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友達としての君に価値はない

ただ楽しく過ごしたいだけなのに、告白されてしまう

私は今、ゲームで知り合った方に告白をされました。

それほど会った回数があるわけでもなく、ゲーム仲間というだけなので、相手の事をそんなに知っているわけでもなく、また、それが真実かどうかさえ分かりません。

一目惚れだとか、そこからすべてがかわいく見えるとか恋は盲目のようなことを仰られており、本当にどうすればいいのかさっぱり分かりません。

とりあえずお友達から、といったようなことをお伝えしたら、振り向いてもらえるように頑張るといった風に返されました。

私は付き合った経験もなければ、そのように好意を向けていただけることもありませんでしたので、本当に困惑しております。

酷いことを言いますが、ただその場でぱーっと楽しくゲームが出来ればそれでいいんです。

面倒なことは何も考えたくないし、面倒になりそうなことに巻き込まれるのもいやという、自分が傷つかず楽に生きていきたいだけなのです。

まとまりのない文で申し訳ありません。

楽しく遊びたいだけ、ということが酷いのは分かります。

ただ、どうすれば当たり障りがなくなるのか知りたいです……

見込みの価値

ご質問誠に有難うございます。上野です。

私は慶応大学を卒業していますが、卒業する前に先輩から「これはやっておけ」と言われたことが御座います。

それは「クレジットカードを作る」ということ。

実は「慶応大学の学生」という肩書はクレジットカードを作る上でも非常に有効なのです。下手な中小企業の社員という肩書よりも「慶応の学生」という肩書の方が良いクレジットカードを作ることが出来ることもあるほどで、1円も稼いでいなかった学生時代に作ることの出来たクレジットカードが社会人になってお金を稼いだら作れなくなった、なんてことすら珍しくはありません。

 

しかしクレジットカードというものはそもそも「人間の信用」を形にしたカードで御座います。この「信用」というのは一言で言ってしまえば「お金」のこと。

つまり本来であれば年収0の慶応大学の学生よりも、年収200万円のフリーターの方が信用は高いはずでしょう。にもかかわらず一体何故このようなことが起きるのでしょうか?

それは”見込み”が原因で御座います。

私のように慶応を卒業してラブホスタッフになるような人間は極めて稀であり、普通の慶応生はなんだかんだ言ってそこそこの大手企業に就職するものです。

大学通信の調査によると慶応生の大手就職率は46.5%。これは有名400社への就職数の比率なので、実際はもう少し高い数字になるでしょう。

このことからも分かるように、約半数の慶応生は数年以内に「有名企業の社員」になる見込みがあるのです。有名企業の社員というのはクレジットカード会社からすれば、とりっぱぐれのない優良顧客。慶応生は高い可能性で優良顧客になるのでクレジットカードを作ることが出来る。これこそが見込みの価値で御座います。

   
 肩書一流企業慶応生フリーター
年収600万0円 200万
信用無し低い
 将来性ある50%ほぼ0%
見込み

慶応卒ニートの末路

しかし、世の中の全ての慶応生が一流企業に務められるというわけでは御座いません。

私のようにラブホスタッフになる程度であればまだしも、ニートになる方だって少なからず存在するのです。

さて、それでは元慶応生ニートの方がクレジットカードを作ろうとしたらどうなるでしょうか?

まず審査が通りません。

もちろんクレジットカードの審査はそれぞれなので一概には言えませんが、少なくとも学生時代なら通っていたはずなのに通らなくなってしまうカードがあることでしょう。

だからこそ慶応の先輩たちは口を揃えて言ったのです。

「クレジットカードを作っておけ」と。

これは何もニートに限った話ではないのです。名もなきベンチャーに就職したり、収入が不安定なフリーランスになったとしても、場合によってはクレジットカードを作ることは出来ません。特にフリーランスは酷いもので、年収がかなり高くなったとしてもクレジットカード的な信用は極めて低く、なかなかカードを作ることが出来ないのです。

それに引き換え年収0の慶応生は「将来優良顧客になる可能性が高い」という理由だけで、そこそこのクレジットカードを作ることが出来る。

見込みの価値はそれほどまでに大きいのです。

信用はそもそも0

クレジットカードは人間関係の冷徹さを学ぶ最も有効な教材の1つでしょう。

昨日まで「クレジットカード作りませんか?」と笑顔で迎えてくれていたクレジットカード会社が大学を卒業したというただそれだけのことで急に手のひらを返すのです。

このように手のひらを返されたことで怒る元慶応生の新社会人の方もいらっしゃいますが、それは少し調子に乗ったものの見かたと言えるかもしれません。

というのも、慶応生だったからこそクレジットカードを作れたのであって、失礼ながらあまり就職実績の良くない大学の学生であれば、そもそもクレジットカードを作ることなど出来ないのです。

クレジットカードというのは元々「信用がある人間にのみ許された特別なカード」で御座います。そして信用とは元々そこにあるものではなく、自分で作らなくてはなりません。

 

つまり人間の信用は何もしなければ0。クレジットカードを作ることも出来なければ、ローンを組むことも出来ない。それが当たり前の形なのです。

ですので、クレジットカードを作ることが出来なくなったというのは「本来、作れるはずの状態から、作れない状況になってしまった」のではなく「もともと作られないものを強引に作れるようにしていた歪んだ状況が是正された」と考えなくてはなりません。

収入もないのに作れていた時期こそが異常であり、作れない状況こそが正常なのです。

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