お悩み相談

ジャニオタの女性は彼氏を作ることが出来るのか?

【ご質問】

私はジャニヲタです。

小学校の時から、国民的アイドルをずっと応援してきています。

でも、そのグループが活動を休止するので、最近ジャニーズのジュニアを応援しています。

アニヲタ、ゲームヲタなどは男性からも受け入れられる感じがするのですが、やはりジャニヲタは良い印象を持たれないイメージです。

私はアイドルに対して恋心を抱きがちで、今21歳なのですが、10年程恋愛をしていません。

そろそろ焦り、友達からの紹介で素敵だなと思う男性が出来ました。でも、その彼を素敵だなと思ったのが、私が好きなアイドルに話し方や雰囲気が似ていたからです。

あとアイドルに対しては、すぐに好きという感情が出てくるのですが、現実の恋愛では好きという感情がわからなくて、彼のことが好きか?と言われれば、ちょっとよくわかりません。

素敵な人だとは思っているのですが。。。また、彼に嫌なところが感じれず、優しかったので素敵だと思いました。

彼とはまだ友達という関係なのですが、国民的アイドルが好きなことは言えたとしても、ジュニアを応援していることは、少しマニアックで引かれそうなので、言えません。

彼と上手くいくかはわかりませんが、今後彼氏が出来た時は、ジャニヲタということを伝えた方がいいのでしょうか。私は今後彼氏が出来ても、ライブなどには参戦したいと考えています。

また、私みたいなジャニヲタが今後人とお付き合い出来るのかが、心配です。

【回答】

ご質問誠に有り難う御座います。

まず最初にご質問者様に1つお伝えしたいことが御座います。

ご質問者様は「ジャニーズじゃなくて、ジャニーズジュニアを応援しているなんてマニアックで引かれそう!」とお考えのようですが、失礼ながらジャニーズにそこまで興味がない男性からすれば、ジャニーズもジュニアも変わりません。というか違いがわかりません。

「いやー、戦国とか幕末みたいなメジャー所ならともかく、近代モンゴル史が好きなんて言ったらマニアック過ぎて引かれそう」なんて言っている方がいたらどうでしょうか?

ご質問者様からすればどっちも「歴史オタ」という一括りであり、戦国だから引かない、モンゴル史だから引くみたいな差は無いことと思います。

何の自慢にもなりませんが、私はご質問者様が好きであろうグループのメンバーの名前を言えません。

櫻井翔さんと松潤さんと大野さんまでは分かるのですが、後の2人は失礼ながらお名前が分かりませんし、松潤さんと大野さんはフルネームが分かりません。

さすがに私は無知すぎると思いますが、ファンではない人間なんてこんなもんで御座います。ですのでジャニーズだからセーフ、ジュニアだからアウトという心配はする必要が御座いません。

喜ばれることはない

ジャニオタに限った話では御座いませんがどのような形であれ、恋人が自分以外の異性に熱中していることに喜ぶ人はおりません。

アイドルオタクの男性、アニメのキャラに熱中する女性、AKBに熱をあげる男性、ジャニーズにハマる女性。

「そこまで気にしない」という人はそれなりに存在しますが、恋人が自分以外の異性に熱心になることを快く思う人間はほぼいないと考えた方が良いでしょう。

もちろん「ジャニーズと恋愛は別」という理屈は分かります。

分かりますが残念ながら通用しないのもまた間違いありません。

「ジャニーズと恋愛は別」という理屈は、彼女がいるのに風俗に行く男性が「風俗と浮気は別」と言うのと同じくらいくらい納得されない理屈なので御座います。

本人の中では正しい理屈でしょうが、正しいかどうかなんていうことは重要では御座いません。重要なのはその理屈を相手が納得するかどうかというその一点のみ。その点に関して言えば「ジャニーズと恋愛は別」という理屈はまず納得して貰えない理屈と考えた方が良いでしょう。

信仰になっているかどうかは重要

ジャニオタだろうがアニオタだろうがアイドルオタだろうが、それだけであれば恋愛をするにあたりそこまで問題はないでしょう。

しかしそれが信仰レベルに到達してしまっていると、恋愛というより全ての人間関係レベルで少なからず問題が生まれやすくなるのは間違いありません。

これはジャニオタやアイドルオタのような趣味に限った話ではなく、あらゆる趣味に該当する問題でしょう。

それでは趣味と信仰の差には一体どのようなものがあるのでしょうか。

(1)絶対なる善として扱う

この原稿を書いている日に、元TOKIOの山口達也さんが酒気帯び運転で逮捕されました。

今のところ私が見た範囲ではいなかったのですが、このようにアイドルが何かしらの不祥事を起こした際に「〇〇君は悪くない!」というようなことをファンの方が言い出すことが御座います。

今回の山口さんの件も、私は詳しいことは知らないので何とも言えませんが普通に考えれば山口さんの行動に問題があると言えるでしょう。

しかし信仰心レベルに到達している方にとって、そのアイドルは「絶対なる正義」なので仮に悪いことをしても「彼は悪くない」という前提で別の理屈を考えてしまうのです。

このように「絶対なる善」としてその対象を扱っている場合、それは趣味から信仰になりかけていると言えるでしょう。

(2)批判を許さない

「ジャニーズって正直そこまでイケメンじゃないと思うんだよね」

このようなことを誰かに言われた時に、ご質問者様はどう感じるでしょうか?

