残念ながら結婚相談所で成婚できるかどうかはプロフィールに掲載されるステータスで決まると言っても過言ではありません。
もちろん結婚においては人間性や外見も重要になってくるのは間違いありませんが、結婚相談所はその性質上”ある程度のステータス”がないと、そもそもプロフィールを読んで貰うことすら出来ないのです。
男は年収|女は年齢
結論から言ってしまうと、結婚相談所において最も重要なステータスは男性の年収と女性の年齢で御座います。
残念ながら皆様の想像通り、この2つのステータスが結婚相談所の婚活において最も重要なのは間違いありません。
ただし「男性の年収」と「女性の年齢」は決して同じ重要度ではないのでご注意下さいませ。
男性の年収はそれだけで一発アウトの致命傷になりますが、女性の年齢は有利不利こそあれそれだけで全てが終わってしまうようなことは御座いません。
それでは具体的なデータを元に、それぞれの条件がどの程度重要なのか解説させて頂きましょう。
女性の年齢は40代後半から危険
女性の年齢のグラフはこちら。
年齢 | 成婚指数 |
20代前半 | 133.3% |
20代後半 | 173.3% |
30代前半 | 134.5% |
30代後半 | 110.6% |
40代前半 | 68.6% |
40代後半 | 50.0% |
50代前半 | 32.0% |
50代後半 | 26.9% |
60代以上 | 22.6% |
20代後半で成婚指数はピークを迎えますが、30代後半まで女性の成婚指数は100以上をキープしています。
極端に成婚指数が落ちるのは30代後半から40代前半になった時。とは言え後ほど紹介する”地獄のような条件”に比べれば、この程度の減少は可愛いものでしょう。
ちなみに男性の年代別の成婚指数は以下のようになっております。
年齢 | 成婚指数 |
20代前半 | 33.3% |
20代後半 | 142.1% |
30代前半 | 172.9% |
30代後半 | 143.6% |
40代前半 | 101.5% |
40代後半 | 72.3% |
50代前半 | 44.0% |
50代後半 | 32.8% |
60代以上 | 24.6% |
女性と比較すると、ちょうど1世代ずれていると考えるとわかりやすいでしょう。
ただしこの数字をご覧いただければお分かり頂けるように、男性であっても年齢が負の影響を与えるのは間違いありません。確かに女性よりは年齢による婚約指数の減少は少ないですが、それでもそれなりに大きく減少しているので男性も油断は出来ないでしょう。
※成婚指数:平均的な婚活者と比較して、どの程度成婚できるかという指標
地獄の年収
それでは男性の年収は結婚相談所の婚活において、どの程度の影響があるのでしょうか。
結論から言えば「地獄」で御座います。
まず年収300万円未満の場合、グラフにすることすら出来ません。便宜上、白い線を微妙に書かせて頂きましたが、実際の数字はこの白い線すらないとお考え下さいませ。
2019年に結婚相談所で結婚した3492名の男性のうち、年収300万円未満の男性は0.0%で御座います。年収300万円未満で結婚相談所に登録している男性はそれなりに存在しますが、そのうち成婚できたのは0.0%で御座います。
まさに地獄以外の何物でも御座いません。事実上、年収300万円未満の男性は結婚相談所における人権がないと考えてよいでしょう。
それでは年収300万円台になればなんとかなるかと言えば、まったくもってなんともなりません。
さらに言えば年収400万円台でもダメ。結婚相談所でまともに戦うためには、最低でも年収500万円がなければ話にならないのです。
また年収500万円が通用するのはせいぜい30代前半まで。
30代後半になると年収600万円、40代になると年収700万円、40代後半では800万円、50代以上は1000万円なければまともに戦うことが出来ません。
ただし、逆に年収が一定ラインを越えた男性にとって結婚相談所はヌルゲーであるのもまた事実。
例えば20代後半で年収700万円台に到達すると、それだけで平均的な男性の6倍もの成婚率が確保できます。
「女は金にしか興味がない」とまでは言いませんが、結婚相談所の婚活においては年収で勝負の95%が決まると言えるでしょう。
他の要素はおまけみたいなもので御座います。
地方の地獄
結婚相談所で最も重要なステータスは男性の年収で御座います。
女性の年齢、男性の学歴、男性の職業などのステータスは、男性の年収に比べれば微差でしかありません。結婚相談所においては男性の年収こそが全てで、年収が低い男性は性格や外見を見てもらうチャンスすら与えられないのです。
