気が変わる原因
人間の気はコロコロと変わるもので御座いますが、気が変わるためには状況が変わらなくてはなりません。
状況が変わるからこそ気が変わるのであり、状況が変わらずして気が変わることはないのです。
特に男性の場合はその傾向が顕著であり、彼の気が変わったのであれば何かしらの状況の変化があったと考えるべきでしょう。
それでは一体どのような状況の変化があったのでしょうか?
今回、状況の変化があったとすれば「5回目のデートをドタキャンした後」で御座います。
つまり恐らくは彼がドタキャンの理由としてあげていた「内定先の顔合わせ」の時に何かがあったのです。
一人旅の男
今回のご質問文を読んでいて、私は1ヶ所気になる部分が御座いました。
それは「数ヶ月前、海外にてお互いひとり旅をしていて出会いました。」という部分。
ご質問文からしてご質問者様も男性も大学生でしょう。
もちろん大学生が海外にひとり旅というのは決して珍しいことでは御座いませんが、ご質問者様と男性は一体なぜ1人で海外旅行をされていたのでしょうか?
海外旅行に行くということが不思議な訳ではありません。
1人で、という部分に疑問が残ったのです。
どうして友人や恋人を旅に誘わなかったのでしょうか?
もちろん友人や恋人がいても1人旅をする方はたくさんいらっしゃいます。
しかし一般的な傾向として、1人旅をする方は現地での出会いを求めているため現地であった日本人よりも外国人と仲良くなる傾向があるでしょう。
また一般的な大学生はどちらかと言えば友達や彼女と海外旅行をすることの方が多いのではないでしょうか?
ご質問者様が1人旅をした理由はご質問者様は当然ご存知でしょうが、彼が一体なぜ一人旅をしていたかということを、ご質問者様はご存知でしょうか?
彼に友達や恋人がいないとは申しませんが、もしかするとあまり交友関係が広くないタイプの方なのかもしれません。
恋愛話はなぜされなかった?
さて、海外旅行の話はこのあたりにして、次に恋愛話について考察させて頂きましょう。
ご質問者様は「自分に恋愛経験がないから」デート中に恋愛話がされなかったとお考えのようですが、ご質問者様の恋愛経験がないだけではデート中に恋愛話がなかったことの理由にはなりません。
彼もまた恋愛経験があまりなかったからこそ、デート中に恋愛話が出なかったので御座います。
もしも彼が恋愛経験豊富であったなら、たとえご質問者様が恋愛話をしなくても彼が少しくらいは恋愛話をされたことでしょう。
つまりデート中に恋愛話が出なかったのは、ご質問者様だけでなく、彼もまた恋愛経験がなかったからである可能性が高いのです。
顔合わせで何があったのか?
それでは最後に今回、この男性に一体何が起きたのかということを考えてみましょう。
連絡が遅いタイプの方なので、単純に遅くなっているという可能性も御座いますが、その場合は今後そのうち彼から連絡が来て問題は解決するので今回は触れません。
彼に何かがあり、そしてそれが原因で5回目のデートがなくなった。
その仮定で今回の彼に起きたことを考えてみましょう。
状況からして彼に何かが起きたのは「5回目のデートドタキャン以降」で御座います。
そしておそらくは内定者との顔合わせ会でその「何か」が起きた。
私はそれが「出会い」であったのではないかと推測いたします。
大変失礼ながら今回の男性はあまり恋愛スキルが高くないと私は予想しております。
まず恋愛話をしなかったこと。
1人旅をしていたこと。
そして1回目から4回目のデートが非常に無難なものが多いということ。
1回目 夜景が綺麗なレストラン
2回目 プラネタリウム
3回目 プラネタリウムなどの定番スポット(勝手に水族館と予想)
4回目 映画
こういったベタなデートが悪いわけでは御座いません。
気軽に「うわ!童貞っぽいデート!!水族館とかww」というように笑う方もいらっしゃいますが、こういうベタなデートをプランニングするのは意外と大変なのです。
確かに発想自体はベタかも知れませんが、予約をしたり予算を組んだりするのはベタなデートでも結構大変でしょう。少なくとも「んじゃ、飲み行くか」というデートをしている方よりは間違いなく必死で女性のことを考えていると私は思います。
ですのであまり慣れていない方が一生懸命考えてこういうベタなデートをプランすることに私は非常に肯定的です。
全国の恋愛慣れしていない男性にお伝えさせて頂きますが、必死で考えたベタなデートを「うわww童貞っぽいww」と笑うような人間のことを気にしないで下さいませ。ベタは王道であり、一番成功率が高いからこそ王道なので御座います。
とは言えこういったベタなデートをする方に恋愛慣れしていない方が多いのは事実。
このような理由から私は今回の男性が「あまり恋愛慣れしていない男性」であると予想しております。
そんな彼にとって、ご質問者様は「彼女になるかもしれない唯一の希望」だったことでしょう。
しかし、内定者顔合わせでおそらく彼は出会ってしまったのです。
ご質問者様以外の「彼女になってくれるかもしれない希望」に。
多分、嫌われたと思っている
今回、ご質問者様は「彼に嫌われたのではないか?」と不安に感じていらっしゃいますが、おそらく彼もまた「流石に嫌われたかな……」と思っているのではないかと私は思います。
理由はどうあれ、彼は3連続ドタキャンをやらかしたのです。
ご質問者様に嫌われたと思っても不思議ではないのではないでしょうか?
もともと彼は「連絡不精」な人間なのです。
そんな彼が「嫌われたかも」と思ったら果たしてどうなるでしょうか?
まず間違いなく「これ以上連絡したら迷惑だ」と考え、連絡を取らなくことでしょう。
それは相手への贖罪のようで、本心は自分への言い訳で御座います。
連絡をするのが面倒
嫌われるのが怖い
そんな自分の感情を正当化するために「これ以上連絡したら彼女に迷惑だ」という言い訳をするので御座います。
とはいえ、もしもご質問者様以外に仲の良い異性がいなければ、それでも彼はご質問者様に連絡をとったことでしょう。
しかし、その理由も内定者懇親会で消えてしまったのです。
今回の件でご質問者様に悪いところは特に御座いません。
彼が連絡をしなくなったのはご質問者様のせいではなく、彼を取り巻く環境が変わってしまったからなのです。
ですので強いてご質問者様にアドバイスをするのであれば
恋愛は早い者勝ちということくらいでしょう。