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辛い思い出しか生まれない恋愛に、何の意味があるのだろうか?

【ご質問】

私は交際する人の心が分かりません。

付き合っても、いずれ手を繋いで、体の関係を持ち、どちらかが浮気して終わり、みたいなストーリーだと思います。

傷つく結末が見えているのに、なぜその過程のためだけにこんな面倒なことができるのですか?

1度だけ付き合ったことがありますが、7割くらいが嫌な思い出です。

【回答】

ご質問誠に有難うございます。

この世の全ての恋愛は、いつかは終わりを迎える運命にあるでしょう。

ご質問者様が仰るような「浮気して終わり」という運命を避けたとしても、全ての恋愛はいつか「死別」という形で終わりを迎えるのは避けられません。

そして別れが辛いことであることもまた事実。

不仲になった別れは傷つくもので御座いますし、仲の良いまま別れを迎えてしまったら、それはそれは悲しいことでしょう。

そういう意味ではご質問者様の仰る通り、全ての恋愛が悲しい結末を迎えることは間違いありません。

どうして人は生きるのか

哲学的な問いになりますが、人はなぜ生きるのでしょうか?

生物学的な話をすれば、生物は自分のDNAを後世に残すために生きているのですが、生物学的な話を抜きにすれば人はなぜ生きるのでしょうか?

どれほど楽しい人生を送ろうと、どれほど不幸な人生を送ろうと、死んでしまえば全ては同じで御座います。

つまり人生の目的を最終的な結末に置くのであれば、どんな人生を歩もうが意味は御座いません。

それこそ今この瞬間に首を括ろうが、100歳まで幸せに生きようが、最終的に得られるものは同じでしょう。

仕事を頑張ろうが

恋愛を楽しもうが

友情を育もうが

家族を愛そうが

人間の人生の結末は皆平等に死で御座います。

ですのでもしも人生の目的を最終的な結末に求めるのであれば、人生を生きる意味は御座いません。

今すぐ死んでしまえば良いのです。

生まれた瞬間に死ねばいいのです。

そもそも生まれて来なければいいのです。

 

しかし、私たちはどういうわけかまだ死んではおりません。

それは人生の目的が最終的な結末だけによるものではないからでしょう。

 

ご質問者様は「なぜその過程のためだけにこんな面倒なことができるのか」と仰っておりますが、その答えはここにあるのではないでしょうか?

私たちは最終的な結末のために生きているのではなく、過程を充実させるために生きているのです。

たとえ最終的な結末が死という平等に無なものであったとしても、その過程に意味を見出すことが出来ているからこそ、私たちは生きているのでしょう。

 

恋愛もこれと同じ。

全ての恋愛は必ず終わりを迎えます。

それが死別なのか、浮気なのか、仲違いなのか。

その理由は様々でしょうが、最終的に終わりを迎えることだけは間違いありません。

ですので恋愛の目的を最終的な結末に求めるのであれば、恋愛なんてしないほうが良いでしょう。

しかし、結末ではなく過程に意味を見出すのであれば。

たとえ必ず終わる恋愛であっても、その意味はあるのだと思います。

たとえ辛い思い出だとしても

私の回答では珍しい形になりますが、ご質問者様に1つの曲をお送りさせて頂きたく思います。

中島みゆきさんの時代。

ちなみにご質問者様がおいくつかは分かりませんが、50代60代の上司の前で歌うと喜ばれる曲の1つでも御座いますので、処世術としても是非ともお聞き頂ければ幸いです。

それではこの曲の一節をご紹介させて頂きましょう。

そんな時代もあったねと

いつか笑える日がくるわ

あんな時代もあったねと

きっと笑って話せるわ

中島みゆき 時代 より引用

ご質問者様は過去の恋愛で悲しい思いをされたようですが、そんな悲しい思い出もいつかは笑える日が来ることでしょう。

それがいつになるのかは私には分かりません。

明日かも知れませんし、1年後かも知れません。

もしかしたら10年後かも知れませんし、死ぬ前日かも知れません。

しかし、悲しい思い出はいつの日か笑える思い出になるのです。

そして悲しい思い出を笑い、楽しい思い出を笑える人生であれば、たとえ結末が死であったとしても、その人生という過程は良いものだったと言えるのではないでしょうか?

 

 

もちろん私はご質問者様に恋愛だけを勧めるつもりは御座いません。

しかし結末が同じだからと言って、何も行動をしないような人生だけはどうか歩まないで下さい。

本当に悲惨な人生があるとするならば、それは悲しい思い出に埋め尽くされた人生ではなく、悲しい思い出すらない人生なのです。

結末だけに意味を見出してしまうと、全ては死という結末になり何も思い出のない人生になってしまいかねません。

そんな悲惨な人生だけは、どうか歩まないで下さいませ。

恋愛をしろとは言いません。

しかし「結末」だけに意味を見出すような人生は歩まないでくださいませ。

辛い恋愛に意味はあるのか

いつかは絶対に破綻する恋愛と分かっていながら、それでもなおその恋愛に溺れる方は多いでしょう。

既婚者と付き合ってしまっている方

彼女に昇格する見込みのないセフレになってしまった方

決して振り向いてくれない人に恋をしてしまった方

その恋愛は辛く苦しいものでしょう。

未来がない恋愛だと分かりつつ、それでもなお好きになってしまった自分に強い罪悪感を抱いているかも知れません。

確かに出来ることならば、未来のある恋愛をするに越したことはないでしょう。

不倫や浮気を推奨するつもりも御座いません。

ですが、その強い思いに意味はあると私は思います。

恋愛の目的を結果だけに求めるのであれば、これらの恋愛は全て無意味な時間の浪費で御座いますが、恋愛の目的を過程に求めるのであれば、結末が破綻しかない恋愛にも意味あることでしょう。

もちろん誰かを傷つける恋愛を積極的に勧めるつもりは御座いません。

出来ることならば、早めに違う恋愛に進んだ方が良いでしょう。

しかし、たとえ破滅しか迎えない恋愛であったとしても、その恋愛に意味がないということにはなりません。

誰かのことを全力で愛した。

その過程はどんな結末になったとしても、意味があることなのです。

辛い恋愛をされている皆様。

その恋愛は確かに破滅という結末しか迎えないことでしょうが、たとえ結末が破滅であったとしても、それは無意味な恋愛では御座いません。

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