歳をとったらたぶん崩れる
仮に80歳まで生きるとしましょう。
もしも自分のモテ期を自分で決めることが出来るとしたら、皆様は何歳をモテ期にしますか?
私なら20歳から25歳あたりのどこかにするでしょう。皆様なら何歳にされますか?
個人差はあるでしょうが、概ね16歳から29歳までの間に収まったことでしょう。これ以外の年齢を希望する方は極めて稀であると思います。
少なくともモテ期を70代にしたいと思う方はいらっしゃらないことでしょう。
男性の皆様にお伺いします。
「若い頃に死ぬほどモテまくるけど、40歳でハゲてモテなくなる人生」と「若い頃は全くモテないけど、一生フサフサで60代になってからモテる人生」のどちらを希望しますか?
私なら迷うことはなく前者を希望します。
子供の頃の私にとって、夏目漱石の1000円札はどんな願いでも叶えることが出来る魔法の札でした。
駄菓子のポテトフライ(30円)を30個買ってもまだ余る大金。蒲焼さん太郎であれば100枚も買えるのです。こんな大金を使い切ることなんて不可能なのではないかとすら感じていました。
しかし27歳になった今の私にとって、1000円は決して大金では御座いません。
その気になれば1秒で使い切れる金額。少なくともあの頃感じていた幸福感を私は今、1000円で感じることができません。
せいぜい「定食+おかず1品が食べられるな」くらいの話。もちろん嬉しくないわけではありませんが、あの頃感じていた全能感とは次元が違います。
恋愛もまたそうでしょう。
70代でモテることが楽しくないとは言いません。価値がないとも言いません。
ですが70代の恋愛で感じることの出来る喜びは、20代のそれと比較にならない。私は70歳になったことがないので推測に過ぎませんが、おそらくは間違いないでしょう。
「整形をしたら、歳をとってから悲惨だよ」
それがなんだと言うのですか?
整形をしなければ今が悲惨だからこそ、ご質問者様は整形を考えているのです。
身近な人は整形に反対する
今回のご質問者様もそうでしたが、基本的に友達に「整形を考えている」と言ったら反対されると考えた方が良いでしょう。
女友達は「身近なメス」が魅力的になることを拒絶します。特にすっぱいぶどう状態の方はまず間違いなく否定されることでしょう。
また男性目線で考えれば「整形」も「メイク」も「自分への詐称行為」です。当然ですが否定的な感情になるのは避けられません。
そんなことは当然でしょう。
男は天然のダイアモンドと結婚をしたいのです。工場で作られた人工ダイアモンドと結婚したいわけでは御座いません。
そう考えると整形はダイアモンド市場の混乱を誘発する不穏分子。どう考えたって男は整形を肯定しません。
さらに言えば例え整形を肯定的に考えている男性であったとしても、口では整形を否定することでしょう。
だって「女の子は整形をした方がいい」なんて言ったら、女の子から嫌われてしまうではありませんか。
しかし、私はそれでも整形を肯定します。
なぜならばそんな男たちが石炭と結婚を望んでいるわけではないということを知っているから。
石炭なら、まだ人工ダイアモンドの方がマシなのです。確かに人工ダイアモンドは天然物では御座いませんが、天然の石炭よりは価値がある。
「僕は整形なんか嫌だよ」と言っている男は「整形をしていない石炭」と結婚したいのではなく「天然ダイアモンド」と結婚をしたいだけなのです。そして希少過ぎる天然ダイアモンドとの結婚は叶わず、得てして人工ダイアモンドで妥協をする。
「僕はナチュラルメイクのほうが好きだな」と言っている男とだいたい同じ構造です。彼らが好きなのはナチュラルメイクではなく、ナチュラルメイクでも可愛くなる素材を持った女の子が好きなのです。
もしも「男性に嘘を付くのが嫌」というのであれば、これはメイクすら否定しなくてはなりません。
「僕は人を内面で判断するから顔なんて気にしないよ」なんていう綺麗事抜かす人間を私は絶対に信用しない。
「僕は人を内面で判断するから顔なんて気にしないよ」と口にする男は、本当にそう思っているのではなく、そういう風に口にした方が「天然ダイアモンド」から好かれるということを知っているだけなのです。
ただし「整形のメンテナンスにかかる費用」に関しては割とリアルに考えた方が良いでしょう。これはかなり危険な離婚事案になります。