サラリマーンのやりがい
サラリーマンのやりがいを分類させて頂きました。今回の回答の本筋では御座いませんが、参考までにお読み頂ければ幸いです。
安定給与型
安定した収入を得て、それで仕事以外の目標を達成することがやりがい。
家族の生活や趣味のために仕事をしている人がここに該当する。
また資金を貯めて企業することを考えている人の一部もここ。
おすすめの職業
外資や金融などの成績が重要視されるもの以外ならだいたい何でもOK。
ただし、仕事以外の自分の目標が前提なので、時間的な拘束が短い仕事の方がいい。
給与増加型
自分の収入を増やすことがやりがい。出来高制の営業マンなどがこれに該当する。
「給料を増やして〇〇がしたい」という欲望が必須。
自己証明型や安定給与型と被ることも多い。
おすすめの職業
成果給の職場。金融などに多い。
また「超絶激務&高給」の仕事。
組織帰属型
人間は「組織に帰属したい」という欲望を持っている。
これを達成することがやりがい。
言い換えれば仕事ではなく「人間関係」にやりがいを見出している。
部下の育成などに熱心な人や地位に拘る人などもこれに近い。会社名を言いたがることが多い。
おすすめの職業
大企業。会社名が有名な方が良い。
自己証明型
自分の仕事でどれだけの数字をたたき出せるか、世界にどれだけの影響を与えることができるかということをやりがいにしている。その結果を給料という数字で見ていることもあるが、給料をお金ではなくスコアとして見ていることが多い。
「自分の能力の証明」をやりがいにしている。
根本的にはサラリーマンよりも自営業者に向いているものの、組織の力を使いたいから仕方なくサラリーマンをしているところがある。
例えば「金融商品を売る能力を証明したいものの、企業に属さなくては販売が出来ないから、仕方なく企業に入る」というような形。
おすすめの職業
自分のやりたいことが必要なので、自分のやりたい仕事。
または個人事業主か起業。
スキルアップ型
スキルやノウハウを会社から盗むことをモチベーションにしている。
丁稚奉公などがその典型。極端に言えば「給料なんていりません!仕事を教えてください!」というタイプ。
そのスキルやノウハウで会社外の自分の夢を叶えることが最終目標であり、社内での地位を目指す場合は組織帰属型。
おすすめの職業
自分のやりたいことが前提なので、オススメは無し。
貢献型
人から必要とされることがやりがい。悪化すると人から感謝されないと自分の存在意義を見出せないタイプになる。
優良企業にも多いものの、ブラック企業にも少なくない。
仕事の構造的に人からの感謝を実感しにくいものも多く、そういった仕事になると厳しい(一般事務・経理・法務・安全維持・メンテナンス・ガツガツの営業など)。
おすすめの職業
対面の接客業。介護、医療系など。基本的に現場職の方が良い。
趣味を作る
さて、ご質問者様は「特にやりたいこともない」とご質問文で仰っておりましたが、おそらくこの文脈ですとこれと言った趣味もないことでしょう。
そんなご質問者様に私からオススメしたいことは「趣味を作ること」で御座います。
趣味があれば生きがいも生まれますし、趣味を楽しむために仕事へのモチベーションも上がることでしょう。家に帰っても何もやりたいことがない人が「仕事を早く終わらせよう」なんて思うことは御座いません。家に帰ったら楽しい趣味が待っているからこそ、仕事を早く終わらせようと思えるのです。
しかし、おそらくこれまでの人生で趣味が見つからなかったご質問者様に「趣味を見つけろ」と言ってもそう簡単には見つからないことでしょう。それにご質問者様の「自分にあった仕事を見つけたい」というお悩みにもまだ回答しておりませんでした。
ご安心くださいませ、その2つを一気に解決する手段が御座います。
それは「仕事」を趣味にするという方法。
おいおい何をわけのわからないことを言ってるんだ、とお思いのことと思いますが、少しだけお話に耳を傾けて頂ければ幸いです。私が言っている「仕事」とは、ご質問者様が今行なっている「サラリーマン」としての仕事のことでは御座いません。そうではなく、副業を趣味にしましょう、と言っているのです。
別に副業ですので、種類はなんでも構いません。情報商材系はオススメできませんが、ライターでも廃品回収でも何でも良いでしょう。それこそアプリを開発しても良いですし、イラストを描いたって構いません。
ただし、重要なこととして「給与所得者」にならないこと。副業でアルバイトをしていては構造が何も変わりません。
種類は問いませんので「成果報酬」としての仕事をお選びになると良いかと思います。
成果報酬型の仕事は、その仕事だけで生活しようと思うと苦難の道ですが、趣味として行う分にはこんなに楽しい趣味も御座いません。是非お試しくださいませ。
自分の仕事が誰かの役に立っている。
自分の力で稼いだ。
そんなやりがいを感じるためには「個人事業主」という「趣味」ほど適切なものはないでしょう。
もちろん最終的に「副業」が本業になるかも知れませんがそれはそれで良いでしょうし、副業はいつまでも副業のままとして「今日は仕事があるんで帰ります!」と言えるような社員になるのも良いでしょう。