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減点法は不幸の始まり

【ご質問】

好きな人がデートに誘ってくれて、一緒に食事をしました。

帰りは反対方向にもかかわらず、彼は私の最寄り駅まで送ってくれ、別れた後にすぐ楽しかったという旨のLINEがきました。

しかしそれっきりでLINEを私から送っても返事は1日後です。

デートの最中で相性の食い違いがあれば、わざわざ駅まで送ってくれる必要ないですよね?

どうしてこのような思わせぶりなことをするのでしょうか?

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

このご質問文だけで彼の本心を推測することは出来ませんが、大きく分けて2つの可能性が存在するでしょう。

1つ目の可能性は「脈がある」というパターン。

つまり彼は脈があるからこそ駅まで送り、脈があるからこそ「楽しかった」とLINEをしたものの、それ以降のLINEは遅くなってしまったというパターンで御座います。

おそらくご質問者様はLINEをあまり苦にしないタイプの方かと思うのですが、LINEを苦にするタイプの人にとって「素早い返信」は重労働であると言わざるを得ません。

ですので永遠に返信が来ないのであればまだしも、たかだか1日程度返信が来なかっただけでは脈がないと断定するのは早計でしょう。

LINEを苦にする者たち(私を含む)にとって「1日以内の返信」はむしろ自分で自分を褒めたくなるくらいの迅速な対応なのです。

 

続いて2つ目の可能性は「脈がない」というパターン。

このパターンの場合、彼は脈がないのに駅まで送り、脈がないのに「楽しかった」とLINEを送ったものの、脈がないからそれ以降の返信が遅くなったということになります。

ご質問者様が考えているのはこちらのパターンであり、どうして彼が駅まで送ってくれたのか理解が出来ないのでしょう。

 

さて、この2つのパターンのうち今回の男性がどちらなのかは私には分かりません。さすがにこのご質問文の内容だけでは、彼の心のうちを推測することなど出来ないのです。

しかし、今回のご質問文はご質問者様自身の問題を顕にするには十分すぎる内容で御座いました。

ご質問者様にとっては「彼に脈があるかないか」ということは大問題かと思いますが、私にとってはそんな些細なことよりもご質問者様自身が抱える問題の方が遥かに重要であると考えます。

減点法の権化

先ほど2つのパターンを紹介させて頂きましたが、ご質問者様は「脈がない」というパターンを前提にしてお話をされておりました。

つまり「1日返信が遅れた」という事実のみを重視して、それ以外の彼の行動を「興味がないのに思わせぶりなふりをした」と指摘しているのです。

失礼ながらあまりにも極端すぎる思考回路であると言わざるを得ません。そもそも今回のご質問文を読む限りでは「相手からデートに誘ってくれた」「駅まで送った」「デートの後にすぐにLINEが来た」などのプラスの要素の方が圧倒的に多いのに「1日遅れた」というただその1点を取り上げて「彼はその気がない」と言っているのです。

残念ながら今回の彼に関わらず、こんな減点法の権化のような女性と付き合える人間はおりません。こんな思考回路をしていたら男性に限った話ではなく女性だってご質問者様と仲良くしたいとは思わないことでしょう。

もちろん今回の男性が実際に何を考えているのか私には分かりません。もしかしたらご質問者様の想像通り「デート中に合わないと思ったけど、駅まで送った」という可能性もあるでしょう。

しかし、それはどう考えても可能性の1つに過ぎません。

 

LINEが苦手な人だった。

スマホのバッテリーが切れて返信できなかった。

眠かった。

返信しなくて良い内容だと思った。

ご質問者様のLINE内容が酷くて、そこで冷めた。

振られたと思っていた女の子から連絡が来た。

仕事が忙しかった。

返信内容が思い付かず後回しにしてしまった。

駅の方向が逆というのが嘘だった。

駅の方向は逆だけど、その近くのお店に用事があった。

女性への好意と駅まで送るかどうかに関係はない派閥

早く別れたかったので、強引に駅に押し込んだ

 

適当に考えただけでも簡単にこれだけの可能性を考えることができました。腰を据えて本気で考えれば100個くらいは可能性を考えることだって出来るでしょう。

ご質問者様は本当に「脈がないのに、思わせぶりな行動をする男」という可能性しか思い付かなかったのでしょうか?

もしも本当にこの可能性しか思い付かなかったのであれば、残念ですが想像力が欠如し過ぎていると言わざるを得ません。それだけならまだしも、負の側面ばかり注目もしてしまうという特徴も兼ね揃えてしまっておりますので、これはもう私にはお手上げです。きっと1人で世界を憎みながら不幸な人生を歩むことになるでしょう。

しかしそんなことはないはずです。

ご質問者様だって、おそらく幾つか可能性は考えたことでしょう。しかしその中でご質問者様が最も可能性が高そうだと思ったものを信じてしまっているだけなのだと思います。

ですがその考え方は非常に危険でしょう。今回の彼が行ったことは「返信が1日遅くなる」というだけのこと。たったそれだけのことで「あの人は脈がない」なんて断言するのはあまりにも危険なことでしょう。

どうにもご質問者様は減点法で物事を考える癖がついてしまっているように思います。1つでもマイナスのサインが出ていたら、プラスのサインは全て嘘で、マイナスだけが正しい。そんな思考回路ではどんな方でも関係を継続することは難しいでしょう。

駅までくらい送るよ

おそらくご質問者様は恋愛経験だけでなく、そもそも男性と接した機会が少ないタイプなのでしょう。

正確に言えば「少ないタイプであってくれ」という私の願望も含まれております。何故ならば、もしもご質問者様がそれなりに男性と接しているにも関わらずこのような思考になってしまったのであれば、ご質問者様はあまりにもクソな男性とばかり出会ってきてしまっていることでしょう。

さて、それではご質問者様の仮定、つまり「今回の男性はデートの中で相性が合わないと判断したから連絡が遅くなった」という仮定が正しいとしてお話をさせて頂きます。

この場合、ご質問者様の疑問は「相性が悪いと思ったのにどうして駅まで送ったのか」ということになるでしょう。

この問題は非常に簡単に回答することが可能です。

 

嫌いな相手でも駅までくらい送ります。

もしもこれまでの男性が皆駅まで送ってくれなかったのであれば、ご質問者様に同情を禁じ得ません。

 

そもそも今回の男性はご質問者様のことをデートに誘っているのですから、ご質問者様のことを嫌っている可能性は非常に低いと言えるでしょう。ですので仮にデート中に「合わないな」と思ったとしても、駅までくらい送ります。

ご質問者様は「脈がある=送る」「ない=送らない」という0・100思考で考えているのかもしれませんが、普通の男性であれば脈があろうとなかろうと駅までくらいは送るのです。まして自分からデートに誘った相手であれば送らない男性の方が珍しいでしょう。

またそもそも「脈があるor脈がない」という区分自体も間違っていると言わざるを得ません。

「脈がある」と「脈がない」の間には「ややあり」「ややなし」「悪くない」「嫌われてるかも」「どっちかと言えばあり」「ありよりのあり」「なしよりのあり」など様々な分類が存在するのです。「ありかなしか」なんていう二元論で人間は行動をしておりません。

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