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可哀想とすら思ってもらえない可哀想な人たちへ

登戸駅前で14人の男女が刺されるという事件が発生しました。

犯人の50代男性はすでに死亡しておりますので、彼にこの凶行に及んだ理由を聞くことは出来ませんが、おそらく彼は「無敵の人」だったのでしょう。

「無敵の人」というのは2ちゃんねるの創始者である西村博之さんが作った言葉であり、失うものが何もない人のことを指します。

社会的信用もなければ、金もない。

友人もいなければ、恋人もいない。

仕事もなければ、頼れる家族もいない。

そして何よりも、彼らには希望がない。

そんな人のことを、西村さんは「無敵の人」と呼びました。

日本には殺人を禁止する法律が存在しない

日本で人を殺すと刑法199条の殺人罪が適用されます。

刑法第199条 殺人罪
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

しかし、この条文は「人を殺したら、このように処罰する」という法律であり、殺人そのものを禁止するものでは御座いません。

これは殺人罪に限った話ではなく、ほぼ全ての法律に言えることでしょう。

この国の法律で「禁止する」という法律はほとんど存在しないのです。

その理由は極めて明白でしょう。

現実的に考えて、法律で人の行為を禁止するなどということは不可能なのです。

例えば先ほどの殺人罪の条文を変えて「殺人を禁止する。なお人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する」としたところで、法律の意味は何も変わりません。

どれだけダメだと言われようと、やる人はやるのです。

そのため法律は「禁止」ではなく「処罰」という方法でしか、罪を規制することができません。

風俗店のポスターで学ぶ罰の意味

日本では売春は法律によって処罰の対象になっておりますが、現実問題として風俗店が多数存在するので一旦この法律については無視するものとしましょう。

さて、女性の方にはあまり馴染みがないことと思いますが、日本の風俗店には大体「本番行為に及んだ場合、罰金として100万円を請求します」というような注意事項が掲載されております。

しかし、某県某所にある風俗店では一風変わった注意事項を掲載しておりました。

先日ツイッターで話題になったので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、そのお店の注意事項にはこんなことが書かれていたのです。

「本番行為に及んだ場合、罰金として1万円を請求します」

この注意書きを見て、皆様はどう感じたでしょうか?

「罰金額が違うだけじゃん」とお考えになった方は、おそらく幸福な人生を歩まれた方でしょう。

私のように性格の歪んだ人間には、この注意書きはこう見えるのです。

「本番行為は1万円です」

そもそも普通の風俗店が「罰金100万円」と書いているのは、別に100万円が欲しいわけでは御座いません。

客が本番行為に及ばないように威嚇をしているからこそ、100万円という大金を書いているのです。

もしも風俗店で女性と本番行為に及ぼうと思っても、この注意書きがあると「流石にこの女に100万円は高すぎる……」と考えて、本番行為に及ばないことでしょう。

ソープに行けば高くても10万円くらいで本番行為はできるのです。

ですので100万円と書いておけば「割りに合わない」と考えて、本番行為に及ぶのを思いとどまるのです。

それではその金額が「1万円」であったらどうでしょうか?

日本で本番行為を行おうと思ったら、安いお店で1万円、高いお店で10万円くらいになります。

「1万円」という金額は極めて適正な金額に他なりません、それどころか少し安いくらいでしょう。

つまりこのお店は最初から本番行為を禁止するつもりなど毛頭なく、法的に「本番は1万円」と書けないからこそこのようなポスターを出しただけに過ぎません。

このように罰とは、犯罪者を思い留まらせるために存在しているのです。

罪を犯すメリットとデメリットを比較して、デメリットの方が大きくなければ罰は罰として機能いたしません。

例えば、今年から有給を消化させないと罰金を与えるという法律が制定されましたが、これもまたその良い例でしょう。

この法律を簡単に説明すると「有給を1年間に5日以上取得させなければ、1人あたりに30万円の罰金を処す」というもので御座います。

この法律を見て、皆様はどう思ったでしょうか?

私はこう思いました。

「1日に6万円以上の利益を上げる社員は絶対に休ませない」

1日に6万円利益をあげる社員を5日間休ませたら、会社の損害は30万円です。

損害と罰金が同じ額なのですから、罰が罰として機能しておりません。

ちなみに日本人の平均生産性はだいたい1時間あたり5000円なので、平均よりちょっと上くらいの社員であれば1日6万円の利益は上げていることでしょう。

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