【回答】
ご質問誠に有難う御座います。
まず、ご質問者様と私の最大の違いは何かということを考えると「平等」というものに対しての考え方が違うように感じました。
ご質問者様は「実力主義は平等だから優れている」とお考えになっているところがあるように感じましたが、実力主義が平等かどうかはともかくとして、そもそも私は「平等であること」に対して、何の魅力も感じておりません。
よく「それは平等だから正しい!」という主張をされる方がいらっしゃいますが、少なくとも私は「平等か不平等か」なんていうことには少しも興味がないのです。ですので「平等だから正しい!」と主張する方を見ると「何のために平等にするの?」と思わずにはいられません。
それでは私が何を考えているかと言えば、やや恥ずかしい物言いになりますが「人の幸せ」で御座います。
人が幸せになる「平等」であれば私は歓迎しますが、人を不幸にする「平等」を私は嫌悪します。
逆に人を幸せにする「不平等」を私は歓迎し、人を不幸にする「不平等」を私は嫌悪します。
ですので「それは平等か不平等か」ということを議論し考えている時点で、私の感覚で言えば「ずれている」議論であると言わざるを得ません。「それは人を幸せにするか、不幸にするか」ということこそが私にとっての議論であり、それ以外のものは存在しないのです。
「平等のためには、人類の不幸もやむなし」なんていう発想は、気が狂っているとしか思えない。典型的な「目的」と「手段」が入れ替わってしまった方の考えであると言えるでしょう。
だから私はそれが「みんなの幸せ」になると思えば、平気な顔をして「差別」も「区別」も「不平等」も行います。