さらに問題なのが地方問題でしょう。
年収は都心部に行けば行くほど高くなる傾向があり、日本の県別年収ランキングのトップ5は「東京・神奈川・愛知・大阪・滋賀」と東名阪に集中しております。
ところが、東名阪エリアは全国平均と比べれば「年収」による影響が小さいエリアなので御座います。特に関西エリアは年収300万円台でもそこそこの成婚指数があり、関西の女性は男性の年収を比較的気にしない傾向があると言えるでしょう。
逆に言えば東名阪以外のエリア。
つまり「北海道・東北・北陸・中国・四国・九州エリア」といった東名阪よりも年収が低い地域の女性は、東名阪の女性よりも年収に対して厳しいということ。
平均年収が低いのに女性が課す年収の条件は高い。
まさに地獄以外の何物でも御座いません。
おそらく東名阪エリアの女性は、女性もそこそこ収入があるので男性に対しての年収条件が比較的寛容になるのでしょう。逆にそれ以外のエリアの女性は極端に平均年収が低いので、自ずと男性に課す条件が高くなるのだと思います。
しかし事情はどうあれ、東名阪以外のエリアの結婚相談所が地獄であることに変わりは御座いません。
異常にモテる女性弁護士
それでは次に職業について分析してみましょう。
男女別でそれぞれ異常に成婚指数が高い職業は以下の通りで御座います。
まずここで注目して頂きたいのが、女性の「家事手伝い」「アルバイト」の数字で御座います。
収入がないはずの家事手伝いがどうやって結婚相談所の代金を支払っているのかという問題はさておき、確かにそれなりに低い数字になっておりますが、それでも男性会社員とほぼ同じ程度。つまり女性は仕事をしていなくともそこまで問題にはなりません。
一方で男性の場合は悲惨。ホワイトカラーで高年収の職業が上位を占め、収入が少ない仕事ほど下位になっております。
その中でも特筆すべきなのは農林水産関連職の異常な不人気さでしょう。
男性の農林水産職の成婚指数は25.57%。なんと定年退職したご老人(37.02%)にも負ける数字で御座います。
次に気になるのは女性弁護士と女性公認会計士の異常なまでの成婚指数の高さでしょう。
先程申し上げたとおり、女性は年収によって成婚指数にほぼ影響は御座いません。つまり「弁護士は高年収だから成婚指数が高い」という推論は間違っており、女性弁護士だからこそ成婚指数が上がる何かしらの要素があるのでしょう。
それではその要素とは一体なにか。
おそらく自己主張。自己主張をする女性は男性から引かれるとお考えの方も少なくありませんが、少なくとも結婚相談所に関して言えば自己主張をしなすぎて結婚できない女性が多数派なのです。
気になる男性がいても自分から申し込みをしない。そんな女性がザラに存在する結婚相談所界隈において、自己主張が出来るというのはそれだけで最強の武器になり得ます。
お酒が飲めないと50%ダウン!?
続いて少々意外なデータをご紹介させて頂きましょう。
実は飲酒は成婚指数に大きな影響を与えることが分かっております。ただし影響があるのは男性だけで、女性はお酒を飲もうが飲まなかろうが大した問題は御座いません。
飲酒状況 | 成婚指数 |
飲む | 122.41% |
付き合い程度 | 99.67% |
飲まない | 71.58% |
「付き合い程度」を選んでいる男性はそこまで大きな問題は御座いませんが、「飲まない」を選択すると成婚指数が暴落してしまうのです。
この原因を私なりに分析すると、おそらくこれもまた「年収」の問題でしょう。
実は飲酒と年収には相関関係が御座います。男性は高年収になればなるほど飲酒率が上がるので、このデータもやはり年収の問題であると私は考えます。
年収 | お酒をほぼ飲まない人の割合 |
年収200万円台 | 41.6% |
年収300万円台 | 28.9% |
年収400万円台 | 24.5% |
年収500万円台 | 20.2% |
年収600万円台 | 21.9% |
年収700万円台 | 13.7% |
喫煙率も所詮は年収
またお酒ほどの意外性は御座いませんが、喫煙もまた結婚相談所においてはマイナスの影響を与えます。
ただし男性の場合、これもまた年収の影響が多いと考えられます。男性の喫煙率は年収と反比例するので、高年収ほどタバコを吸いません。
一方で女性の場合、喫煙は致命的な問題になり得ます。
喫煙をしている女性は約70%も成婚指数が下がるのです。男性の喫煙も大幅に成婚指数は下がりますが、女性ほどでは御座いません。
喫煙者ってモテんじゃね?
