【ご質問】
はじめまして。私はやっと就活が終わった大学4年生の女です。
生まれてこの方、彼氏ができたことがないのが本当にコンプレックスです。
外で声をかけられることなんてこともないですしもちろん告白されたこともないです。
中学生の頃、好きだった人に卒業式の日に当たって砕けろの気持ちで告白しましたが失敗し、高校はクラスに男子が二人の学校で一切色恋はなく、大学でも女子の多い学科で新しくできた友達はほぼ女子だけで、バイト先の男性を好きになることはありましたが彼女持ちだったので告白することなく終わりました。
環境のせいにせず彼氏を作ってる人は世の中にごまんといると思います。しかし、私は私の友達含め彼氏が「いたことない/いない」というのがデフォで彼氏が欲しい気持ちはすごく大きいのに、できる理由や方法を全く知らぬままこの年になってしまいました。
来年働き始めたらもしかしたら彼氏ができるかもしれないという期待と、どうせ働き始めようと今までの性格は変わらないから類は友を呼ぶで新しく出会って仲良くなる人も今まで仲良くなってきたようないわゆる喪女の人なのではないかという焦り(?)もあります。
どうしたらこんな私でも彼氏ができるのでしょうか? 今すぐできる行動はなんなのでしょうか? ちなみに、見た目は自分では普通かそれ以下なのかなと思っています。
趣味が洋裁で、好きなブランドの服を真似て作ったり、作ることができない靴や鞄は自分がいいと思ったものを買ったりし、見た目にはそれなりに気を使っている方だと思います。
拙文で読みづらいかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
【回答】
ご質問誠に有難う御座います。
世界で最も難しい試験と言われている中国の科挙。西暦598年に始まったこの試験は1実に1300年間も継続して行われました。
科挙が革新的であったのは試験が平等であったということでしょう。貴族しか偉くなれない時代において、中国では科挙に合格さえすれば誰でも偉くなることが出来たのです。
しかし試験自体は平等であっても、それが本当に平等であったかと言えば必ずしも平等とは言えません。
というのも科挙は人類史上最難関と言われるほどの難関資格。当然ですが合格するためには気の遠くなるような勉強をしなければなりません。そんな勉強時間を確保できるのは金持ちの子供や役人の子供くらいなものであり、一般農民が科挙で合格することなど事実上不可能であったと言えるでしょう。
ルールを守るメリットがない
それでは今回のご質問に戻りましょう。
「恋人がいる人を狙ってはいけない」
このルールには2つの側面があると言えるでしょう。
1つ目の側面は文字通り「恋人がいる人を狙ってはいけない」という義務。
2つ目の側面は「奪われない」という権利。
このように「恋人がいる人を狙ってはいけない」というルールには義務と権利が1つずつ御座います。そしてこのルールはルール自体は平等であると言えるでしょう。
しかし、このルールは科挙と同じように「見せかけの平等」でしかありません。
というのもこのルールで得をするのは「恋人がいる方」だけなので御座います。ご質問者様のように恋人がいない方にとっては一方的に義務だけを押し付けられて何のメリットも御座いません。
義務を守るべきは恋人のいる人
どうにもご質問者様は「恋人がいる人は狙ってはいけない」とお考えのようですが、そのような考えでは永遠に彼氏ができることはないでしょう。少なくとも魅力的な彼氏が出来ることはまずあり得ないと考えて頂いて問題ございません。
魅力的な人間は誰から見てもそれなりに魅力的なので御座います。そういった方達は恋人が途絶えることが御座いません。何せ彼らは「次の恋人候補」が見つかってから今の恋人と別れているのです。「別れてからアプローチをしよう」なんて悠長なことを考えているご質問者様には永遠にチャンスは巡ってきません。
もちろん「恋人がいるのに別の異性と遊ぶのは良くない」という倫理は分かります。しかしその義務を守るべきなのはご質問者様ではなく恋人がいる方なので御座います。
ご質問者様から誘われても彼女がいるから誘いを断る。つまりご質問者様がバイト先の彼をデートに誘った際に「彼女がいるからごめんね」と彼が言うべきなのであり、ご質問者様は何も躊躇う必要は御座いません。
恋人がいる方には「異性からの誘いを断る義務」が御座いますが、恋人がいない方に「誘ってはいけない義務」は存在しないので御座います。
恋人を作るための行動1
相手に恋人がいようが気にしない。断るのは相手の義務。
恋人の有無なんて聞くな
モテる方、特にモテる男性というのは女性に彼氏の有無を聞きません。
聞いたところで何もメリットが存在しないのです。
