男性の「好きサイン」を知りたい
男の人の好きなサインを知りたいです。
ネットにはいろいろ諸説書いてありますよね。
自分と話している時に相手の瞳孔が大きくなる等もありますが、
もっとわかりやすく、全員に当てはまらなくてもだいたいこれがあったら相手は気になってますよ、っていうのはありますでしょうか?
回答
ご質問誠に有難うございます。上野です。
ド・モルガンの定理という言葉をご存知でしょうか?
これは集合と呼ばれる数学の概念で使用される定理ですが、この定理の内容自体は今回の回答にあまり関係がありませんのでお話は致しません。
ただ集合の概念であるノットについてだけ今回はご理解頂ければ幸いです。
ノットというのは先程のド・モルガンの定理の際にAとBの上にあった横棒のことで、日本語では「否定」と言います。
例えばAの条件を「男性」としてAとノットAについて考えてみましょう。
それでは早速ですが、私、上野はAとノットAのどちらに分類されるでしょうか?
もちろん私は男性ですのでAに分類されます。
次にご質問者様はどちらに分類されるでしょうか?
ページを少し上に戻って頂ければ分かりますが、ご質問者様は女性ですのでノットAに分類されます。
ではちょっと難しくして「オスの犬」はどちらに分類されるでしょうか?
男性というのは「人間のオス」を示す言葉ですので、たとえオスであっても犬の場合は「男性」とは呼びません。ですのでオスの犬はノットAに分類されるのです。
さて、ノットというのが一体何かご理解いただけたでしょうか?
この「ノット」や「ド・モルガンの定理」というのは集合という数学の分野で使用される言葉であり、一般的に高校1年生の際に学習をする分野です。
しかし、私はこの「ド・モルガンの定理」という言葉を中学3年生の時に学びました。
高校数学を先取りしていたわけでは御座いません。「ド・モルガンの定理」という言葉だけをとある理由で学んでいたのです。それは数学とは全く関係のない、非常に姑息な理由で御座いますが、皆様はなぜ私が「ド・モルガンの定理」という言葉だけを知っていたのかお分かりになるでしょうか?
精神攻撃は基本
もう10年以上前の話になります。
高校受験を控えた中学3年生の私はとある塾に通っていました。仮にその塾の名をグローリー塾としましょう、もちろん仮名ですので実在する塾とは関係御座いませんのでご注意下さいませ。
あれは12月の中旬頃だったでしょうか。グローリー塾の生徒が集められ決起会が行われました。
その中でとある数学の講師の先生がこんな話をしたのです。
「ド・モルガンの定理だ。」
「試験会場でグローリー塾の生徒に会ったら、周りに聞こえるように「やべっ!ド・モルガンの定理って〇〇であってるっけ?」と確認するんだ」
先程申し上げた通りド・モルガンの定理は高校で習う範囲。つまり高校受験では絶対に出題されない問題なのです。
当然、高校受験に向けて勉強していた中学生はド・モルガンの定理などという言葉など知りません。
しかし、周りの人間が「ド・モルガンの定理ってなんだっけ?」「ド・モルガンの定理は重要だよね」「あの問題ド・モルガンの定理使えば簡単だわー」的なことを言っていたら、不安になるというものでしょう。
そして周囲の受験生の精神を乱し、グローリー塾の生徒だけが合格をする。
まさに精神攻撃は基本。死ぬほど卑怯な手段ですが、そんな理由で私は「ド・モルガンの定理」という言葉を知ったのです。
グローリー塾の生徒は何人いる?
さて、それではとある試験会場について考えてみましょう。
その試験会場には1000人の受験生がいたとします。グローリー塾の生徒は全員必ず「ド・モルガンの定理!」と叫ぶとしたら、「ド・モルガンの定理!」と叫んでいる受験生の人数がグローリー塾の生徒の人数になるでしょう。
しかし、グローリー塾の生徒が5人や10人であればそのように数えてもいいでしょうが、もしも試験会場にいる受験生の過半数がグローリー塾の生徒であったとしたらどうでしょうか?
「ド・モルガンの定理!」と叫んでいる人数を数えるよりも、「ド・モルガンの定理!」と叫んでいない人数を数えたほうが簡単になるのです。
先程のAとノットAを思い出して下さいませ。
Aを「グローリー塾の生徒」とすると、受験会場においては「A+ノットA=1000人」なのです。
ですのでAの人数が知りたい場合はAの人数を調べても良いですが、ノットAの人数を調べても分かるのです。グローリー塾の生徒の人数が知りたい場合は、より数えるのが簡単な方を調べると良いでしょう。