ブスのまぐれは起こらない
美女と野獣は存在するのに、王子とブスのカップルが存在しないのは、イケメンと美女の希少性にも原因があることでしょう。
イケメンの方が希少性が高い以上、順当に上から付き合っていった場合「美女と野獣カップル」しか成立しないのです。
しかし、世の中のカップルは何も上から順当に付き合っているだけではありません。全体的な傾向としては同じくらいのレベルの異性と付き合うことが多いとは言え、例外は当然存在するのです。
男性の中でも最下位レベルの男性が、トップ1%に入るような美人と付き合うようなことが御座いますが、これはまさに典型的な例外でしょう。
それでは一体なぜこのような例外が発生するのでしょうか?
これは行動力の差であると私は思います。
例えば誰がどう見てもブサイクな上に経済力もない男性が、現役の超人気アイドルにアプローチをして成功する可能性はどれくらいでしょうか?
おそらく0.1%もないことでしょう。0.1%もかなり優しい表現で、現実的にはほぼ0と言っても問題ありません。
ですので彼が超人気アイドルにアプローチをしようとしていたら、多くの方が「バカなやつ」と彼を笑い者にすることでしょう。
しかし、ほぼ0%と言ってもそれは0%では御座いません。0.1%なのか0.01%なのかは分かりませんが、決して0%ではないのです。
このわずかな確率こそが美女と野獣カップルが誕生するの最大の原因でしょう。
年収10億とか100億というような規格外の男性を除けば、美女と野獣カップルを達成している男性は自分からアプローチをしているのです。
周囲の人間から「お前にゃ無理だ」「釣り合わねえ」「鏡を見たことありますか?」と笑われながら、それでもなおアプローチを続けた醜男だけが美女と野獣を達成していると言えるでしょう。
もちろん同じ境遇の女性と比較すれば、男性が感じるプレッシャーは少ないかもしれませんが、美女と野獣を成立させた男性は周囲からの逆風を跳ね除けて美女にアプローチをしているのです。
善悪はともかくとして、ツイッターでよく見かけるクソリプおじさんなどはこの最たる例でしょう。どこからその自信が湧いてくるのかは分かりませんが、周囲からの批判をものともせず果敢に攻める姿勢には学ぶものがあるかもしれません。
一方で女性は男性よりもまともなので、周囲の人から笑われるような挑戦はしない傾向があるでしょう。
これこそが美女と野獣は存在するのに、王子とブスは存在しない最大の理由ではないでしょうか?
美女もイケメンもモテるので、わざわざ自分から野獣やブスにアプローチをすることはありません。ですのでブスや野獣が美形と付き合おうと思ったら、自分から挑戦してわずかな可能性に賭けるしかないのです。
野獣は周囲から笑われても、そのわずかな可能性に賭けて挑戦をするので美女と付き合える可能性がわずかながらに御座いますが、ブスはイケメンに果敢に挑戦することが御座いませんので、そのわずかな可能性すら御座いません。
美女と野獣カップルは存在し、王子とブスのカップルは存在しないというのは確かに事実で御座いますが、それと同時に「美女に果敢に挑戦して朽ち果てた野獣」はそれこそ掃いて捨てるほど存在するのに「王子に果敢に挑戦して朽ち果てたブス」がほとんど存在しないという事実も忘れてはいけません。
美女と付き合えている野獣の足元には、何十何百という挑戦に破れ朽ち果てた野獣の亡骸が転がっている。
もちろん男性が顔を重視するというご質問者様の推測も決して間違いでは御座いませんが、美女と野獣問題の足元には多くの亡骸が転がっていることをご理解いただければ幸いです。
【出典】