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ファンとアンチは関わらないほうがお互いに幸せ

ここで終われば何の問題もない

ご質問者様はこの畳の部屋の人間を否定しているわけですが、それはもう言論統制です。少なくとも私はこの時点では何も問題がないと思います。

問題なのはその後……

逆もまた然り

世の中には「世界中みんな仲良くなれる!」みたいなことを言っている方がいらっしゃいますが、少なくとも私が「世界中みんな仲良くなれる!」と言っている方と仲良くなれそうにないので、それは難しいでしょう。

しかし、だからと言って「嫌いだから殺す!」という訳にもいきません。

これこそが多様性でありダイバーシティであると私は思います。「あいつのことは死ぬほど嫌いだしムカつくけど、殺してはいけないから距離を置こう」という考えこそが多様性。みんな仲良く手を取り合いましょうではないのです。

だからこそ私たちは、仲良くなれそうにない人とは喧嘩をしないように「違う部屋」で生きるようにしていると言えるでしょう。

腐女子界隈では、作品の最初に「〇〇注意!」的な告知をすることが多いようですが、あれなどがまさにそれの典型例で御座います。

「A×B」が好きな人が集まって「B×Aは苦手」「分かるー」と話して楽しんでいる分には全く問題ありません。

それなのに「B×A」派の人間が「A×Bオンリーのイベント」にやってくるから喧嘩になるのです。

せっかく分かれて暮らしているというのに、その部屋の間の壁を壊したり、わざわざ意味もなく扉を壊してくる人がいる。

「みんな仲良くなれる!」と言いながら壁を壊す人間の考えというのは得てして「みんな仲良くなれる!(なれない人は殺しました)」です。

矛盾

ご質問文にあった「私は自分が嫌いなものであっても叩いてはいけないと思っているので、私はその人が許せず苦言のリプを送ったところブロックされました」というこの一文。この一文は言い換えれば「自分が嫌いなものを叩いてはいけないと思っているので、自分の嫌いなものを叩いた」ということになるでしょう

その人が勝手にリプライで悪口を送ってくるのであれば正当防衛的な意味でも理解が出来ます。ですがご質問者様が勝手にフォローをしているのであれば、ご質問者様もまた壁を壊した人間ではないでしょうか?

根本的にご質問者様は「自分の気に食わないものには消えて欲しい」としか考えておりません。

まずはそこの認識を変えることが重要です。しかしそれは当然の話。私もご質問者様も、この世界中の全ての人間は「自分の気に食わないものには消えて欲しい」と願っております。

ですので、ご質問者様が今、行なっている行動は紛れもなく「嫌いなものを叩き潰す」というものに他なりません。

それなのにそれを「私は嫌いなものを叩き潰すなんてことは許さない!」というように自分を美化しようとするから矛盾を抱えるのでしょう。

そんな高尚な話ではないのです。もっとずっと単純で「自分の気に食わないものには消えて欲しい」という感情で我々は生きています。

「嫌いなものには消えてほしい」という気持ちが悪いのではなく「嫌いなものには消えてほしい、なんていう感情を自分は持っていない」という勘違いが問題なのです。

しかし、どれだけ「嫌いなものに消えてほしい」と言って本当に殺したり消したりする訳にはいきません。どこかで折り合いをつけなければならない、と考えるのが大人の考え方であると私は思います。

「確かにあいつは気に食わないが、殺す訳にも行かないから、せめて俺の視界に入らないようにしよう」という考え方。だからお互いがお互いに、お互いの姿を見ずに生きていけるように、喧嘩をしないように離れて生きていこうとしているのです。

ズカズカと相手の陣地に踏み込んで「みんなと仲良くできました(仲良くできない人は殺しました)」ということにならないように気をつけましょう。

 



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