1度別れた相手と再び恋人になりたいとお悩みの方は非常に多いことと思いますが、残念ながら復縁ほど難しい恋愛は御座いません。
それでは今回は復縁がなぜ難しいのか、そしてどうすれば復縁を成功させることができるのかということを解説させて頂きましょう。
ただし大前提として「復縁するくらいなら、新しい恋人を作る方がはるかに楽」ということを覚えておいていただければ幸いです。
1 同じ結果が見えている
復縁が難しい最大の理由は何と言っても「同じ結果が見えている」というものでしょう。
復縁を望むのは基本的に「振られた側」なのですが、振った側は何かしらの理由があって皆様のことを振ったのは間違いありません。
ワガママすぎる。
束縛が厳しい。
浮気性。
性格が合わない。
その理由は様々ですが、何かしら「別れたい」と思う原因があったのです。
ですので、相手からすれば仮に復縁したとしても、同じ理由でまた別れる未来が見えてしまうと言えるでしょう。
ここで重要なのは別れた原因となった問題点をすでに治していたとしても、相手がそれを信じられないと意味がないということで御座います。
例えば「ワガママすぎる」という理由で振られた女性がいたとしましょう。
彼女は振られた後にそのことを反省して、ワガママを治しました。
そしてワガママを治したことを相手に伝えて、復縁をお願いしたとします。
しかし「彼女のワガママが治ったかどうか」は彼には分かりません。
どれほど「治した」と言っても、彼は「復縁したいから、一時的にそう言ってるだけでしょ?」と考えてしまうのです。
ですので、たとえ問題点を治したとしても相手にそれが伝わらなければ復縁は上手くいきません。
そして「問題点を治した」ということを相手に信じてもらうことの難しさこそが、復縁の難しさの最大の原因と言えるでしょう。
2 次の恋に進んでいる
復縁が困難である2つ目の理由は、相手が次の恋に進んでいるというもので御座います。
そもそも恋人を振るというのは大変な労力なので、そう簡単に「別れよう」と決心をすることは出来ません。
それではその決心がつくのは一体どのようなときでしょうか?
多くの場合、次の恋が始まった時なので御座います。
次の恋人候補が決まったり、他に好きな人が出来たりしないと、別れようという決心はなかなか出来ません。
ですので「振った側」は別れを切り出した時点で、すでに新しい恋が始まっていることが非常に多いのです。
当然ですがすでに新しい恋に向かっている相手に対して、昔の恋人が出てきても勝てる見込みは非常に低いと言わざるを得ません。
3 別れた時のテンションが違いすぎる
先ほども申し上げた通り、復縁を迫るのは基本的に振られた側で御座います。
復縁を迫るくらいですから、振られた側は「とても好きな相手から振られた」と感じていることでしょう。
しかし「振った側」はオブラートに包まずに言えば「嫌いだから振った」なのです。
つまり復縁は「相手のことが好きな人(振られた側)」と「相手のことが嫌いな人(振った側)」の恋愛にならざるを得ません。
スタート地点が完全なる逆境。
この厳しいスタートこそが復縁を難しくしているのです。
4 不確定要素が少ない
これまでの問題点は「好意」に関するものでしたが、復縁にはその構造からして致命的な欠点が御座います。
それは「ドキドキがない」ということ。
恋愛の楽しみは人によって様々ですが、ドキドキ感が重要な楽しみであることは間違い無いでしょう。
初めてのデート。
初めて手を繋ぐ。
初めてのキス。
そんな恋愛の楽しみである「ドキドキ感」が復縁には御座いません。
なぜならば復縁はすでにその「ドキドキ感」を体験してしまっているのです。
相手のことを知っていると言えば聞こえはいいですが、それは言い換えれば「不確定要素」が少ないということ。
恋愛の醍醐味であるドキドキ感が欠けた恋愛は、ドキドキ感に溢れる初めての恋愛に比べて魅力が少ないと言わざるを得ません。
5 世間体が悪い
もしも皆様の友人が復縁をしたら、どう思うでしょうか?
何も思わないという方もいらっしゃるでしょうし、「まーたやってるよ」と思う方もいらっしゃることでしょう。
皆様がどちらの感想を抱くかは分かりませんが、世の中には復縁を肯定的に捉えていない方も多いので、復縁は世間体が悪いのです。
また恋人を振った側は大抵の場合、振った後の友人との会話で「自分がどうして相手を振ったのか」という話をするのですが、この内容は端的に言って悪口でしょう。
もちろん極力悪口にならないように言い方に気をつける方も多いですが、こちらから振っているのですから内容は悪口にしかなりません。
そんな状況で復縁をしてしまったらどうなるでしょうか?
振った側の友人は「あんなに悪口を言っていたのに……」と感じることでしょう。
このような事情もあり、振った側はなかなか復縁に応じることが出来ないのです。