注意
本記事はいわゆるメンヘラと呼ばれる方に対して出産を推奨するものでは御座いません。
あくまでも「このように考えることで、自分自身の欠点を長所のように捉えて欲しい」と考えて記事を作成させて頂きました。
本記事でご不快な思いをさせてしまった方に、この場を借りてお詫び申し上げます。
私の知人に「バンドマン」兼「ホスト」兼「バーテンダー」という「付き合ってはいけない3B」のうち2Bをクリアしている男がおります。
浮気・セフレは当たり前。彼と出会って幸せになった女性は私が知る限り1人もおりません。
そんな自他共に認めるクズ男なのですが、彼がなかなか面白い話をしていたので今回はそれをお話させて頂きたいと思います。
バンドが解散するとバンギャはどこへ行く?
私:ちょっと教えて欲しいことがあるんだけど。
2B:ん?
私:君のバンドのファン。いわゆるバンギャね。彼女たちって、バンドが解散したらどうなるの?
2B:まぁ色々あるよ
私:色々?
2B:バンドが解散するとそのままバンギャを辞めちゃう子もいるし、他のバンドの追っかけになる子もいる。あとホストやアイドルにハマる子もいるね。
私:なるほど。
2B:でも、まぁメンヘラな子はだいたいグルグル回ってるだけだね。バンドが解散しても次のバンドにハマるだけって感じ。それでそのうち俺みたいなホスト兼業のバンドマンと出会ってホストにハマって借金して、まぁあとはお決まりのルートだね。
私:じゃあ、その子たちはどうやったらそういうクズ男スパイラルから脱却できるの?
2B:いい男と付き合って脱却する子もいるけど、まぁまずいないね。そういう子ってそもそもまともな男の知り合いがいないし、偶然付き合えてもまともな男じゃ物足りないんだよ。
私:やっぱり迷惑をかけまくってくれるクズ男じゃないとダメなのね。
2B:まぁそういうこと。だいたい3ヶ月くらいで別れて、また戻ってくるよ。
私:じゃあどうやったらメンヘラな女性はメンヘラから卒業できるの?
2B:出産だね。
私:出産?
2B:どっかのクズ男の子を妊娠するじゃん? でもクズ男だから、まぁまず知らん顔するんだよ。
2B:それでシングルマザーを覚悟して出産。そうするともう2度と俺たちのとこに来なくなるよ。それがメンヘラの卒業。
メンヘラは子どものいない母親
私はこれまで何人もの「メンヘラ」と呼ばれる女性にお会いしてきましたが、彼女たちがどうしてメンヘラになってしまうのかということを考えると、次の2つの気持ちが非常に強い場合において女性はメンヘラ化するのではないかと思いました。
1つ目は「必要とされたい」という気持ち
2つ目は「この人なしでは生きていけない」という依存心
この2つの欲求が大きく満たされていないとき、人はメンヘラ化します。
つまり今の時点ではメンヘラとは程遠いような女性であったとしても、この2つの欲求が満たされないようになればメンヘラ化する可能性もあるということ。
例えば仕事で「必要とされたい欲」を満たしていた女性が失職してメンヘラ化してしまうようなこともあるでしょう。
どれほど精神的に安定しているように見えるかたであったとしても、ちょっとバランスを崩してしまえばその精神は簡単に崩壊してしまうのです。
むしろ精神的に安定しているように見える人ほど「あの人はしっかりしているから」という思い込みで追い詰められやすいとすら言えるかもしれません。
とはいえ世の中には「メンヘラ化しやすい女性」と「メンヘラ化しにくい女性」がいらっしゃいます。
メンヘラ化しやすい女性とメンヘラ化しにくい女性では一体何が違うのかといえば、それは欲求を満たすのに必要な労力でしょう。
例えば1日1回「あなたのおかげで生きていける」と言って貰わないとダメな人と、1年に1回で良い人であれば前者の方がメンヘラになりやすいと言えます。
「必要とされたい欲」が大きいのです。
