ご質問
20代の婚活中のOLです。
今回、質問させていただきたいことは趣味コン(街コンの一種)で知り合った男性の、1ヶ月間の中での心情の変化についてです。
是非、ご意見・ご考察をお聞かせいただければと思います。
お相手の男性は、私より7歳年上の方です。
アニメや漫画の趣味コンで知り合い、たった3週間の中ではありますが、毎週末会うようになりました。
その中で「自分の事を男として見れますか?」といった質問をされたことは1度だけありましたが、答えようとすると、やっぱり忘れてくださいと遮られてしまいました。
その後、付き合って欲しいとの言葉はなく、次の約束をする時も、貴方が良ければと付け加えてデートに誘ってくださっていました。
そして、出会って1ヶ月になる日に4回目のデートの約束をしていたのですが、私の体調不良により叶わず、元気になったら美味しいものを食べようとラインでやりとりをしていました。
しかし急に、「俺、空気読めてないところあるよね、ごめん。鬱陶しいところとかあれば言ってください」とラインが来たきり「そんなこと思ってないです」とラインを送っても、返信が来なくなりました。
私は鬱陶しい等とは思ってもおらず、誰かに話をしていないので、男性からの唐突なラインに戸惑ってしまいました。
どうしていきなり、男性がネガティブな部分について切り出し、関係が終わってしまったのか、ご意見、ご考察をお聞かせいただければと思います。
回答
ご質問誠に有難う御座います。
今回の男性の心理を解説するだけならそこまで難しい話では御座いません。
彼はご質問者様の「体調不良でデートをキャンセルしたい」という言葉を深読みしたのです。
「デートに行きたくないから、体調不良って嘘を付いたんだ……」と。
恐らくは何かネットの恋愛コラムでも読んだのでしょう。
「デート 体調不良 心理」
とかそんな感じで検索し、何ページかコラムを読んで彼はその結論を確信したことと思います。
恋愛コラムは基本的により悪い推測が書かれる傾向にあるので、この手のキーワードで調べたページには「体調不良は嘘! 本当はデートが面倒になっただけ」的なことが書いてあります。実際に私も検索してみましたが、概ねそのような結果だったので宜しければ皆様も検索してみて下さいませ。
それに結果として今回はその深読みが外れてしまいましたが、彼の推測はそこまで的外れなものでも御座いません。
行きたくないデートの約束をキャンセルする際の理由として「体調不良」は「急に仕事が入って……」に並んで定番であることは私も否定致しません。
さて、彼が「デートに行きたくないから、体調不良って嘘をついたんだ」と確信をしたとしたら、急にネガティブな部分を話し出した理由もご理解頂けることでしょう。
彼は「「体調不良」がデートをしたくないだけの体裁であり、本当に体調不良なわけではない」ということを理解していると、ご質問者様に伝えたかったのです。
彼にとって最悪の未来は「あいつ「体調悪い」って言ったのに察しないのかよ……マジキモい……」とバカにされること。
それを避けるためには、自分から「空気読めてなくてごめん」と言わなくてはならなかったのでしょう。
このことはご質問文の他の部分からも読み取れます。
特に顕著なのが「貴方が良ければ」という部分。
老紳士の言う「お嬢さん、もし良ければ私とお茶でもいかがですか?」と文面は似ていますが、恐らく意味合いは全く異なることでしょう。
彼は「私は強引に誘う勘違い野郎ではない」と言いたかったのです。
強引に誘わないと言えば聞こえは良いですが、言い換えれば女性の退路を断つ誘い方であるとも言えるでしょう。
そもそもわざわざ「貴方が良ければ」なんて言わなくとも嫌なら誰もデートに応じたりは致しません。それなのに彼がわざわざ「貴方が良ければ」と付け加えたのは、彼が安心したかったからでしょう。
つまり「貴方が良ければ」という言葉を極めて悪意を持って意訳すれば
「私は貴方に対して「貴方が良ければ」という言葉を言った。だから貴方は嫌なら断れたはずだ。つまり貴方がデートに来たということは、私とデートがしたかったという事であり、なおかつ私が強引に誘っているわけではないということの証明である。」
的な意味合いになるでしょう。
もちろん同じようなフレーズでもそう言った意図を持たずに使うのであれば問題ないのですが、今回のご質問文から推測される男性像から推理すると多かれ少なかれそのような意味があったのではないかと思います。
逆に言えば、彼はわざわざ「貴方が良ければ」という言葉を付けなければ、例えデートに女性が来てくれても
「もしかして強引に誘ったって思われているんじゃないだろうか……もしそうなら僕は「空気が読めない男」とバカにされているかも知れない。ああ、彼女は本当はデートに来たくなんかなかったんだ。」
というような感情に苛まれてしまうということでしょう。