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「意見が異なる」=「敵」と考えてしまう人たち

これは”快諾”ではない

それでは実際に4コマ目まで入れて、先ほどの会話を見てみましょう。

 

 

 

 

 

この4コマの会話劇の問題点はズバリ2コマ目

このコマが問題で御座います。

このセリフを言った瞬間、ABCのどれを選んでも嫌われる道しか存在しなくなりました。

おそらくは皆様の中には、このコマを見て「あ、こいつは嫌われる奴だ……」という感想を抱いた方もいらっしゃることでしょう。

そう、この佐藤さんの回答は決して”快諾”では御座いません。

そして、おそらくはその点こそがご質問者様がお悩みになっている点でないかと私は思っております。

理由を聞く=敵対

今回のお話をする上で、避けては通れない点として「ご質問者様」と「普通の人」の一体何が違うのか、というお話をさせて頂ければと思います。

さて、それでは下図をご覧ください。

これは縦軸を「討論が好きか嫌いか」

横軸を「意見の一致を重要視するかしないか」で示したグラフで御座います。

普通の人

まず重要なのは右下の「普通の人」で御座います。

普通の人という名の通り、圧倒的多数の方が該当する位置がここ。

この「普通の人」の最大の特徴は、何と言っても「意見の一致」を重要視することでしょう。

何事においても、相手と自分の意見が一致することを最優先に考えます。逆に言えば「意見が一致しない相手」は「敵」なのです。

そのため、意見が一致しないことが無いようにそもそも「討論」を避ける傾向が御座います。何故ならば仮に意見が食い違っていたとしても、討論をしなければそれが発覚しないから。むやみに討論をすれば、それだけ「意見が一致しないこと」が増えてしまいます。

・このタイプの人に多い特徴

【組織人】【リア充】【サラリーマン】

政治家系

次に「意見の一致」を重要視する方の中で、「相手の意見を自分の意見と同じにしてしまえばいい」と考えるのが「政治家系」

このタイプの方は自分と相手の意見が食い違っているかどうかを確認するためにも、積極的に議論を展開していきます。

そしてもし相手と自分の意見が違うと分かったら、相手が「私も同じ意見です」と言うまで徹底的に議論を続けます。また、もしそれでも相手が「同じ意見です」と言わないのなら、完全に「敵」として相手を認識するのです。

・このタイプの人に多い特徴

【面倒なタイプのオタク】【思想団体】【経営者】【政治団体】

ギャンブラー

政治家系が「意見を一致させるために」議論をするのに対して、「討論そのものが好き」というタイプが「ギャンブラータイプ」

あくまでも好きなのは「討論」なので、相手と自分の意見が一致するかどうか、ということはそこまで重要視はしません。人生が博打になりやすいので「ギャンブラー」と名付けました。

・このタイプの人に多い特徴

【ベンチャー】【クリエイター】【トラブルメーカー】【研究者】

超穏健派

最後にあまり見かけないのが超穏健派

よく言えば寛容ですが、悪く言えば無関心。

揉め事は起こさないタイプと言えるでしょう。

まとめ図

もちろん、この4つで完全に分けられる訳では御座いません。

例えば「ギャンブラー」と「政治家系」の間くらいという方もいらっしゃいますし、職場では「普通の人」だけど家に帰ると「ギャンブラー」といったように状況によって位置が変わる方もいらっしゃいます。

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