兄より優れた弟なぞ存在しねえ!!
ジャギ(北斗の拳より)


注意
この記事にはバチェラー3のネタバレが含まれます。
ネタバレが嫌いな方は先にバチェラー3をご覧になることをお勧めさせて頂きます。
バチェラー3はこちら
ーーー以下ネタバレ有りーーー
バチェラー3のあらすじ
バチェラーである友永真也さんは初日から岩間恵さんが大好きで、最後まで岩間さん推しで番組が進んでいた。
しかし最終話直前で岩間さんから「好きかどうかわからない」的なことを言われたので、最終日には水田さんを選ぶ。
ところが水田さんと1ヶ月で別れ、その後すぐに岩間さんにアプローチをして付き合う
バチェラー3のあらすじは以上です。
未視聴の方はこの点を覚えておいて頂ければ幸いです。
上野
一条
最初から最後まで岩間さんが大好きだった、ってことでOK?
上野
シーズン1の解説はこちら
真のバチェラー・友永真也
それでは今回は”史上最悪のバチェラー”とまで言われてしまったバチェラー3の友永真也さんについて語りましょう!
上野
一条
まぁアマゾンでの評価も最低ですからね……友永さんについて肯定的な評価をしている人を私は見たことがありません。
上野
一条
しかしバチェラーという番組の趣旨を考えると……私は友永さんこそが本当の意味でバチェラーであったと思いますよ
上野
一条
友永さんはこれまでのバチェラーとは根本的に違うんですよ。
上野
一条
バチェラーに選ばれる男性は大きく3つのタイプに分けられます。
シーズン1の久保さんと2の小柳津さんはBタイプでしたが、友永さんはCタイプの男性なのですよ。
上野
一条
それでは早速ですがバチェラーに選ばれる3つのタイプについて解説させて頂きましょう。
上野
3つのタイプ
世の中で成功を収めるには、馬鹿のように見せかけ、利口に活動することである
-モンテスキュー(フランスの哲学者)ー
上野

左に行くほど結婚願望が強く、上に行くほど魅力的
バチェラーになるためには大きく2つの要素が必要です。
上野
1つ目の要素が結婚願望。2つ目の要素が魅力度です。
この図はその2つの軸で男性を4つのタイプに分類させて頂きました。
上野
一条
まず最も理想的なバチェラーは左上の「理想のバチェラー」でしょう。結婚願望もあるし、魅力的でもある。まさに理想のバチェラーです。
上野
しかし、このタイプには1つだけ致命的な欠点があるのですが、それが何かわかりますか?
上野
一条
上野
一条
上野
結婚願望がある上に魅力的なんですよ?
そんな男性が実在したら、バチェラーなんか出ないで普通に結婚してますよ
上野
逆に言えば結婚願望があるにも関わらず、結婚できていない時点でその男性は「魅力的ではない」ということに他なりません。
上野
一条
そのためこのタイプの男性をバチェラーにするのは不可能です。
そもそも存在しないのですから、オファーのしようがありません。
上野
一条
上野
「結婚願望はないけれど魅力的な男性」か
「結婚願望はあるけれど魅力的ではない男性」この2つのタイプのどちらかの男性で妥協してバチェラーに選ぶのです。
上野
一条

上野
番組的に最も有難いのは左上の男性ですが、そんな男性は存在致しません。
ですので「結婚願望無し・魅力的な男性」か「結婚願望有り・魅力的ではない男性」のどちらかにバチェラーをお願いしなければなりません。
上野
それではこのうち、よりバチェラーとして相応しいのはどちらの男性でしょうか?
上野
一条
やっぱりバチェラーは恋愛バラエティなんですから、「結婚願望有り・魅力的ではない男性」の方が相応しいんじゃないですか?
上野
現実的に妥協したバチェラーに出演して貰わなければならないとは言え、番組的に
「妥協しました!」なんて言えるはずもありません。
ですので妥協で選んだバチェラーをあたかも「魅力的で結婚願望ある男性」に見せなくてはならないのです。
上野
そう考えると番組的にどちらの男性の方が有難いかは簡単に分かりませんか?
上野
一条
考えても見て下さい。
「魅力的で結婚願望がない男性」を「魅力的で結婚願望がある男性」に見せるのはそんなに難しくありません。
上野
一言「結婚願望があるようにしてください」とお願いすれば済むわけです。
上野
一条
そもそも結婚願望の有無なんて、本人が口にしなければ分かりませんからね。
「私は結婚願望がありません!」なんてアホなことを言わなければ問題ないわけです。
上野
一方で「結婚願望はあるけど魅力的ではない男性」を魅力的に見せるのは難しいですよ。
上野
魅力的かどうかなんて見れば分かりますからね。魅力的ではない男性を魅力的に見せようと思ったら、かなり本格的に演出を工夫しなければなりません。
上野
一条
上野