普通の人なら満足できるような状況であっても「私はもっと人の役に立ちたい」と不安になってしまうのでメンヘラ化しやすいと言えるでしょう。
つまりメンヘラ化しやすい女性を一言でいうと
「ものすごく人から必要とされたがっていて、ものすごく特定の人に依存する女性」
なのです。
このことと先ほどのバンドマンの話を組み合わせた時、私はこう思うようになりました。
メンヘラは「子どものいないお母さん」なのだ、と。
母親は子どもにものすごく必要とされている
全ての母親がそうだ、という訳では御座いませんが一般的に母親は「人から必要とされたい欲」と「特定の人への依存心」が極めて強い傾向にあるでしょう。
もちろんその対象は子どもで御座います。
地球上のどこを見ても、人間の子どもほど未熟に生まれてくる動物は他におりません。
歩き出すまで1年。自分で食料を確保するまで10年以上もかかるのです。
ですので母親は「必要とされたい欲」を持て余すことは御座いません。
何故ならば恐ろしいまでに何も出来ない子どもが常に自分を頼ってくるのです。
だからこそバンギャやホスト狂いの女性の多くは、出産をすることでそれらから卒業することが出来るのでしょう。
「人から必要とされたい」という欲望が有り余っている女性が、その欲望を発散するためにホストやバンドマンに熱中しているのです。
ですので子どもという欲望の発散先が見つかれば、ホストやバンドに熱中することはあまり御座いません。
むしろそういう女性は母親になると、普通の女性よりも熱心に子どもに向き合うことでしょう。
メンヘラは「人の役に立ちたい。人に必要とされたい」という欲望が強いだけの女性なのです。
子どもがいない間は、その欲望の発散先が見つからずホストやバンドにハマってしまったりもいたしますが、子どもという発散先さえ見つかれば、その欲望は「強い母性」として働くことでしょう。
メンヘラは子どもを産めば治ることが多い
メンヘラと呼ばれている方の多くは、子どもを産むことでメンヘラがメンヘラでは無くなります。
つまり強い依存心自体は治っていないのですが、その依存心が子どもに向くので問題が起こらなくなるのでしょう。
とは言え、私は何も「メンヘラを治すために子どもを産め」と言いたい訳では御座いません。
そうではなくメンヘラな女性に自信を持っていただきたくこの話を書かせて頂きました。
メンヘラな女性は、優れた母親なのです。
子どもを愛し、子どもを育てることに特化した能力を持った素晴らしい女性であることに間違いありません。
もちろん子どもに依存しすぎて子離れが出来ないなどの問題が発生する可能性も御座いますが、そう言った点を除けば非常に高い母性を発揮するのではないかと思います。
古来人間という生物は10代で子どもを産む生き物で御座いました。
ですので「人から必要とされたい」という強い欲望を持っても、その欲望の発散先である子どもがいたので問題がなかったのです。むしろ「人から必要とされたい」という欲望が弱い女性の方が問題だった可能性すらあるでしょう。
しかし、幸か不幸か現代は出産年齢が上がってしまいました。
だからこそ「人から必要とされたい」という欲望だけが先走り、「メンヘラ」という問題となって現れてしまったのです。
ですのでどうかご安心ください。
メンヘラは、子どもを深く愛する女性の証拠でもあるのです。
クズなバンドマンやホストにハマってしまっているのも、それはクズなバンドマンやホストが子どもと同じくらい手間のかかる存在だからこそ。
クズな男に尽くしているからメンヘラと呼ばれるだけであり、その能力が自分の子どもに向いた時、それは素晴らしい母親となることでしょう。
何も子どもを産めとは言いたい訳では御座いません。
むしろ無計画な出産は母子ともに非常に危険であり、注意をさせて頂きたく思います。
ただ、メンヘラでお悩みの女性の皆様が「私の性格は欠点じゃなくて、優れた母性本能の証拠なんだ」ということに気が付いて頂ければ幸いです。