【ご質問】
結婚が決まり、仲の良い友人にそのことを伝えました。
しかしその友人がとにかく「結婚できて羨ましい!」とばかり言うのです
最初こそ「ありがとうござきます」とか「それほどのことでは」とか返していたのですが、あまりにも言われるので最近はうんざりしてきました。
私は「結婚はしなくても良い」と思っていますが、したいならそれなりに自分から動く必要があると思っています。
こう言ってはなんですが、
・婚活アプリを始める時に「一緒にやらない?」と誘った
・出会いを目的にした飲食店に行く時に「一緒に行かない?」と誘った
・彼女に気がある男性との飲み会をセッティングしようとした
等々
ことあるごとにその人を自分の婚活や出会いの場に誘っておりました。
しかし、乗ってもらえることはなく「気のある男性」の話も「顔も知らないから、嫌」という理由で断られてしまいました。
正直、そんなことでは結婚できるものもできないはずだ、とさえ思ってしまいます。
にも拘わらず、彼女は「羨ましい」「私もしたい」と未だに言ってきます。
今後、彼女には何と言えばいいのか、友人関係を続けるにはどうしたらいいのかわかりません。
【回答】
ご結婚誠におめでとうございます。
アメリカは自由と平等の精神を重んじる国でございますが、その精神を象徴するものとして「アメリカン・ドリーム」というものがあるでしょう。
アメリカン・ドリームとは「どんな人でも努力さえすれば成り上がることができる」というアメリカを象徴する言葉であり、これまで何人もの人間がアメリカン・ドリームを成し遂げ、一代で世界に名だたる人物へとなりました。
貧しい開拓民の子として産まれながら、アメリカで最も偉大な大統領と呼ばれるまでになったエイブラハム・リンカーン。
セールスマンの子として産まれながら、史上最大の資産を築き上げたジョン・ロックフェラー。
彼ら以外にも映画・実業・政治・スポーツなど様々な分野で数多くのアメリカン・ドリームの体現者が生まれております。
しかし、多数のアメリカン・ドリームが誕生するアメリカと言えど、現実的にはアメリカン・ドリームを成し遂げることが出来ない人の方が圧倒的に多いのは間違いありません。
努力さえすれば誰でも成功できるアメリカで、どうして多くの人は成功を収めることが出来ないのでしょうか?
その理由は極めて簡単です。
「努力さえすれば」と言いますが、その「努力」が出来る人は極めて限られているのです。
現実問題として、世の中のほとんどの人間は努力をすることが出来ません。
努力ができる人こそ異常
さて、それでは今回のご質問に戻りましょう。
最初にお断りさせて頂きますが、今回私はご友人様を擁護するつもりは毛頭御座いません。
どう考えても、しっかりと努力をし目的を達成したご質問者様こそが評価をされるべきでしょう。
それに加えてご質問者様はご友人様に数々の救いの手まで差し伸べているのです。
ここまでされているご質問者様を非難することなど私には出来ません。
しかし、ご質問者様の今後の人間関係のためにも、ご友人様のような方がどのような心理をしているのかということを説明させて頂ければ幸いです。
その説明のために「努力できない人の方が圧倒的に多い」ということをご理解頂ければ幸いです。
「結婚」という目的のために、しっかりと計画を立てて実践する。
普通の人はそんな努力をすることは出来ません。
「努力ができる」という点において、ご質問者様は間違いなく人並み以上の能力を持っているのです。