- 結婚願望有り+魅力有り(存在しない)
- 結婚願望なし+魅力有り
- 結婚願望有り+魅力無し
上野
一条
3種類のバチェラー
- Aタイプ「結婚願望有り・魅力有り」→実在しない
- Bタイプ「結婚願望無し・魅力有り」→久保さん
- Cタイプ「結婚願望有り・魅力無し」→友永さん
最悪にして最善のバチェラー
民主主義は最悪の政治と言える。
これまでに存在したすべての政治体制を除けばだが。
-ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家)-
それでは先程の図に、これまでの3人のバチェラーを当てはめてみましょう。
上野

まずシーズン1の久保さんは典型的な「魅力的・結婚願望無し」なタイプでした。
上野
シーズン2の小柳津さんも久保さんと同じエリアですが、久保さんと比べると遥かに丸い存在です。
結婚願望が希薄とは言え「良い人がいたらワンチャンありかも?」くらいに考えているタイプでしょう。
上野
だからシーズン2は面白くないんですよね……小柳津さんがまともな人すぎるんですよ……
上野
一条
上野
上野

上野
一条
会ったこともない人のことを、よくも「魅力的ではない」なんて言えますね……
あくまでも””バチェラーとしては”魅力的ではないという意味です。一般人としてはかなり魅力的な男性だと思いますよ
上野
ちなみにあの図に君を入れるとこの辺になりますからね?
上野

一条
友永さんがそこそこ魅力的だってことは分かったでしょ?
上野
一条
ところで一条君。この図を見て何か気がつくことはありませんか?
上野
一条
わざわざシーズン番号まで書いたんですから、察してくださいよ
上野
上野

上野
一条
上野

上野
一条
上野
一条
番組的には優先度が高い男性をバチェラーとして起用したいはずです。それなのに優先度が低い友永さんが選ばれたということは……
上野
上野
本来であれば久保さんや小柳津さんのような右上の男性をバチェラーに起用したかったんです。
ですがそのような人材がいなくなってしまったから、仕方なく優先度3の左下にいる友永さんがバチェラーとして起用されたのでしょう。
上野
一条
でも、ハイスペだけど結婚願望がない人くらいそれなりにいませんか?
上野
一条
存在するからと言って出てくれるかと言えば話は別問題です
上野
久保さんの記事でも書きましたが、右上の男性に出演をしてもらうのは大変なんですよ。
女性にもお金にも困っていないんですから。
上野
久保裕丈という天才の軌跡【バチェラー1】そんな人に出演して貰うためには、彼らに何かしらのメリットを提示しなければなりません。
上野
久保さんの場合は売名という明確なメリットがありました。
しかし2代目3代目のバチェラーになるにつれて売名としての効果が減少しているのは間違いありません
上野
ぶっちゃけ小柳津さんのこととかみんな覚えてないでしょ?
上野
一条
つまり売名効果が薄れてしまった結果、右上の優秀な男性たちはバチェラーという番組に出るメリットが無くなってしまったのです。
そのため右上の男性たちに出演を依頼しても、断られてしまったことでしょう。
上野
上野
友永さんが最悪にして最善のバチェラーであったというのはこういう意味です。
優先度3は最悪の選択肢ですが、優先度2以上の男性が存在しない以上、最善の選択肢であるのは間違い有りません。
上野
びっくりするほど面白かったです‼
素晴らしい考察力!
バチェラー3見る気はないけど上野さんの考察は読みたい…と思ってましたので嬉しいです!!!!!
ありがとうございます!
バチェラー3四周くらいみてるのに毎度毎度ハラハラしてました。この解説を読んで納得することばかりで、とても楽しかったです!
友永さんアホでグズだけどそれでも叩かれ過ぎしゃない?と思ってた1人としては上野さんの考察とっても納得のいくものでした。リアリティではなく紛れもなくリアル!こんな事しちゃう人って周りにも案外居ると思うんです…(番組のシステム的にNGですが)むしろこのまま突き進み2人に結婚してもらいたいです(´ー`)
なるほどなあと思って読めました。
これを読んだ後だと尚更に 最後のスタジオトークのラスト 岩城さん(?)の「人間してるって感じやな」的な発言がしっくり来ますね。まさにリアル。
バチェラー最大の闇の 当事者2人だけが炎上してるというのも どこぞの台本がないという恋愛バラエティと比べて読んでしまいました。
ため息がでるくらい面白かったです。
上野さん、ラブホのスタッフの方なんですか?頭がいいですね。漫画、知らなかったけど読んでみますね。
すごく納得しながら読みました!
ところどころ、サプライズローズのことをファーストローズって誤記してるのが気になりました。
カナヅチ発言の件は、それほど友永さんに認められたいという中川さんの恋心の強さを表すため残したと考えたほうが自然ではないですか?
全体としてとても面白い考察でした!
読んでてなんだかゾクゾクしました(笑)
バチェロレッテも面白かったので是非とも上野さんの考察が読みたいです!
もしお時間あればご検討くださいませ!!