ところで結婚相談所の喫煙率はなかなか面白いデータでしょう。
日本人の喫煙率は男性約30%、女性約10%なのですが結婚相談所に登録している方に限ると男性約13%、女性約1%と激減します。
特に女性は日本人全体の10分の1と、異常なまでに低いことがお分かり頂けることでしょう。
さて、以前私は「タバコを吸う男はモテる」という記事を書かせて頂きました。
[kanren id="5202" target="_blank"]そのメカニズムについてはこちらの記事を御覧いただきたいのですが、結婚相談所のデータを見ると男性だけでなく女性もタバコを喫煙者のほうがモテると言えるかもしれません。
そもそも失礼を承知で言えば、結婚相談所に登録されている方は恋愛があまり上手ではないのです。もしも普通に恋愛結婚が出来るのであれば、何が悲しくて高いお金を払って結婚相談所に登録されるのでしょうか。
ですので「結婚相談所の喫煙率が異常に低い」ということは、言い換えると「喫煙者は結婚相談所を必要としていない=喫煙者はモテる傾向が高い」と言えるのではないでしょうか。
ただしこの点に関して言えば「喫煙率がモテる」のではなく「モテる人は喫煙に走りやすい」という可能性が極めて高いので、その点についてはご注意くださいませ。
詳細はこちらの記事で解説しております。
成婚指数を大幅にアップ!
年収にしても年齢にしても学歴にしても職業にしても、どれも自分の意志だけでそうそう簡単に変えられるものでは御座いません。
そんな中で唯一、非常に簡単に変えることが出来る上に、成婚指数を大幅にアップできる条件が御座います。
男性 | 女性 | |
希望する | 48.79% | 71.46% |
希望しない | 104.70% | 98.96% |
こだわらない | 97.06% | 103.98% |
それが親との同居。
男女ともに親との同居を望むと成婚指数を大幅に減少させてしまいます。ですのでもしも今結婚相談所で苦戦されている方の中で、親との同居を希望されている方は親を説得して「希望しない」に変えるだけで格段に婚活が上手くいくことでしょう。
また「希望しない」までは無理だったとしても「こだわらない」にするだけでも成婚指数は大幅に上昇します。むしろ女性の場合「希望しない」よりも「こだわらない」のほうが成婚指数が高いので「希望しない」を選択されている方は「こだわらない」に変えてみるのも1つの手でしょう。
血液型という闇
皆様は血液型占いを信じているでしょうか。
私は全く信じておりません。
しかし、結婚相談所に関して言えば「血液型」が少なからず影響を与えているので御座います。
まずは男性。
B型の成婚指数が特出して低いのですが、2018年のデータではAB型も同じくらい低くなっていたので、ブレの範疇でしょう。ただ2018年のデータでもB型の男性の成婚指数は低かったので、ほんのわずかではあるものの、B型の成婚指数は低い傾向があると言えるかもしれません。
次に女性。
ご覧の通り、A型女性の成婚指数が極めて低くなっております。
さらに女性の血液型の場合、2018年のデータを見てもやはりA型が特出して低く、何かしらの傾向がある可能性が高いと考える必要があるかもしれません。
もちろん重ね重ねになりますが、私は血液型によって性格が決まるなんて少しも信じてないのですが、こうして統計的に差が出てしまった以上、そこにどのような因果関係があるかを考えるべきでしょう。
それでは一体何故「A型女性」だけ、慢性的に成婚指数が低くなってしまったのでしょうか。
血液型占いを信じるのは?
