにも違うので、ああ本命にはそういう感じなんだ・・・などと卑屈なことを考えてしまいました。

私には何が足りなかったのでしょうか?私がキープだったのなら、男性は大して好きでもない女性と、エッチもしないのにデート代や運転の労力を割いてまで1年近く会ってくれるものですか?

お忙しいところとは思いますが、ご回答いただけたらとても嬉しいです。

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

著作権に厳しいことで知られるディズニーで御座いますが、その原因の1つに若き日のウォルト・ディズニーのある失敗が関係していると言われております。

1927年、ウォルト・ディズニーはオズワルド・ザ・ラッキー・ラビットを主人公にしたアニメで大成功をしました。しかし当時のウォルトはまだ若く法律や契約に関して脇が甘かったため、ウォルトはオズワルドの権利を奪われてしまいます。さらにそれに伴ってディズニー社の優秀なスタッフの多くも失いディズニー社は倒産の危機に瀕することになってしまいました。

オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット

そんな失意のドン底の中、ディズニー社が再起を賭けて新たに生み出したキャラクターこそがミッキーマウス。今日でも世界中で愛され続けている彼は、ディズニー社がドン底の中で生み出したキャラクターだったので御座います。

ミッキーマウスを生み出したディズニー社はミッキーの知的財産権に関して物凄く厳しく管理をするようになりました。あまりにも厳しすぎるためアメリカの著作権法は皮肉を込めて「ミッキーマウス保護法」なんて呼ばれているほどで御座います。

さて、結果だけを見ればウォルトディズニーはオズワルドの著作権に関しては甘く、ミッキーの著作権に関しては厳しく管理をしたと言えるでしょう。しかしこのことから「ウォルトはオズワルドに愛が無かった」と言えるでしょうか?

もちろんそんなことは御座いません。オズワルドの著作権管理が甘かったのは当時のウォルトがまだ若く、知識も経験も浅かったからで御座います。逆にミッキーの著作権管理が物凄く厳しいのはオズワルドの一件で経験や知識を身に付けたからと言えるでしょう。

 

今回のご質問者様の件もこれと同じなのではないでしょうか。

ご質問文を読む限り、失礼ながら今回の男性は恋愛経験があまり多くない方だったのでしょう。そのため御質問者様と出会った時には何をすれば良いのかよく分かっていなかったのだと思います。

しかしご質問者様に振られるという失敗を経て、彼は婚活中の女性にはどのように振る舞えば良いのかを学んだのでしょう。ご質問者様に叱られることによって、彼はこれまでの自分の行動が間違っていたのだとようやく理解をした。だからこそ彼は次の女性に対して素晴らしい振る舞いをすることが出来たのだと思います。

ですのでご質問者様のことが本命ではなかったわけではなく、当時の彼は本命に対して適切な行動を取る能力が欠如していただけに過ぎません。そしてそんな彼に学習の機会を与えたのは他ならぬご質問者様であったと言えるでしょう。

全てのオズワルド女子に

オズワルド・ザ・ラッキー・ラビットというキャラクターの名前を今回初めて耳にされた方も多いことでしょう。それもそのはずでディズニーから離れることになったオズワルドは、ミッキーマウスという怪物の登場によって社会からその存在感を無くしていくこととなりました。

ウォルトがオズワルドで痛い目を見ることがなければミッキーマウスは誕生しなかったことでしょう。それなのに日の目を見るのはミッキーばかりで、その誕生の犠牲となったオズワルドはなかなか日の目を見ることがありませんでした。

今回のご質問者様はある意味でオズワルドのような悲痛な運命の元にあったと言えるでしょう。ろくな恋愛経験もない童貞男子をまともな男性へ育て上げたと思ったら、美味しいところを全て次の女性にさらわれてしまった。今、彼と付き合っている女性は「育成」という面倒臭い苦労をすることもなく、完成品を手に入れてしまっているのです。

かっこいい男性、気の利く男性、センスのある男性。

そういった所謂「良い男」というのは何も生まれながらに良い男だったわけでは御座いません。今回のご質問者様のような女性が育成をしたからこそ、彼らは立派な「良い男」へと成長することが出来たので御座います。

大変申し訳ありませんが、私からご質問者様にかける言葉は見つかりません。ですがどうか皆様には今回のご質問者様のような犠牲があったからこそ「良い男」が誕生したということだけをご理解して頂きたいのです。

それが私がご質問者様に出来るせめてもの誠意。尊い犠牲であったことを私は忘れません。

※なおオズワルドは2006年に権利がディズニーに返還され、現在はディズニーキャラクターの一員として活躍しております。



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