もしもご質問者様が「まぁ貴方はそう思うんでしょうね。私はカッコいいと思うけど。」と思うのであれば、ご質問者様は趣味の範囲であり、信仰まで行っている可能性は低いでしょう。

しかしもしも「お前は頭がおかしい」とか「目がついてるのか?」というように感じてしまうのであれば、信仰レベルに到達している可能性は高いかも知れません。

信仰レベルに到達している方は、人の批判を許さないことが非常に多いのです。

「私は私、貴方は貴方。私はジャニーズが好きだけど、貴方はジャニーズが嫌い」というように自分の考えを相手にも要求せずにいられるかどうかということは信仰かどうかの重要な分岐点になるでしょう。

(3)客観性の喪失

これは政治における信仰でよく見られる特徴なのですが、客観的事実を無視するようになったら、それはもはや信仰と考えた方が良いでしょう。

例えば「最近は凶悪犯罪が増えた」と思い込んでいるご年配の方は多いのですが、客観的事実として戦後と比べ今日の日本では凶悪犯罪が激減しております。

しかし、その事実を突きつけてもなお「とは言え増えている」と訳のわからないことを仰る方がいるのもまた事実。このような方にとって「最近は凶悪犯罪が増えた」というのは信仰のレベルに達しているのです。

つまり「最近は凶悪犯罪が増えた」を絶対的な事実として信仰しているので、それに反するような統計が出た場合「統計が間違っている」と言い出すのです。

例えば私が「AでBでCだから、地球は回っていない」と言い出したら、皆様は「地球は回っているから、その主張は間違っている」と考えることでしょう。

もちろん地球は回っているのですが、そのような「地球は回っているから、お前が間違っている」という理論の流れが先ほどの「統計が間違っている」という理論の流れで御座います。

(4)異教徒の人格否定

実は私は過去に1度だけジャニーズのライブに行ったことがあるのですが、失礼ながらジャニーズの良さが全く分かりませんでした。

このような発言をした人間に対して「ジャニーズの良さが分からないなんて、人間性がおかしい」というように人格否定を始めるのもまた信仰に到達している方の特徴でしょう。

「(2)批判を許さない」にも共通する部分が多いのですが、異教徒の人格を否定するのも信仰の特徴の1つで御座います。

ちなみに私がジャニーズのライブに行ったことがあるというのは説明のための嘘ですので、ご了承くださいませ。

(5)棄教者の弾圧

棄教というのは信仰を捨てること。

イスラム教では未だに「棄教=死刑」となっている国もあることからお分かり頂けるように、信仰心を持った方は棄教者を許さない傾向があると言えるでしょう。

例えばご質問者様にジャニーズ好きの友人がいたとします。

その女性が何かの拍子にジャニーズを嫌いになったとして、それでも彼女と仲良くしていられるのであれば趣味の範囲に止まっている可能性が高いと言えるでしょう。

逆にその女性がジャニーズオタクを辞めた瞬間に関係が険悪になるようでしたら、かなり信仰に近いと言えるかも知れません。

異教徒は理解し合えない

もしもご質問者様のジャニーズ好きのレベルが信仰の域にまで達しているのであれば、残念ながら恋人と円滑な関係を築くことは難しいでしょう。

勘違いしないで頂きたいのですが、別に何かを信仰することが悪いと言っているわけでは御座いません。

人間誰しも何かしらを信仰して生きているのです。

「俺は科学的だから信仰なんてしない」と仰る方もいらっしゃいますが、そういう方は科学を信仰しているに過ぎません。

良い悪いの問題ではなく、自分と異なるものを信仰している異教徒とは分かり合うことが非常に難しいと言っているだけで御座います。特にジャニーズオタクという趣味は男性の気持ちを逆撫でする可能性が極めて高いので、信仰レベルに到達している場合、恋愛は難しいのは間違いありません。

しかしもしもご質問者様があくまでも趣味としてジャニーズを楽しんでいるだけであり、信仰のレベルに到達していないのであれば、恋愛をすることは決して難しくはないでしょう。

確かに失礼ながら「ジャニーズオタク」という肩書が恋愛においてプラスに働くことはほぼ御座いません。

ですが所詮は「プラスに働かない」程度の話。それだけで全てが終わるような話では御座いません。

アンカリング効果

心理学の用語に「アンカリング効果」というものが御座います。

例えば「通常1万円の商品が、何と3000円!」と宣伝されると、非常に安く感じることと思いますが、これがアンカリング効果で御座います。

つまり最初に言われた数字、今回の例の場合「通常1万円」という数字と比較して判断をしてしまうということ。もしも同じ商品が「3000円」と書かれていたら安く感じないのに、「通常1万円」と書かれたことで1万円がアンカーになり、3000円が安く見えるのです。

