【ご質問】
私はいわゆるモテる人たちと話が合わないです。
モテないから話のネタがないというのもありますが、どこをどう話を広げればいいのかも分かりません。
モテる女子はやっぱりそれなりに魅力があるのだろうなとつくづく思います。
男を手に入れられる女はどっちも手に入れてるように感じます。私もこうなりたいです。アドバイスがあれば教えて下さい!
モテる女には友達がいない
ご質問誠に有難う御座います。
まずはご質問者様の勘違いを訂正させて頂きましょう。
ご質問者様は「男性にモテる女性は、男女共にモテる」と感じていらっしゃいますが、これは生存バイアスで御座います。
生存バイアスというのは成功した人物だけを見てしまって、全体が見えなくなるという現象のこと。この説明では分かりにくいので具体例を挙げて説明させて頂きましょう。
世の中には4種類の女性が存在いたします。
(1)男女共に好かれる女性
(2)男性からのみ好かれる女性
(3)女性からのみ好かれる女性
(4)男女共に嫌われる女性
今回のご質問者様は自分の周りにいる人物を見て「男性からモテる人は、女性から見ても魅力的である」と判断されているようですが、これが生存バイアスで御座います。
何故ならば「(2)男性からのみモテる女性」は、男性からしかモテないので女性であるご質問者様と仲良くなんてしません。ですので女性であるご質問者様の周りにいるモテる女性はほぼ全員が「(1)男女共に好かれる人」になることでしょう。
つまりご質問者様の世界には「(1)男女共に好かれる女性」と「(3)女性からのみ好かれる女性」の2種類の女性しか存在しないのです。そうなればご質問者様の目線では「男性から好かれる人は女性からも好かれる」となるのも当然のことでしょう。
一方で男性である私の世界には「(1)男女共に好かれる女性」と「(2)男性からのみ好かれる女性」の2種類の女性が存在します。ですので私の世界の理屈で言えば「全ての女性はモテる」となってしまうのですが、それがおかしいことはご質問者様でもすぐにお分かり頂けることでしょう。
ちなみにデータがあるわけでは御座いませんが、男性目線で見ると「モテる女性はたいてい女友達が少ない」と感じます。これにもバイアスがかかっている可能性は御座いますが「男女共にモテる人」よりも「男性からのみ好かれる人」の方がはるかに多いのではないでしょうか。
女性から見える世界
女性「男性にモテる女性は、女性からも好かれる!」→男性からしか好かれない女性は見えていない。
男性から見える世界
男性「女性はみんなモテる!」→男性から好かれない女性は見えていない
両方からモテるのは難しい
男性から好かれる条件と、女性から好かれる条件は同じでは御座いません。
女性が面白いと思う女性、女性が楽しいと思う女性、女性が一緒にいたいと思う女性は、どれもほぼほぼ男性にとって「つまらない女性」で御座います。逆に女性が楽しいと思えない女性は、なお安心して頂きたいのですが、男性から人気のある男性も大抵の場合モテません。
ですので男女両方から好かれようと思ったら、基本的に「違う要素」でそれぞれから好かれる方法が良いでしょう。
例えばプロ野球選手のダルビッシュ選手は男女共に人気が御座いますが、彼のことを好きな理由は男性と女性でかなり異なります。
男性の場合、彼が投げるボールを見て「ダルビッシュすげええええ」と彼に憧れている方が多いでしょう。
一方で女性は彼の顔を見て「ダルビッシュイケメン!!!!」と彼に憧れている方が多いのです。
もちろん男性の中にも「ダルビッシュの顔が好き」という方もいるでしょうし、女性の中にもダルビッシュのスライダーが好きという方もいらっしゃることでしょう。
しかし一般的な傾向としてこのような傾向があるのは間違いありません。
このように全く別の要素で男女それぞれから好かれることこそが、男女両方から好かれる人間になる方法でしょう。
今のご質問者様は「女性から好かれる要素」は持ち合わせております。しかしその要素は多くの場合において「男性から好かれる要素」では御座いません。
ですので、今のご質問者様に「男性から好かれる要素」を足すことで、男女どちらからも好かれる人間に近づくことは出来るでしょう。
それでは具体的に「男性から好かれる要素」とは一体なんでしょうか。
例えば「ぶりっ子」という要素は男性から物凄く好かれる要素なのですが、この要素は同時に女性からの好意を激減させてしまうので、男性からしかモテない女性ルートへ直行してしまいます。
ですので「男性から好かれるものの、女性からの好感度をあまり下げない要素」を身につける必要があるのですが、そんな都合の良い要素が……もちろんご用意しております。
その要素とはズバリ3つ。
「フットワークが非常に軽い」
「失敗を楽しむ」
「挑戦心を持つ」
この中で最も簡単に改善できるのはフットワークでしょう。
誘われたらとりあえず断らない。当日誘われても気にせず行く。
確かに大変なことでは御座いますが、根性論でなんとかなる範疇でしょう。
またフットワークが軽くなれば、自ずと失敗が増えまくるので失敗を楽しむ経験も積めますし、失敗が楽しめれば挑戦が怖くなくなり、挑戦心を持つことも出来るかと思います。