先日、とあるサイトで「3M」を趣味にしている男はモテない」という内容のコラムを書かせて頂いたところ、各方面から様々なご意見が届きました。
ちなみに「3M」とは私が勝手に作った造語で【マジック・マッサージ・まじない(占い)】 の3つ趣味の頭文字の「M」を取って作った言葉で御座います。
このコラムの趣旨を簡単にお伝えさせて頂くと「3Mを趣味にしている男性はモテない」というもの。皆様はどう思いますか?
モテたくてマジックを始めた
実は私も学生の頃は「趣味」の欄に「マジック」と書いていた人間で御座います。
さて、そんな私がマジックを始めたのは大学の頃でした。
マジックを始めた理由は?と聞かれれば、これは100%「モテたかった」からで御座います。
マジックが出来ると女の子に喜ばれそうなイメージは皆様もなんとなくご理解頂けるのではないでしょうか。
合コンで、飲み会で、デートで、面接で。マジックを披露できる場面というのはいくらでも御座います。
そこでかっこいいマジックでも披露できれば女の子はメロメロ。メロメロとは言わないにしても結構好感度が上がるのではないか、という風に考えてマジックを始めました。
さて、そんな理由でマジックを始め、マジックを趣味にしている友人もたくさんできたのですが、非常に残念なことに「マジックが出来るからモテている」という男性を私は1人も知りません。モテるマジシャンはいるのですが、そういう方はマジックをしなくともモテているような方ばかり。
「合コンに呼ばれる機会は増えたのに、全然モテない」
「上司から飲み会によく呼ばれるようになったけど、全然モテない」
そんな方が非常に多かったのです。
「趣味・マジック」の闇
インビジブルカード
突然マジックをしなくてはいけなくなった方にオススメ。簡単ですが非常に不思議で、初めての方が覚えるには非常に素晴らしいマジックです。
マジックを趣味にしている男性の致命的な欠点は何かと言えば「マジックがたいして好きではない人が多い」ということに尽きます。
そもそもマジックを始めた理由自体が「女の子にモテたいから!」であって「マジックが好きだから!」ではない方が圧倒的に多いのです。もちろん趣味のきっかけなんていうものは何でも良く、やっているうちにその趣味が好きになれば良いのですが、マジックという趣味はどうにも苦行が多く好きになるのが難しいと言わざるを得ません。
私のマジック仲間の多くは「高校から大学」の間にマジックを始めているのですが、ほとんどの方が、モテたくて始めたものの、大してモテなかった。とは言え道具も買っちゃったし、飲み会とかで便利だから今更やめるっていうのも……みたいな状況なのです。
ようするに一言で言えば「たいしてマジックが好きではない」ということ。もちろんマジックを愛している方もいらっしゃいますが、マジックやマッサージや占いというのは「女の子にモテそうだから」とか「女の子に触れるから」という理由で始めたばっかりに「それ自体が大して好きではない方」を量産しているように思います。
もちろん、それが悪いと言いたいわけではないのですが「モテようと思って」マジックを始めることは止めた方がいいでしょう。
マジックをやってモテるのは「最初からモテる人」と「マジックを愛し、マジックで人を魅了した人」だけです。
マジックを始めようとしている方へのアドバイス
ここで本題からは逸れますが、マジックを趣味にしている私から、これからマジックを始めようとしている方に向けて極めて実践的なアドバイスを1つだけお伝えさせて頂きましょう。
マジックは、始めるのは簡単だが、辞めるのは極めて難しい。
皆様が思っているよりも、マジックの敷居は高くありません。低価格で簡単で面白いマジックはいくらでも御座いますので、飲み込みの早い方なら30分も練習すれば、飲み会の席用のマジックくらいならマスターできることでしょう。
修羅の道へようこそ!
・マジックが別に好きなわけではない。
・マジックでモテようとしている
・ちょっとかっこいいマジックを飲み会でやる
この3つの条件を全て満たしてしまった時、マジックはただの趣味から修羅の道へと変わります。
と言うのも1度飲み会の席でマジックをしてしまったら最後、次の飲み会でもその次の飲み会でも必ず「マジックやれよー」と言われるようになってしまうから。
こうなると地獄でしょう。大して好きでもないマジックを、仕事でもないのに日々努力してレパートリーを増やさなくてはならない、という状況に陥ってしまいます。
これは100%経験談ですが、辛いです。意外とお金もかかります。