昔から占いを好むのは女性と相場が決まっております。
女性誌には必ずと言ってよいほど占いコーナーが御座いますが、男性誌には占いコーナーは基本的に御座いません。このことからも「占いを好むのは女性」と断言してしまって問題ないでしょう。
つまりもしも血液型占いによって相性的なものが示され、それを女性が信じて行動に影響を与えているとすれば、男性の血液型によって成婚指数が大きく変わってくると予想されます。
血液型占いサイトをいくつか見てみたのですが、おおまかな傾向として「A型男子」「O型男子」が人気傾向にあり、「B型男子」の人気が低い傾向に御座いました。
ですのでもしも女性が血液型相性占いを信じて行動しているとすれば、B型男性の成婚指数が低くなるという予想が出来るでしょう。そして少なくともここ2年の傾向ではB型男性の成婚指数は他の血液型より低くなっておりますので、この仮説は一応筋が通っております。
血液型によって相性があると私は全く思いません。
しかし「血液型によって相性があると信じている人がいること」は間違いないでしょう。
そしておそらくそれは女性に多いのは間違いありません。ですのでB型男性の成婚指数がやや低くなってしまっているのは「血液型によって相性があると信じている人」の存在によるものと考えられます。
こちらの理論はそこまで複雑なものでは御座いません。当たっているかどうかは分かりませんが、一応筋は通っていることでしょう。
問題なのは、どうしてA型女性の成婚指数が他の血液型に比べて妙に低いのかということで御座います。
私の知る限り、血液型占いを本気で信じている男性は極めて少数派で御座います。また仮に信じている男性がそれなりにいたとしても、世の中の血液型相性占いにおいてA型女性はそこそこ相性が良い部類なので、むしろ成婚指数が上がることでしょう。
ですのでA型女性の成婚指数が低いのは男性の問題ではなく、女性自身に何かしらの問題があるのではないかと思います。
そもそも世の中に存在する血液型占いの多くは「A型はこういうタイプです!」というような本人の性格を占うものであり、相性を占うものでは御座いません。
相性について多少は書いてあるにしても、占いの9割くらいは本人のこと。ですので血液型占いを見た結果「自分はこういうタイプなんだ」というある種の暗示にかかってしまう可能性は十分に考えられます。
暗示というと大げさですが「A型は几帳面なんだよ」と言われた直後に片付けをすれば、普段よりちょっとだけ几帳面に片付けてしまうくらいの話で御座います。この程度のことであれば、占いを全く信用していない私でも十分に起こりえることでしょう。
つまりいわゆる血液型占いにおいて「A型はこういうタイプ!」と言われがちな性質は婚活において不利であり、逆に最も成婚指数が高いO型の性質は婚活に有利であるのではないでしょうか。
これは重ね重ねになりますが「血液型によって性格が決まる」なんていうオカルト地味た話ではなく「血液型によってこういう性格だ」と宣言されることによって、少なからずその性格のように振る舞ってしまうということで御座います。
それではA型とO型は多くの血液型占いによってどのように言われているのでしょうか。
ネットで適当に検索して、血液型ごとに私なりにまとめたのが以下の通りで御座います。
おそらく血液型診断がお好きな方であれば、そこそこご納得頂ける内容でしょう。
さて、女性の血液型は例年「O>B>AB>>>>>A」の順で成婚指数が高くなっております。つまりO型の特徴としてよく言われるような性質が婚活には向いており、逆にA型の特徴としてよく言われているような性質は婚活に向いていないと言えるでしょう。
特にA型女性は毎年他の血液型よりも明確に成婚指数が低いので、これらの性質はかなり婚活に向いていないと考えられます。
そうしてみると、たしかにA型の性格としてよく挙げられるものは婚活に不向きなものばかりでしょう。
「警戒心が強い」「慎重」「自己主張が弱い」「計画的に進めようとする」などは婚活においてかなりマイナス要素で御座います。婚活では手当たり次第にアタックする方のほうが圧倒的に有利なので、A型の特徴と言われるものはかなり不利であると言わざるを得ません。
つまりA型が婚活に向いていないのではなく、婚活をしているA型の女性が血液型占いを見て「自分はこんな性格なんだ」と思い込み、その結果婚活に悪影響を与えていると言えるでしょう。
男は年収|女は行動
今回、婚活のデータを分析することで「結婚相談所に向いている方」の特徴がかなり分かってきました。
男性は年収。具体的には20代なら500万以上、30代以降なら700万以上ある方は結婚相談所にかなり向いていると言えるでしょう。
一方で女性はタバコさえ吸っていなければ、それ以外の要素はそこまで重要では御座いません。強いて言えば40代になると少々厳しいのは事実ですが、それ以外のステータスはさほど問題にはならないでしょう。
むしろ問題なのは行動力。結婚相談所に登録しても、一切お見合いを申し込まない女性は珍しくありません。男性は女性に2倍から3倍も婚活で行動しているというデータもあり、女性は自分から行動するだけでかなり優位なポジションに立てるのは間違いありません。
また、多くの女性が「年収500万」で区切って男性を探しているということは、逆に言えば年収490万円くらいの男性は競争が激しくない狙い目と言えるでしょう。年収500万と年収499万9999円に実質的な違いはほぼ御座いません。しかし結婚相談所では500万で区切ってしまうので、わずか1円の差で競争が極端に緩くなるのです。
このあたりのデータとテクニックが皆様の婚活のお役に立てば幸いです。
婚活はとら婚
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私はオタク向けの結婚相談所「とら婚」で、婚活のお悩み相談をさせて頂いております。婚活の際に困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談下さいませ。
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