男性が彼女に望むこと
事情はともかくとして、男性は基本的に「女性の話」が面白いとは思っておりません。
ですので最初から「面白い話をしてほしい」なんてあまり思ってはいなのです。
では男性は彼女との会話において何を望んでいるのか。
それは自分の話で彼女が笑ってくれることに他なりません。
ご質問者様はご質問文でこう仰っておりました。
彼氏は営業をしている時もあったので、話すのが上手で、いつも楽しませてくれます。
これは彼氏が、男性が、ご質問者様に対して望んでいる姿であるのは間違いありません。
「なんで私とつきあってくれているのか」とご質問をされていましたが、そんなもの「自分の話で楽しんでくれるから。」で十分でしょう。もちろん他にも色々と理由はあるでしょうが、もしもそれ以外に理由が1つも無かったとしても「自分の話を聞いて笑ってくれる」というのは、人と付き合うには十分過ぎる理由であると私は思います。
ですのでどうか安心して下さい。ご質問者様が「彼氏の話は楽しい」と感じている限り、彼氏様がご質問者様と付き合っているのは当然だとすら言えるのです。ぜひその気持ちを彼氏様に伝えてあげて下さいませ。
女の会話は面白い
さて、残念ながら我々男性陣は女性が「感情中心」に話をしているとき、その話の10%くらいしか理解することが出来ません。共感力を頑張って磨くのも悪くはありませんが、根本的に男性と女性は別の生き物なのです。どれほど頑張ったところで、共感力で女性に立ち向かうのはほぼ不可能であると言えるでしょう。
またこれが悲しいことなのですが、共感力を磨きすぎると得てして「〇〇くんって女子力高いから友達みたい!」ルートに突入します。それが望みであれば良いのですが、多くの男性にとって「お友達ルート」は決して望むものでもないでしょう。
しかし、女性が本当に活き活きと話をするときはいつだって「感情中心」に話をするのです。その話を一緒に楽しめなければ、関係を良好に継続するのは難しいでしょう。
それでは「話の内容」が全く分からない我々男性陣はどうすればいいのでしょうか?
これは男性の方にはご理解頂けると思いますが、目の前の女性が楽しそうに話していれば、我々男性はそれだけで十分に楽しいのです。
「話の内容はさっぱり分からないけど、君が楽しそうに喋っているから、僕も楽しい」
無理に話を理解しようと思うより、そんな風にシンプルに考えたほうが上手く関係が築けることもあるのです。
ですのでご質問者様。
もしもご質問者様が彼氏に何かを話したくなったときは、内容で面白い話にする必要も、きちんとしたオチを付ける必要もありません。
「自分の話が面白くなかったらどうしよう」「彼氏が退屈だったらどうしよう」と不安なお気持ちはわかります。その不安な気持ちのせいで言葉が出なくなってしまったり、話を考えているうちに頭がごちゃごちゃになってしまったりしてしまうのでしょう。
ですが大事なのは「話の構成」でも「起承転結」でも「オチ」でも「丁寧な言葉選び」でも御座いません。
楽しい話は、そのときの楽しかったという気持ちを思い出して、悲しい話は、そのときの悲しい気持ちを思い出して喋ることが何よりも大事なのです。
難しいかも知れませんが、まずは「面白い話をしなくちゃ」という思い込みを捨てましょう。