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セフレが欲しいのに、セフレになれない女子大生の悩み

【ご質問】

セフレが欲しい。

セフレが欲しくてTinderを始めたものの、会うとなるとちょっとのことで嫌になって無視したりしてしまいます。

また会ってもワンナイト止まり。相手から次誘われることはなくフェードアウト。長続きする人が欲しいです。特にしつこくしたりしていない、LINEとかメッセージ自分から送らない。

なのでうざがられているなどということはないと思いたいですが、なにが間違っているのか分かりません。

女子大生A様

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

サリー・アン課題という問題をご存知でしょうか。これはASD(自閉症スペクトラム)の判別テストで使われる問題なのですが、ひとまずご質問者様にもこの課題をやって頂きましょう。

 

A サリーはまず箱の中を探す

B サリーはまず袋の中を探す

サリー・アンは誰でも起こる

サリー・アン課題はASDの判別テストの1つとして有名な問題で御座います。

さて、それでは皆様は先程のAとBのどちらと回答されたでしょうか。

もちろん正解はA。サリーはボールを探すためにまず箱を開けることでしょう。

しかしASD傾向の高い方は「B サリーはまず袋を探す」という回答をしてしまうことが非常に多いのです。

これはASDの方が自分と他人の認識の違いを理解するのが苦手な傾向があることが原因であると言われております。

確かにアンがボールを袋の中に入れたのでボールは袋の中にあるのですが、外に行っていたサリーはそのことを知るはずがありません。しかしASD傾向の高い方は「サリーはボールが袋の中にあるということを知らない」ということを理解することが苦手なので「ボールは袋の中にあるからサリーも袋を探すはずだ」と考えてしまう傾向が御座います。

このサリー・アン課題はASDテストの中でも非常に簡単な方のテストなので、ASD傾向の高い方でも論理的に考えて正解を導き出せることはあるのですが、このような「自分と他人の認識の違い」はASDの方でなくとも間違えてしまうことが多いのは間違いありません。

例えばこんな状況を考えてみましょう。

貴方はAさんと一緒に将棋をしています。しかしAさんは貴方が嫌がる手ばかりを指してきます。それは一体なぜでしょうか?

この問題に「Aさんは私のことが嫌いだから」「Aさんは嫌がらせをするのが好きな人だから」「Aさんは嫌がらせをして気を引こうとしているから」というような回答をされる方は少なくありません。

しかし、これもある種のサリー・アン問題と言えるでしょう。

将棋界の巨人である羽生善治さんは「将棋とは相手の嫌がることをするものなのだ」という名言を残しておりますが、対戦ゲームにおいて相手が嫌がる行為というのは、そのままこちらのメリットになるので御座います。

ですのでAさんが嫌な手ばかり指してくるのは、Aさんが勝負に勝つためにしている行動としては非常に真っ当なものであり、「相手が嫌い」とか「嫌がらせが好き」とかそういったような深い事情は御座いません。

「もしも自分が相手の立場だったら」と考えると間違える

「相手の立場に立って考える」

おそらく現代ほどこの考えが重要になった時代は御座いません。

しかしこれを実践するのは非常に難しいでしょう。何故ならば多くの人は「相手の立場に立って考える」時に「もしも自分が相手の立場だったら」と考えてしまうので御座います。

「相手の立場に立って考える」と「もしも自分が相手の立場だったらどうするか考える」は似て非なるもの。この2つの違いを理解しないと今回のご質問者様の問題を解決することは難しいでしょう。

それではまず今回のご質問者様の立場を考えてみましょう。

ご質問者様はセフレを求めてTinderをされていますが、相手が気に入らないと無視をしてしまいます。

一方で相手の男性を気に入った場合はしつこくない女性になるために自分からの連絡を控えているものの、相手からの連絡がなく関係が終わってしまう。

ご質問者様の状況を簡単にまとめるとこのようになります。

そしてご質問者様は「どうして私はウザくない女なのに、2回目がないのか」とお悩みなのですが、この状況を男性目線で見るとその答えは見えてくることでしょう。

ご質問者様は「無し」と判断した男性は無視するのですから、まして自分から連絡をすることなどないはずで御座います。

一方で「有り」と判断した男性にはこちらから連絡することは控えてウザい女性と思われないようにしているのですが、これはどちらも「ご質問者様目線」の話でしかありません。

