友達と恋人の違い
さて、今回のご質問者様は「全くそんな感じがなかった、そんなふうに思われてるとは思わなかった」と言われてしまうほど、恋人候補として意識をされていなかったようですが、逆に言えば「親友」と呼べる関係になれていることからも分かるように「身だしなみ」や「コミュニケーション能力」などに致命的な問題がないことも間違いありません。
ですのであとは「恋人行き」の電車に乗ることさえ出来れば問題は概ね解決するでしょう。
しかし、その「恋人候補として見てもらう」ということこそが至難の業。
ご質問者様も「全く下心を出していなかった、ヘタレ過ぎた」と仰っておりますが、下心は出し過ぎれば引かれますし、ヘタレも反対に行き過ぎればただの傲慢な男になってしまいます。
それでは具体的に「友達行き」になりやすい行動と「恋人行き」になりやすい行動から、ご質問者様が取るべき行動について考えて見ましょう。
「友達行き」になる方法
１）複数で遊ぶ
友達行きになりやすい男性がやりがちな行動のトップに君臨するのが「複数人で遊ぶ」で御座います。
もちろんサークルの集まりや会社の飲み会などのように10人20人という単位で集まることは問題ないのですが、休みの日にわざわざ時間をとって「複数人」で遊ぶというのは「貴方を口説く気がありません」と言っているのとほとんど同じであると言えるでしょう。
特に最悪なのが「男性1人・女性複数」という状況。
これは女子力が高めな男性の場合、比較的陥りやすい状況で御座います。女性が複数な時点で、女性は「友達と遊ぶ」という気持ちになってしまい、その「友達」の中に男性も含まれてしまうのです。
確かに気になる女性と遊ぶ際に「2人きりだと断られるかも……」という不安から、複数人で遊ぼうと誘ってしまうお気持ちは分かります。ですが、複数で遊ぶということは「その日は絶対に口説かない」と言っているようなもの。ご質問者様が仰ったように「下心を出さない」という状況になってしまうのです。
1度くらいなら複数人で遊んでも良いでしょうが、2度目以降は「2人きり」が基本原則で御座います。
また「2人きり」が断られた場合ですが「じゃあみんなで！」と提案するのは「しつこいヘタレ」という最悪の状況になりかねませんので、その場では引き下がり時間を置いてから再度挑戦した方が良いでしょう。
友達行きになりやすい遊び方の順位
- 「男性1人・女性複数」
- 「男性複数・女性複数（女性の方が多い）
- 「男性複数・女性複数（男性の方が多い）」
- 「男性と女性が同数」
- 「１対１」
※10人を超えるような大人数の場合は、そもそも意味合いが全く異なるので割愛。
２）サインを見逃す
友達行きになりやすい男性が行ってしまいがちな行動の２つ目は「サイン」を見逃すで御座います。
この「サイン」というのは簡単に言えば女性が発する「口説いて欲しいアピール」とお考えいただければ分かりやすいでしょう。非常に分かりやすい例をあげれば
「終電無くなちゃった。あ、そう言えば明日は仕事休みなんだよね〜。あーあ、ちょっと飲みたいなぁ。そう言えば君って彼女いないんだよね。」
というようなもの。
ここまで極端なサインが出ることは極めて稀ですが、こういったサインを見逃すと
「私に異性としての興味がないのかな……」
「ヘタレすぎる……ないわー」
の２択になり、何れにしても「恋人行き」のルートからは外れることになります。
それでは具体的にどんな発言や行動が「サイン」なのかということになりますが、これは女性それぞれで異なりますので、絶対的なものを説明することは出来ません。
そこが１番肝心なのに説明できなくて申し訳ないのですが、サインを勘違いして口説いてしまっても、女性の反応をみてきちんと引けば大怪我をすることはあまりないのでご安心くださいませ。
３）下心を出さない
「下心を出す」という言葉を「下ネタを言う」意味だと勘違いしている方がいらっしゃいますが、そういう意味では御座いません。
意味合いとしては「あれ？もしかしてこの人は私に気があるのかも……？」と女性に思われるような行動をとるとお考え頂ければ幸いです。
分かりやすい例としては「車道側を歩く」「重い荷物を代わりに持つ」「奥の席に座らせる」などの「こういう行動に女性はキュンとする！」的なコラムによく書かれているような内容が該当するでしょう。
「この人、私の荷物を持ってくれるなんてすごく優しい！キュンキュン！」なんていう女性は基本的におりませんが「この人、私の荷物を持ってくれるってことは、私のことを異性として見ていて、なおかつ私のことを口説く気があるのね。」ということを意識させることは可能です。
もちろんその時点での好感度が低ければ「この男に異性として見られるなんて不快」と距離を取られることでしょうが、少なくとも「友達ルート」から外れる一因にはなることでしょう。
「重い荷物を持つ」などの行動は「好感度を上げること」が目的ではなく「貴方とは異性として付き合っている」ということをPRするための行動だとお考えくださいませ
もちろん、だからと言って「女友達」や「他人」の荷物を持つな、と言っている訳では御座いませんのでその点はご注意ください。
４）割勘にする
これは３）の「下心を出さない」に通ずるものが御座います。
別にお付き合いをした後に割勘をするのは、お互いが納得しているのであれば何も問題御座いませんが、付き合う前くらいは奢りにした方が良いでしょう。
デートの食事代が5000円か1万円かは分かりませんが、たかだか2500円、5000円程度で「私は友達ルートに入る気はありません」と伝えることができるビッグチャンスなのですから、奢らない方が損だとすら私は思います。
重要なこととして「奢る」というのは「貴方と異性として付き合う気がある」ということが目的なので「奢っても驕らない」ということだけはくれぐれもお忘れなく。
また年収や年齢に対して明らかに安いお店に行くのは多少の問題が御座いますが、別段「大金を出せ」と言っている訳では御座いません。もしもデートに使えるお金が3000円しかないのなら、3000円で奢れる店を選べば良いのです。
オススメ！
５）気軽に遊ぶ
意外と重要なのがこの「気軽に遊ぶ」で御座います。
もちろん逆に「緊張しまくり」なのも問題ですが「気軽すぎる男性」と「緊張しすぎな男性」を比較すると「緊張しすぎな男性」の方がまだマシな可能性すらあるでしょう。
この「気軽に遊ぶ」というのは、簡単に言えば「会うことが特別ではない」という状態にするということ。
例えば同級生の女性を口説く場合、たまたま学校帰りに出会って
「あ、じゃあご飯行こっか」
というような遊び方を繰り返していたら、それは「友達」として扱われてしまう可能性が高くなります。
遊ぶときは数日前からちゃんと約束をして遊ぶ。
そういう特別感を出すことが「異性」として扱われる方法でしょう。
もちろん気になっている女性と駅でばったり会ったら「ちょっと飲もうか」というように誘った方が良いのは間違いありません。あくまでも「ちゃんと会う日を作る」ことが重要で御座います。