相手に恋人がいようがいなかろうが知ったことではない。仮にいたとしても、それならば相手がこちらの誘いを断るべきであって、こっちとしては知ったことではない。モテる方というのは基本的にこのように考えております。
「相手に恋人がいたらトラブルになるかもしれない」とお思いになるかもしれませんが、それもまた聞かない方が得でしょう。彼氏がいると知っていながら誘えばトラブルにもなりますが、彼氏がいるか知らずに誘っているのであればトラブルなんて起こりません。そもそも、もしも彼氏がいてトラブルになったのであれば、それは「彼氏がいるのに誘いに乗った女性」に問題があるので御座います。
もちろん断りやすいように配慮をする必要は御座いますし、セクハラまがいのことをするのは論外で御座いますが、「恋人の有無」を聞くことはデメリットこそあれ、メリットはほぼないと言えるでしょう。
恋人を作るための行動2
恋人の有無を聞かない。
当たって砕けるな
ご質問者様は中学校の卒業式に告白をされ、そしてバイト先の男性に対しては「彼女がいるから告白をしなかった」と仰っておりますが、これこそがご質問者様に恋人の出来ない最大の問題点でしょう。
アプローチの方法が「告白」しかないのです。
LINEをするとか、遊びに行くとか、一緒にご飯を食べるとか、そういった段階を踏むということがご質問者様は一切できておりません。
もちろん告白という手段が必ずしも悪いというわけではないのですが、告白の前に段階を踏むのは男女どちらの恋愛であっても非常に重要で御座います。
告白はあくまでも最終手段。その前に出来ることはたくさん御座います。
恋人を作るための行動3
告白以外の方法を取る。
単独行動をする
ご質問者様のご友人様には大変申し訳ないのですが、男女ともにモテない方と一緒にいるとよりモテなくなる傾向があるのは間違いありません。
そもそも恋人との出会いのきっかけは「職場」「学校」「友人の紹介」の3つが圧倒的。このうち「職場」は近年減少傾向にあるので、ご質問者様の場合は「友人の紹介」がほとんど唯一と言っても良い出会いのきっかけになることでしょう。
その点、モテない友人というのは当然ですが異性を紹介してくれません。
またご質問者様は「街で声をかけられたことがない」とのことで御座いますが、おそらくこれもご友人様が関係しているでしょう。特にナンパの場合、2人以上で行動している女性は圧倒的に声をかけられません。もしもご質問者様が1人で行動することがないタイプの方であれば、単独行動を増やすことで街で声をかけられる可能性は格段に上がることと思います。
恋人を作るための行動4
単独行動をする
キーパーソンと繋がる
男性からモテるためには男性との接点を増やさなくてはなりません。
そこでご質問者様にオススメしたいのが「キーパーソン戦略」で御座います。
キーパーソンというのはイベントや飲み会を企画するのが大好きな人間のこと。おそらくご質問者様の会社にもそんなキーパーソンとなる男性が1人はいることでしょう。
その男性に好かれれば出会いの数は無限大に膨れ上がります。ですのでその男性との接点を持つことこそが、今のご質問者様に出来る最高の方法でしょう。
キーパーソンに異性としてモテる必要は御座いません。言い方は悪くなりますが、我々の狙いはキーパーソンに男性を紹介してもらうことであり、キーパーソンと付き合うことではないので御座います。
異性として好かれるのであれば駆け引きも必要になりますが、友人として好かれるだけであれば何の駆け引きも必要ありません。即レスを心がけ、最低限の常識を守っていれば十分で御座います。
恋人を作るための行動5
キーパーソンと繋がる
キーパーソンのメリット
最後に1つ、キーパーソンと繋がるメリットについて捕捉させて頂きましょう。
キーパーソンだって人を選んで誘っています。しかしこの「誘う基準」というのが男女で大きく違うのは間違いありません。
女性の場合よほどの問題がない限り、こちらから言えば誘って貰えることでしょう。ですのでキーパーソンに「今度飲み会とか呼んでください」と言って即レスだけ心がけておけば何の問題も御座いません。
一方で男性の場合「何か」がなければ誘われません。
イケメンだとか、金持ちだとか、大学時代からの親友だとか、話が面白いだとか。何でも良いので何か1つくらい武器がなければキーパーソンから誘って貰うことはできません。
つまりキーパーソンが開く飲み会というのは、良くも悪くも男性の質がそれなりに高いので御座います。
ご質問者様は高校生になってからというもの、男性との接点がほとんど御座いませんでした。ですのでご質問者様の男性観は中学生で止まっていると言えるでしょう。
ですがご安心くださいませ。キーパーソンが選ぶ男性はそんな低次元な男では御座いません。良くも悪くも自信がある方が多いので、自分からきちんと女性を誘う方ばかりで御座います。
その分、浮気する奴も多いけどね……