男性目線で見れば、ご質問者様は有りだろうが無しだろうが連絡をしていないので御座います。つまりご質問者様は「有り」と判断した男性に対しても、「無し」と判断した男性に対しても「ほぼ同じ行動」を取っていると言わざるを得ません。

もちろんご質問者様の心の中ではそれぞれに対して全く違う行動を取っていることとは思いますが、それは「ご質問者様目線」の話であり、相手の男性には分かるはずがないので御座います。

これもまたある種のサリー・アン課題でしょう。

ご質問者様が「この男は有り」と思っているとしても、相手の男性は「相手は自分が有りと思っている」と判断することは出来ません。この認識の差を理解することが、今回のお悩みを紐解く第一歩で御座います。

本気でセフレを求めている女性は少ない

一般論として、Tinderでセフレを探している女性は多くありません。そもそもセフレを探している女性自体が、セフレを探している男性よりも圧倒的に少ないので、このことはご理解いただけることと思います。

この一般論は大抵の方が理解していることなので、Tinderをしている男性の多くもまたこの考えを持っていると考えるべきでしょう。

もちろんご質問者様のようにTinderでセフレを探している女性も存在致しますが、それは稀有な例。少なくとも多くの男性がそう考えているということは非常に重要なポイントで御座います。

つまり仮にTinderをしている女性の過半数が「セフレ探し」でTinderをしているとしても、それを男性が理解していない限り、男性は「Tinderでセフレを探している女性は少ない」と考えてしまうのです。実際にセフレを探している女性が多いかどうかが重要では御座いません。「相手から見てどのように見えるか」ということのみが重要なので御座います。

男性は何故Tinderをしているのか

それでは次に男性が一体なぜTinderをしているか考えてみましょう。

男性がTinderをしている理由は大きく3つ。

恋人探し、セフレ探し、ワンナイト目的で御座います。

もちろん普通の男性は「俺は恋人探しのためだけにTinderをしている!」というように目的を1つに絞ってはおりません。

「ぶっちゃけワンナイトしたいけど、良い子がいたら恋人にしたいなぁ。あとセフレが出来ても嬉しい」というように複数の目的をなんとなく掲げていることでしょう。しかし今回は説明を簡単にするために、男性は先程の3つの目的のうちのどれか1つを持ってTinderをしていると仮定させて説明させて頂きます。

それではそれぞれの男性別に、その男性から見てご質問者様がどのように見えているか考えみましょう。

恋人を探している男性の場合

まずTinderで恋人を探している男性の場合を考えてみましょう。ちなみにおそらくこのタイプの男性は少数派で御座います。

相手がこのタイプの男性の場合、ご質問者様から連絡がなかったことで「自分は脈無しだった」と判断することでしょう。

何故ならば”一般論として”女性は恋人候補の男性に対しては自分から連絡をするので御座います。少なくとも男性はそう考えております。

ですのでご質問者様が自分から「会いたい」とか「今度はどこに行きますか?」というような連絡をしないのであれば、相手の男性は「嫌われた」と判断して、身を引くことでしょう。

セフレを探している男性の場合

次にTinderでセフレを探している男性の場合を考えてみましょう。

この場合で重要なのは、相手の男性が「相手の女性は恋人を探している」と考えているということ。

つまり男性は「相手の女性は恋人を探しているのだから、関係が深くなったら面倒臭くなりそう」と思っている可能性が高いのです。

となれば男性はご質問者様から連絡がないことで、むしろ「厄介事が減った」と喜ぶことでしょう。

セフレを探している男性はセフレを探しているくせに、実際にご質問者様のようなセフレを探している女性が現れてもそれを信じることが出来ません。

彼らの考えるセフレとは「相手の女性は本当は自分と付き合いたいと思っているけど、関係が終わるのが怖くてセフレに甘んじている女性」なので御座います。もちろん別にそういう女性を望んでいるわけでは御座いません。彼らは「女性は恋人を探している」と考えているので、ご質問者様のように最初からセフレになりたいと思っている女性のことを信用できないので御座います。

