ダイセイカイ!
さて先程のクイズ「ヂウソウキウ」で御座いますが、これはシーザー暗号と呼ばれる暗号の一種であり、文字を1文字ずつ前にずらすことで元の文章を復元することが可能です。
ヂ→ダ
ウ→イ
ソ→セ
ウ→イ
キ→カ
ウ→イ
ということでダイセイカイ(大正解)となるのです。
これが慎重で用心深い人間を騙す方法で御座います。
先程の問題を少し違った形でもう1度出させて頂きましょう。
この画像なら隠された文字を見つけ出せるのではないでしょうか?
拡大して頂ければお分かり頂けると思うのですが、上の辺の部分に「自分で苦労して得た成果を人は疑わない。だから彼らが納得する答えを用意してあげれば良い」と書いてあるのです。
もしも中央の「ヂウソウキウ」という暗号が無ければ、おそらく多くの方が上の辺の文字に気がついたことでしょう。何故ならば成果を得られていないので、用心深く慎重に画像を確認するからです。上の辺の文字くらい簡単に見つけてしまうことでしょう。
しかし中央にきちんと暗号として成立している暗号があった場合、その暗号を解いた時点で「苦労して成果を得て」しまったのです。
するとその答えこそが真実であると人は確信してしまう。問題が簡単過ぎたり、また出題者から「これはシーザー暗号だから1文字ずらせば良いんだよ」というような答えを聞いた場合は「もしかしたらまだなにかあるかも……」と慎重さを失いませんが、自分で苦労をして見つけてしまうと意図もたやすく慎重さを失うのです。そしてそれを疑わない。
もちろん今回の問題は例題ですので、最初の段階で上の文字に気がついた方もいらっしゃることでしょう。
その辺りの匙加減は少々難しいので工夫が必要です。
ところで、今皆様はこんなことを考えてはいらっしゃいませんか?
「上の辺の文字以外にも、まだ隠された文字があるのではないか?」と。
私が答えを口にしたから、苦労をせずに成果を得てしまった。そのため「まだ他にもあるのでは?」と疑ってしまうのです。最初の段階で上の文字に気がついた人間は苦労をして成果を得たので「まだ他にもあるのでは?」と疑いません。
答えが見つからない男
さて、長々とお話をさせて頂きましたが今回のご質問の本題に戻らさせて頂きます。
ここまでお読み頂き誠に有難う御座いました。心よりお礼申し上げます。
自己評価の低い女性というのは先程から紹介させて頂いている「保身型」の人間である場合が非常に多いのです。もっとも正確に言えば「極めて極度の保身型だからこそ、自己評価の低い人間になってしまった」と言ったほうが正しいでしょう。
「八方美人になりたがる」「いつも不安である」「新しいことに対して臆病」などは自己評価の低い女性の特徴で御座います。
こういった女性はある意味では極めてメスらしい本能を持っているとも言えるでしょう。
繰り返しになりますが、メスという性別の本質は「1秒でも長く生き残る」というところに御座います。そのためにはとにかく慎重で、八方美人で、挑戦をせず、常に不安であることが重要なのです。良くも悪くも、大胆で、好き嫌いがはっきりしていて、挑戦をして、自信に満ち溢れている人間は短命なのです。
特に「常に不安である」というのが今回のポイントであり、長生きをするためにはその不安が解消されてはいけないと言えるでしょう。
「常に不安だからこそ、強く安心を求める」という行動原理こそが長生きの秘訣。しかし安心を欲するものの、本当に安心をしてしまったら長生きが出来ません。何故ならば安心をしてしまった瞬間、これまでの「用心深さ」「リスク回避」「八方美人」というような「長生きのための法則」が失われてしまうのです。
ですので、長生きをするためには「決して得られない安心を永遠に求め続ける」という状態でなくてはなりません。
それでは自己評価の低い女性が、男性から口説かれている時にどのような心理状況になっているのか、ということを考えてみましょう。
