曲解が悪いわけではない
見ず知らずの私がこんなことを言うのも変な話ですが、私はご質問者様がバカな方だと全く思っておりません。
これだけきちんとした文章が書けるのです。そしてその文章の中で「彼は結婚願望があると言った」という黒を白にするような改ざんを行わなわずに、彼の発言に関してはきちんと事実を書いた。
これだけ状況を整理できている方が「彼は結婚願望があるとは一言も言っていない」ということに少しも気がつかないとは到底思えません。
恐らくは気が付いているのです。
本当に気が付いていなかったら、恐らくご質問文を改ざんしたことでしょう。仮に改ざんをしなくとも、彼の発言を具体的に書かずに「付き合う前に結婚願望があるようなことを言っていて」というような表現をすることと思います。
それをしなかったのは、私にきちんと伝えたかったからではないでしょうか?
彼が「結婚願望がある」と一言も言っていないということを。
仮に彼氏様に全く結婚願望がなかったとしましょう。
もしもご質問者様が「推測」の状況であれば「私の推測が間違っていた」ということになります。
つまりその責任は勝手に勘違いをしたご質問者様になるでしょう。
しかし、ご質問者様が「事実」の状況になると「彼は私のことを騙した」ということになります。
この場合、その責任は人を騙した彼氏様に帰することになるでしょう。
どちらにせよ傷つくのはご質問者様ですが、後者の方が幾分か気が楽なことは間違いありません。
私は真実こそが重要だとは思っていないので、ご質問者様が楽になるのなら事実を曲解して自分の傷を浅くすることが悪いでは無いと考えています。
しかし良くも悪くも自分が事実を曲解していることに気が付いてしまっているご質問者様は、自分を楽にすることが出来るでしょうか?
「彼が私のことを騙した!」と言いながらも、心の中では「私が勝手に勘違いしただけだ」と強く自分のことを非難してしまうのではないでしょうか?
もしもご質問者様が100%本気で「彼は結婚願望があると言った!」と信じているのであれば、私はご質問者様に何かを言うことは御座いません。
何故ならば「結婚願望があると発言した」と信じているのであれば、例え彼に結婚願望があろうともなかろうとも、ご質問者様にとって都合の良い勘違いであるからです。
ですが信じることが出来ていないご質問者様にとって、今回の曲解はご質問者様を苦しめるものでしか無いでしょうか。
私はご質問者様に真実を直視して欲しいわけでは御座いません。
真実なんていうものは得てして直視し難いものなのです。全てを見るのはあまりにも厳しいことであると言えるでしょう。
しかしご質問者様は「自分が真実を直視していないこと」に気が付いてしまっている。自分を騙せていないのです。
その曲解は誰も幸せにしません。
完全に目を閉じているなら、ご質問者様は嫌なものを見ずに済みますが、今のご質問者様はホラー映画を「怖い」と叫びながらも指の間から画面を見ているようなものなのです。
目をつぶるか、それともきちんと見るか。
どちらかを選んで欲しいのです。
真実は何か?
どちらかを選んで欲しい、と言いましたが、残念ながら現実はホラー映画では御座いません。
気が付いてしまった人間は「見る」という選択肢しか取れないのです。
ですのでどうか真実を見て下さいませ。
「彼は結婚願望がある」とは言っていないということを。
そしてどうか勘違いしないで下さいませ。
「結婚願望がない」とは一言も言っていないということを。
確かに彼氏様は一言も「結婚願望がある」とは言っておりませんが、逆に言えばそれだけの話なのです。50%50% のイーブンな状況をご質問者様が100%0%に曲解したのが問題だっただけであり、決して結婚願望が0%というわけでは御座いません。
そろそろ確認をしてみてはどうでしょうか?
ご質問者様は彼氏様が「結婚願望」について発言をしていないことに気が付いているので、彼氏様に「本当に結婚願望があるのか?」と聞くのが怖くなってしまっているのでしょう。聞かなければ「結婚願望がある」と言い聞かせることが出来るものの、聞いてしまったらそれすら叶わなくなってしまう可能性があるから、ご質問者様は質問をすることが出来なくなってしまっているのです。
ですが、その言い聞かせの魔法がすでに解けかかっている。魔法にかかっているのなら言い聞かせ続けても良いでしょうが、ご質問者様の魔法はもう半分以上解けているのです。魔法の効果が消えているのに、魔法にかかっていると言い張っていても何の意味もありません。
聞いて、関係が終わるのが怖いでしょうか?
ご質問者様に限らず、彼氏が結婚について考えてくれない皆様にお伝えしたいことが御座います。
「結婚しないの?」と聞いたくらいで関係が終わる男は、最初から結婚する気なんてさらさら御座いません。
それに「結婚願望がある」とこそ言っていないとは言え、「子供が欲しい」とか「サッカーしたい」などの発言は相手を錯誤させる可能性があった発言であるのは間違いありません。
「あいつが結婚願望あるって嘘をついた!」という責任転嫁はどうかと思いますが「あいつが結婚願望あるふりをした!」と文句を言うのは真っ当であると思います。