ワンナイトを望んでいる男性の場合

最後にワンナイトを望んでいる男性の場合ですが、これが最も分かりやすいでしょう。

彼らはワンナイトを狙っているので、ご質問者様とセックスをした時点でご質問者様に用事は御座いません。ですので自分から連絡をすることなどないので御座います。

キモい男問題

このように男性がどのような目的でTinderをしていたとしても、ご質問者様から連絡をしなければ男性が自分から連絡をすることは御座いません。

さらにこの3つの構造的な問題以外にも「キモい男問題」という問題があるでしょう。

この問題は女性がよく間違えるサリー・アン問題で御座います。ですので、この問題を理解するだけで他の女性を圧倒的にリード出来るので、ぜひご理解いただければ幸いです。

さて、ご質問者様はTinderで「キモい男」とマッチしてしまった場合、その男性からの連絡を無視するそうですが、それでは無視しているにもかかわらずしつこくその男性から連絡が来たら、ご質問者様はどう思うでしょうか。

おそらくはキモさが3倍増しになって、キモい男から超絶キモい男へとランクアップすることと思います。もしかしたら、その男性からの連絡をTwitterにアップしてしまうかもしれません。

一方でご質問者様は「有り」と判断した男性から連絡が来ないことに悩んでいるのですから、有りと判断した男性から連絡が来るのは歓迎。彼らから連絡が来ないかと日々待ち侘びていることと思います。

ここで重要なのは、客観的に見ると「キモい男」と「有りな男」がしている行動に差がないということ。

「キモい男」も「有りな男」も「連絡をする」という意味で全く同じことをしているので御座います。違うのは唯一相手の女性の評価だけ。しかし女性からの評価は男性側からは判断することが出来ません。

つまり男性側から見れば、ご質問者様に「連絡をする」という行為は非常にリスキーな行動なので御座います。自分が「有りな男」であれば良いのですが、もしも自分が「キモい男」であればそのやり取りをTwitterにアップされてしまうかもしれません。

もちろん”ご質問者様から見れば”相手の男性が「ありかなしか」なんて一目瞭然かと思いますが、それはサリー・アン問題で御座います。男性から見れば自分が相手にとって「ありかなしか」を判断することは出来ません。

また仮に「おそらく自分は有りだろう」と男性が判断したとしても、まともな男性はその判断を過信したりはしないのです。男性がまともであればあるほど「おそらく自分は有りであるが、自分の判断が正しいとは限らない。」と自分を疑うことが出来ると言えるでしょう。

ですので男性は自分から連絡をすることが出来ないのです。

ご質問者様がどう考えていようとも、男性からすればご質問者様がどう考えているかなんて分かりません。ですので男性は「もしかしたら自分はキモい男に分類されているのかも知れない」と考えて、ご質問者様から連絡がない限り、自分から連絡をしないので御座います。

自分から連絡すればセフレになれる

幸か不幸かTinderをやっている男性のほとんどはセフレかワンナイトを狙っております。

多くの女性にとっては不幸なことで御座いますが、セフレを探しているご質問者様にとっては好都合なのは間違いありません。

問題なのは唯一、ご質問者様が「恋人を探してTinderを始めたけど、相手の女性は無しと判断した女性」がするような行動を取ってしまっていることでしょう。

確かにセフレから頻繁に連絡が来ることを嫌がる男性が多いのは間違いありません。男性の考える理想のセフレは、セックスをしたいときだけ連絡をして、それ以外は連絡を一切取らない女性で御座います。

しかしそれはあくまでも「理想的なセフレ」が取る行動であり、まだセフレになっていない女性が取るべき行動では御座いません。

2、3回セックスをして、相手の男性も「この人はセフレだ」と思ってから連絡頻度を下げれば良いので御座います。それまでは「明日会えます?」とでも連絡して、こちらから連絡を取ったほうが良いでしょう。

ご安心くださいませ。男性のセフレになるのは難しいことでは御座いません。それこそこれまでにご質問者様がセックスをした男性に「久しぶりにご飯でも行きませんか?」とでも連絡をすれば簡単にセフレになることは出来るでしょう。