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結婚を先延ばしにする彼の心理

【ご質問】

私は26歳の女で一度転職をし、現在接客業のアルバイト勤務をしております。

付き合って1年半になる彼は同い年で人命にかかわる仕事をしていて、性格は大変慎重派な男性です。お互い現在は実家暮らしです。

半年ほど前彼からプロポーズをもらいました。結婚願望の強い私はとても嬉しかったです。

お互いの両親に挨拶も済み、ブライダルフェアに参加するなど準備を進めている最中、先日突然彼から結婚を延期して欲しいと言われました。

「私のことをこの先絶対に幸せに出来るように準備したい」「仕事の昇進に専念したい」との理由で彼が一人暮らしを始めて30歳くらいになったら結婚しようとのことでした。

なぜこのタイミングなのか聞くと、私があまりにも結婚について悩んでいたため気持ちが固まっていないのにプロポーズしてしまい、なかなか言い出しづらかったそうです。

4年後も好きでいてくれる保証なんてありませんし、正直あまり納得いきませんでしたが私のことをすごく考えてくれたことが伝わり了承してしまいました。

しかし周囲の方、特に親にはかなりキツく「4年も待てなんて、それはおかしい」という旨のことを言われました。

私としては彼を説得してすぐに、とは言いませんがせめて2年後くらいには結婚したいです。

ただ私のことをこんなに考えて出してくれた彼の案に反対するのは私の甘え過ぎでは、とも思います。

彼もストレスが溜まっているのが目に見えているのですが、今のところ彼と過ごせる時間が増える予定がないことに寂しがってしまったり、結婚や子供について考えては泣いてしまう自分も嫌になってしまい大変辛いです。

最悪彼に嫌われて別れてしまうこともあり得るのですが、周囲の考えや自分の不安な気持ちを正当化して彼を無理に説得してしまっていいのでしょうか。

それとも彼の気持ちを1番に尊重して4年間、待ってあげるのが良いのでしょうか。

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

ご質問者様が不安になるのも無理はありません。

4年という年月は人の気持ちが変わるには十分すぎる時間でしょう。それに仮に4年後も付き合っていたとしても、4年後に必ず結婚できるとは限りませんし、4年後にもまた「まだ君を幸せにする自信がない、あと4年待ってほしい」と言われて、結婚は8年後になってしまうかもしれません。

またご質問者様が彼のことを信じたとしても、ご質問者様のご両親様は彼のことを信じることはできないでしょう。すると30歳で必ず結婚するとしても、この4年間ご質問者様はご両親様からのプレッシャーに晒され続けることになるのです。このストレスもまた決して無視できるものではなく、ご質問者様の不安を加速させることは間違いありません。

そう考えると「4年間待つ」という選択は、ご質問者様にとってあまりにも辛いものであると言えるでしょう。とてもではありませんがそんな辛い選択をご質問者様に勧めることは出来ません。

彼は本当にご質問者様のことを考えているのか?

彼が結婚を延期したのは「ご質問者様を幸せにする自信がない」という理由と「今は仕事に専念したい」という2つの理由で御座います。

このうち「今は仕事に専念したい」というのは明らかに彼の事情なので、ご質問者様のことを考えての意見ではないでしょう。

ですので問題なのは「ご質問者様を幸せにする自信がない」という理由なのですが、これは本当にご質問者様のことを考えた理由なのでしょうか?

確かに一見するとご質問者様のことを考えている理由にも見えますが、よくよく考えるとこの理由がご質問者様のことを考えてのものだとはとても思えません。

何故ならばこの理由は彼の気持ち一辺倒のものなのです。

綺麗な言葉で飾られてこそいますが、ようするに「俺が結婚に対して不安を抱えているから、結婚を先延ばしにしたい」と言っているだけでしょう。「幸せにする自信がない」と言えば聞こえはいいですが、それは彼が彼の能力に不安を感じているだけであり、ご質問者様のことを考えているとは言えないのです。

例えば「今結婚すると、君の出世が遅れてしまうから、俺は結婚を我慢する」というような理由であれば、彼はご質問者様のことを考えていると言えるでしょう。彼が考えているのは自分のことではなく、ご質問者様の出世のことなのです。

しかし今回の彼が考えていることは、つまるところ自分の不安感だけであり、ご質問者様のことを考えているとは私には思えません。

一番得した奴が犯人

「この事件が起きたことで、一番得をしたのは誰か考えろ。そいつが犯人だ」

数年前にTwitterを中心にしたSNSで「すき家ストライキ」が話題になりました。当時、ブラック企業の代表格かのように言われていたすき家のアルバイトが奮起して、SNS上ですき家のアルバイトスタッフにストライキを呼びかけたのですが、当時はそれなりに話題になったので覚えている方も多いことでしょう。

結局ストライキはほぼ起こらずに終息したのですが、あの一連の騒動は「首謀者が見えてこない」「話題になる前から記事が投稿されていた」など非常に謎が多いもので御座いました。

もしもあの騒動が偶発的なものではなく、人為的な事件であったのならば犯人は一体誰でしょうか?

そんな時には先ほどの言葉が役に立ちます。

「この事件が起きたことで、一番得をしたのは誰か考えろ。そいつが犯人だ」

例えばストライキが起きるかどうかという話題が盛りがったことにより、すき家(ゼンショーHD)の株価は下落しました。もしもあのタイミングで空売りを仕掛けていたら、その人物はお金を稼ぐことが出来たでしょう。

他にもあの騒動が起きたことにより、敵対企業である吉野家や松屋は相対的にメリットを享受したと言えるかもしれません。

もちろん真相は闇の中で御座いますが、何かが起きた時には「誰が得をするのか」ということを考えることが重要なのです。

 

それは今回のご質問にも言えることでしょう。

彼氏様の一連動きにより、得をしたのは一体誰でしょうか?

ご質問者様は今回こうして私に相談をされるほど不安に苛まれてしまいました。ですので明らかに損をした側で御座います。

得をしたのはどう考えても彼氏様でしょう。

どのような理由であれ結婚を先延ばしにしたかった彼氏様こそが、今回の一連の流れで最も得をしている人物なのは間違いないのです。

とはいえ私はなにも彼氏様が悪どい黒幕だと言いたいわけではありません。

そうではなくご質問者様がされている勘違いを正したいだけなのです。

「彼が私のことをすごく考えてくれた」

今回の出来事で一番得をしたのは誰かを考えれば、彼が誰のことを考えて行動したかは明白でしょう。

もちろん自分のことを考えて行動することが悪いわけでは御座いませんので、彼が悪いと言いたいわけではないのですが、ご質問者様がされている勘違いだけはどうしても訂正したいのでこうしてお話をさせて頂いております。

 

今回の彼氏様のように、相手のことを考えているようで相手のことを考えていない理由を使う方は決して珍しくはありません。

その最たる例は親が子供に言う「あなたのためを思って言ってる」でしょう。

もちろん本当に子供のことを思っていることも御座いますが、この言葉を使う方は基本的に相手のことを考えているのではなく、自分の望みを押し付けたいだけで御座います。

本当に相手のことを思っている方はわざわざ「あなたのためを思って言ってる」なんて言わずに相手のために注意をするものでしょう。

ではそれを見抜くためにはどうすれば良いのでしょうか?

「この事件が起きたことで、一番得をしたのは誰か考えろ。」

言葉ではなく、そのことで誰が得をしたかを考えれば、自ずと答えは見えてくるものでしょう。

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