【ご質問】
職場の既婚者の男性Aさんが気になっています。
Aさんは職場でよく「自分は家庭でのヒエラルキーが一番下だ」とか「家ではイエスかごめんなさいしか言っていない」とか「奥さんからぞんざいな扱いを受けている」と言っています。
私はラブラブアピールだと思っており「ラブラブで羨ましい」「仲良いですね」と反応しますが、これは何て返すのが正解ですか?
これはどんな心理なのでしょうか?
【回答】
ご質問誠に有難う御座います。
もちろん言い方によっても異なりますが、普通に考えれば同情をして欲しいのでしょう。
心理もなにも御座いません。文字通りAさんは自分の苦しみを誰かに話したいだけだと思います。
自分は家庭でこんなにも虐げられているので同情してくれないか。
可哀想と言ってくれないか。
こんなに頑張っている俺を認めてくれないか。
概ねそのようなものかと思います。
ですのでAさんにかけるべき言葉は
「大変ですね」
「奥様ひどいですね」
「Aさんが可哀想です」
「Aさんが頑張ってるから、家庭が保たれているんですね」
あたりの言葉になるでしょう。
間違っても「ラブラブで羨ましい」では御座いません。
おすすめフレーズ
ついでと言ってはなんですが、今回のように「同情を誘うセリフ」を言われた時の対応フレーズをご紹介させて頂きましょう。
※Aさん 同情して欲しい人
※Bさん Aさんに酷いことをしている人
「Bさんは酷い」
一緒に怒ってあげる系。やり過ぎるとAさんが「そこまで酷くない」と反論モードに入ってしまうので注意
「私ならそんなことしないですよ」
私ならばそんなことをしないと言うことで、間接的に「Bさんの行為は度が過ぎている」と伝える。
なおこのフレーズはAさんを惚れさせることにも有効。ただしAさんが男性の場合限定。
「普通そんなことしないですよ」
「私ならそんなことしない」の派生系
「普通なら耐えられないですよ」
Aさんが我慢していることを褒めつつ、Aさんの我慢強さが常人離れしていることを伝えることが出来る
「普通なら別れてますよ」
「普通なら耐えられない」の派生系。別れたがっているAさんに最後の一押しをしてあげる。
「私がAさんなら別れてますよ」
「普通なら別れてますよ」の派生系。
「Aさんが可哀想」
定番フレーズ。同情して欲しい人に同情してあげる。
「Aさんが頑張ってるから〇〇なんですね」
AさんとBさんの関係はAさんの努力によって維持されていることを伝える。
「本当にそうなんだよ」と返ってくるので、すかさず「本当に凄いですね」と繋げる。
「もう頑張らなくて良いと思いますよ」
相手の努力を認めつつ、もう頑張らなくて良いと伝えることで聖母のように見える。
Aさん、無理しすぎじゃないですか?
「もう頑張らなくて良いと思いますよ」の派生系。
「そんなんじゃ(精神的に)おかしくなっちゃいますよ」
相手が危機的状況にあると理解してあげる。「精神的に」をつけるかどうかはお好みで。
「私がAさんなら絶対浮気してます」
今回のようにBさんが恋人や配偶者の場合に使える方法。
Aさんのような状態になった人は基本的に浮気したがっている(正確には別の異性に助けを求めている)ので、その気持ちを押してあげる。
「Aさんがいないと、Bさん何も出来ないのに……」
Bさんの無能さを伝えつつ、Aさんを褒める。
このような状況では基本的にAさんはBさんのことを嫌っているので、この言葉は刺さる。特に職場の上司への愚痴を言っている際などに有効。
「え……Bさんってそんな人なんですか? 信じられない……」
Bさんに幻滅したことを伝える。
Aさんは基本的にアンチBさんの仲間が欲しいので効果的。
Aさんが優し過ぎるから調子に乗ってるんですよ!
Bさんを否定しつつ、Aさんが優しいと褒める。
Aさんが優し過ぎるのが悪いんですよ!
一見するとAさんを否定しているようで、完全にBさんを否定している。
「Aさんが優し過ぎるから調子に乗ってる」の派生系
ただし「ガツンと言ってやってください」など、Aさんに努力を求めるのはNG
Aさん、偉すぎません?
Aさんを褒めることでBさんを貶める
「Aさんにはもっと良い人いると思いますよ
Aさんが男性の場合に有効。ただし効果は薄め。
「Aさんが大人すぎる……というかBさん子供すぎません!?」
特に女性に有効。男性にもそれなりに有効。
「(Bさんは)Aさんのこと全然考えてないですね」
Aさんが言って欲しいセリフ。すかさず「そうなんだよ」と返ってくる
「裁判やったら勝てますよ」
飛び道具。このフレーズはどちらかというと「相手を喜ばせるため」ではなく「空気を変えるため」に使う。
ギャグっぽくなるので空気が変わりやすい。
2度と不幸話をされないフレーズ
ここまで紹介したのはAさんを喜ばせるフレーズで御座います。
このフレーズを使えばAさんを喜ばせることは出来ますが、逆に言えばまたしても同じ言葉を求めて不幸自慢をされてしまうことでしょう。
そこで「2度と不幸話をされたくない方」のために、不幸話をする人が言われたくないセリフもご紹介させて頂きます。
「それAさんも悪くない?」
一撃必殺
「Bさんはこう思っていたんじゃないですか?」
そんなことAさんも分かっている
「それくらい普通ですよ」
不幸な話をする人間は「自分が普通の人ではありえない不幸を被っている」と思いたいもの。普通と言われたくない。
「世の中そんなもんですよ」
そんなことAさんも分かっている
「こうすればいいんじゃないですか?」
不幸話をする人間は”自分で一切努力をせずに状況が変わる”ことを願っている。
そのため努力を要する対策は聞きたくない。
「あるある」
不幸な話をする人間は「自分が普通の人ではありえない不幸を被っている」と思いたいもの。普通と言われたくない。
「そんなこと言って〜」
同情して欲しいのに、自慢していると思われたくない