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理解できない人を理解するための考え方

理解できない人と出会った時、その人の「論理力」「目的」のどちらが理解できないのかということを考えると良いでしょう。

人間は基本的に自分と同じような人の考え方しか理解することが出来ません。

ですので理解できない人と出会った時には「この人は自分とは違う軸で生きている」と考えなくてはならないのです。

そして「違う軸」というのは「論理力」と「目的」の2つの軸で考えると分かりやすいでしょう。

論理の軸と目的の軸

人間の考え方は「目的」と「論理力」の2つの軸で分類をすることが可能です。

まず目的ですが、その人がどのような目的で行動しているかという基準で御座います。

お金を稼ぎたい

好きな子と付き合いたい

もっと有名になりたい

そういった欲望が「目的」となります。

 

次に論理力ですが、これは自分の目的に対してどれだけ合理的な行動が取れるのかという能力で御座います。

例えば「東京から大阪に出来る限り速く行く」という目的を持っていた場合、合理的な方法は飛行機か新幹線でしょう。

しかし、飛行機や新幹線という方法を知らない方は普通電車という選択肢をとってしまうことも御座いますし、計算能力が著しく低い方の場合、自動車で東名高速道路をかっ飛ばすという方法を取ってしまうこともあるかもしれません。そして信じられないほど論理力が低い方の場合、全力疾走で大阪に走るという方法を取ってしまうこともあるでしょう。

彼らは「速く大阪に行きたい」という目的こそ一致しているのですが、論理力に差があるのでこのように異なる方法を使ってしまうのです。

理解できない4種類の人間

人間は自分と違った考えをしている人間のことを理解することが出来ません。

つまり先ほどの2つの軸で考えると、次の4つのタイプの人間のことが理解できないと言えるでしょう。

1つ目は「バカな人」

自分と同じような目的を持っているものの、論理力が自分よりも劣っている人が「バカな人」に分類されます。

例えば根性論だけで売上をアップさせようと上司などがこれに該当するでしょう。

「売上をアップさせたい」という目的は一致しているのですが、その方法が間違っているので理解できない人になってしまっているのです。

2つ目は「変わった人」

論理力はそこそこ高いものの、そもそも目的が異なっている人がこのタイプに分類されます。

例えば皆様の企業に敵会社のスパイが紛れ込んでいたとしましょう。

彼らの目的は「売上アップ」ではなく「売上ダウン」なので、どれだけ論理的に議論を重ねても絶対に意見は一致しません。

ですので彼らもまた理解できない人になってしまうのです。

3つ目は「優秀な人」

私たちよりもはるかに優秀な頭脳を持っている人がこのタイプに分類されます。

あまりにも優秀すぎるので、私たちは彼らの行動が理解できません。

例えば織田信長などが良い例でしょう。

織田信長の行動はどれも極めて合理的なのですが、当時の人からすると「頭のおかしい人」にしか見えなかったのです。

例えば桶狭間の戦いでは、信長は2000の兵で25000の今川軍に突撃しました。

他の武将は「ついに大将も気が狂ったのか……」と理解が出来なかったことでしょう。

しかし、信長の中には勝算があったのです。だからこそ織田軍は今川軍を桶狭間の地で破ることが出来ました。

このように「優秀すぎる人」というのは「理解が出来ない人」に分類されてしまうのです。

逆に言えば「優秀すぎる人」から見ると、私たちこそが「バカな人」に分類されていると言えるでしょう。

そして最後の4つ目がヤバい人。

目的が異なり、なおかつ論理力も低い方がこのタイプに分類されます。

あまり良い例えではありませんが不審者などはこのタイプに分類されるでしょう。

彼らは我々と違った目的を持っていますし、行動も合理的ではないので理解が出来ません。

このタイプの方は何をしでかすか全く予想がつかないので、ある意味でもっとも危険な存在と言えるでしょう。

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