まずは一般的に「良い男」と言われる男性から口説かれた場合で御座います。
自己評価の低い女性はとにかく慎重で疑り深い性格をしているので、男性から口説かれた場合まず「何故?」ということを考えます。
「どうして彼は私を口説いたのか」
「何で私のことを好きになったのか」
そんなことを考え悩み続けるのです。
ここで男性が「君の性格が好きだから」とか「君と趣味が合うから」というようなことを言っても、残念ながら彼女たちは決して信用は致しません。
私達が詐欺師の言葉を信用しないように、彼女たちは「自分を騙そうとしている可能性のある男性」が発言した内容など絶対に信用しないのです。
用心深く、そして慎重な彼女たちが信用するのは「自分が苦労して手に入れた情報」だけ。つまり男性側が口にした時点で、その発言は信用に値しない情報になってしまうのです。
良い男であればあるほど、きちんと理由を言葉で示してしまうため、彼女たちからの信用は失墜。そして結局「彼が私のことを好きになった理由」を女性は見つけることが出来ず「彼は私のことを騙すために口説いているのではないか?」という結論に到達してしまうのです。
次に分かりやすいクズ男から口説かれた場合を考えてみましょう。
彼らから口説かれた場合も彼女たちは「どうして私のことを口説いたのか」という疑問に直面します。
しかしここでクズ男と良い男の差が生まれるのです。
まずクズ男はクズ男なので彼女たちに対してロクなことを致しません。
殴る・金をせびる・命令する・浮気するなどなど。とにもかくにもろくな事をしないのです。
しかし、こういった行動は彼女たちに「答え」を与えてしまうと言えるでしょう。
つまり「殴る対象として選ばれた」「金づる」「便利屋」「浮気相手の1人」というような答えを彼女たちは苦労を持って自分の力で見つけてしまうのです。
リスクを負わない
以前、とある女性からインタビューを受けたとき、私はたとえ話として「ギャンブル」の話をしたことが御座います。
仮に年収が500万円だったとしましょう。
あなたの会社は少し変わったルールがあり、毎年年度末の日に社長とじゃんけんをするかしないかを選ぶことが出来ます。
もしもじゃんけんで勝てば、来年の年収は1000万円。しかし負ければ年収は0円。
皆様はじゃんけんに挑戦しますか?(もちろん負けたら会社を辞める、は不可)
この条件であれば、よほどのギャンブラーでない限りじゃんけんを行いません。
それでは勝ったら2000万円、負けたら0円の場合はどうでしょう?
この条件であればほとんどの男性はじゃんけんに挑戦します。このギャンブルは完全に挑戦者が有利な条件なので数学的には挑戦するのが妥当でしょう。
しかし女性の場合、2000万円でも結構悩む方が多いのです。
それどころかインタビューをしていた女性は2000万が1億になっても挑戦しないと言ったのです。
この女性はやや極端では御座いますが、保守的な人間の発想としては妥当なものであると言えるでしょう。
彼女は負けたときのことしか考えていないのです。確かに数学的に考えればどう考えても乗るべきギャンブルなのですが、それは挑戦心のある人間の理論に過ぎません。
死にさえしなければ良いという保守的な発想の方にとっては、初年度にじゃんけんで敗北し年収0円の1年間で死ぬリスクは到底負えないのです。
解説
年収0円の場合、1%の可能性で死ぬ。
年収500万の場合、絶対に死なない。
年収1億の場合、絶対に死なない
と仮定すると
じゃんけんをした場合
勝つ(50%) | 死なない(年収1億) |
負ける(50%) | 1%で死ぬ(年収0) |
⇨0.5%で死ぬ
じゃんけんをしない場合
⇨100%死なない。
死なないことだけを考えている場合、じゃんけんをしない方が得。
これは年収が1億でも100億でも同じ結論になる。また死ぬ確率を0.00001%にしても同じ結論になる。