ジャニーズオタクはこのアンカリング効果が常に発揮されていると言えるかも知れません。

もちろん多くのジャニーズオタクの女性は「彼氏とジャニーズは別」と考えているかも知れませんが、それは理性の部分の話に過ぎないのです。人間である以上、どれだけ理性的に否定をしたとしても、何かと比較してしまうのは間違いありません。

ですのでジャニーズが好きな女性の場合、どれほど理性的に気をつけたとしても、無意識下で「相葉君と比べて……」「ニノより……」と比較をしてしまうのです。そして我々一般人がジャニーズの方々と比べて魅力的であることはまずまずあり得ません。

そのためご質問者様が今気になっているその男性は、相当に魅力的な男性と考えて間違い無いでしょう。

彼は無意識下でジャニーズと比較されているのです。それなのにそこそこ魅力的と思えるということは、ジャニーズと比較しなければ相当に魅力的な男性なのでしょう。

私の姉も極度のジャニオタだったので割とジャニオタは身近な存在なのですが、アイドルに熱中した女性が恋愛から遠ざかるのは「ジャニオタが男性から引かれる」ということよりも「無意識にジャニーズと比較してしまい、一般の男性を魅力的に思えなくなる」ということが原因なのです。

私の姉もそれでかなり苦しみました。

ですのでご質問者様が恋愛をされたいと思っているのであれば、どうかこの機会を逃さないようにして頂ければ幸いです。

無意識にジャニーズと比較してしまっている以上、ご質問者様のお眼鏡に叶う男性が現れるのはかなりレアなことなのです。

ライブに行っても良いけれど

もしもご質問者様に彼氏が出来たとして、ライブに行くのは何の問題も御座いません。

ただし、どうかどうか心に刻んで頂きたいことが御座います。

彼はご質問者様がジャニーズのライブに行くことを決して善とはしないでしょう。

そのことを心に刻んで頂きたいのです。

「ライブに行くな」と言っているわけでは御座いません。

「彼は我慢してくれているんだろうな」ということを忘れずにライブに行けと言っているのです。

恋人に悲しい思いをさせたり、我慢させたり、辛い思いをさせることが良いことだとは言いません。しかし自分と全く同じ人間などこの世には存在しないのですから、多かれ少なかれ相手に悲しい思いや我慢をさせてしまうことは仕方がないでしょう。

しかし、それを忘れてしまったら。

相手に我慢をさせているということを忘れ、「ライブに行って何が悪いの!?」なんて言い出したら、間違いなく彼との関係は崩壊することでしょう。

重ね重ねになりますが、別にライブに行くのが悪いと言っているわけでは御座いません。

ただ彼氏目線で見れば、彼女が自分以外の男性に熱を上げているのは心地よいものではないのです。そして彼氏様がどれほど笑顔で送り出しくれようと、彼の中で少なからず「出来れば行かないで欲しい」という気持ちはあることでしょう。

「ライブに行くな、なんて言ってはいけない」と彼は必死で我慢しているのです。それなのに彼女から「何が悪いの?」なんて言われた日には彼の怒りが爆発するのは避けられません。

例えば友達と遊んでばかりで、彼女に寂しい思いをさせている男性がいたとしましょう。しかし彼女だって「友達と遊ぶな」なんてそうそう言えるはずもありません。出来れば自分に構って欲しいけど、友達と遊ぶなとは言えないというのが正直な気持ちでしょう。

そんな状況で彼氏から「友達と遊んで何が悪いの?友達と遊ぶなんて普通じゃん」と言われたらどうでしょうか?

彼の言っていることは一般論として正しいことでしょう。しかし正しいかどうかなんてことは全くもって重要ではないのです。

それと全く同じでしょう。

「ジャニーズと恋愛は別枠」「アイドルを応援しているだけで恋をしているわけではない」「ライブに行って何が悪いのか」

それは全て一般的には正論です。しかし重ね重ねな上に重ね重ねになりますが、正論かどうか、正しいかどうかなんていうことはどうでも良いのです。

正論だろうが正しかろうが、切れるものは切れるのです。

まさに信仰と同じ。正しいかどうかなんてことはどうでもよく、人間は自分の信仰を譲りません。

ですのでライブに行くのは良いのですが、どうかどうか「彼に我慢をさせてしまっている」ということをお忘れなきようお願いいたします。

別にお土産を買って来いとか、代わりに何かをしろと言っているわけでは御座いません。

ただ「ライブに行って何が悪いの?」という彼の逆鱗に触れることを決して言わないようにご注意くださいませ。

※なお今回の全ての内容は「相手の男性もジャニオタだった場合を除く」という注意書きが付きますのでご注意くださいませ。



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