第7章【トークタイム】
おそらく「彼女がいない」とお悩みの方は「コミュニケーション能力」についてお悩みがあるかもしれませんが、恋活パーティーにおける「コミュニケーション」はそこまで難しいものでは御座いません。
まず恋活パーティーは一人一人と会話をする時間が短いので、ある程度「台本」のようなものをあらかじめ用意ができるのです。
また恋活パーティーでは相手の女性も緊張しているので、そこまで踏み込んだ会話をする必要がありません。ある意味「上辺の会話」で良いのです。
それではセクションごとの会話についてお話しさせて頂きます。
セクション別会話
1.挨拶
恋活パーティーで最初に女性と会話をする場面が「挨拶」で御座います。
先ほど「パーティーの流れ」でもお話しさせて頂きましたが、恋活パーティーでは基本的に男性が移動をするので、女性の所についたらこちらから挨拶をしましょう。
挨拶は丁寧に行えば問題ありません。
「初めまして、〇〇です。よろしくお願いします。」と言ってから座ると良いでしょう。あまり堅苦しすぎてもよくないので、これくらいのフランクさで問題ありません。
また女性の方が緊張されている様子だった場合は「こういうのって緊張しますよね。私も緊張しているんです」と言うと、お互いの緊張が解れやすいのでオススメです。
2.トークタイム
恋活パーティーの最大のポイントであるトークタイム。
まず最初に「目的」を考えましょう。
トークタイムの目的は大きく分けて2つ御座います。
【1】失敗しない
【2】印象付ける
ここでお気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、トークタイムにおいては「口説く」という作業をする必要が御座いません。
まず5分程度の短い時間で「口説く」のは極めて難しいですし、恋活パーティーの場合、女性側もある程度「覚悟」をしているので「お友達ゾーン」に入る心配がないのです。
失敗しないために
会話において一番重要なのは「失敗しない」ということ。
会話をする時間が5分程度しかないので、1度失敗してしまうとそれを挽回するのは極めて困難。ですので「失敗しない」ことを第一に考えて話をすると良いでしょう。
ここでは男性がやりがちな失敗とその対処法を紹介させて頂きます。
- ネガティブなことを言ってしまう。
- 極端な沈黙
- 討論
- 極端な上から下から発言
- 社会勉強
1.ネガティブなことを言ってしまう。
ネガティブな発言は基本的に「失敗要素」になります。自分のことを否定的に話すのはもちろんですが、相手の発言を否定する、運営に対して批判的なことを言うなどもネガティブな発言になるのでご注意下さいませ。
・ネガティブな例
「全然、彼女ができなくて」
「(相手の趣味の話の際に)私はこっちの方が好きです。」
「このパーティー会場、微妙だよね……」など
2.極端な沈黙
やはり沈黙は気まずくなってしまうので、できる限り沈黙しないようにした方が良いでしょう。
しかし矛盾するようですが「沈黙しないように!」と焦った会話はそれはそれで痛々しいので注意が必要です。
基本的に沈黙を怖がらないように喋りつつ、沈黙してしまった際には
「やっぱ初対面だと緊張しますね笑 みんなどんなことを喋ってるんでしょう?」
と沈黙になったこと自体をネタにしましょう。
沈黙になっても簡単に話を続けることが出来ると思えば慌てずに会話をすることが出来ます。
3.討論
男性と女性の「趣味」の欄が一致したときなどは特に注意をしなくてはなりません。
例えばお互いに「音楽鑑賞」が趣味というような状況の場合、どうしてもお互いに「音楽」へのこだわりが強く、議論になりがちです。
もちろん「政治」「宗教」など、議論になりやしい話題もNGです。
4.極端な上から下から発言
自分に自信がない男性の場合、非常に下からの発言をしてしまうことも少なくありません。
逆に自分のことを強く見せようと過剰に上からの発言をしようとしてしまう方もいらっしゃいます。
どちらも相手に良い印象を与えないのでご注意下さいませ。
自慢と極端な謙遜のどちらも避けましょう。
5.社会勉強
「いや、別に彼女を作りたい訳ではないんだけど、経験だと思って参加したんだ」
この手の発言をする女性は非常に多いのですが、女性が言っても痛々しいのに男性が言ったら、その10倍くらい痛々しいでしょう。
風俗に行って「いや、俺は風俗とか好きじゃないんだけど……」みたいなことを言うのと同じです。
人は「行動」で判断されます。恋活パーティーに参加している時点で「社会勉強」なんていう言葉を使っても信じてもらえませんし痛々しいだけです。
印象付ける
よく会話の基本として「相手の話を聞く」というものが御座いますが、初対面の女性は基本的に自分からなかなか話そうとはしません。
普通の出会いやデートであれば、そういった女性から話を聞き出すことが重要ですが、何せ5分しかないのです。ある程度、男性からリードをして話を進めないと何も話が進みません。
ですので「女性の話を聞き出そう」と考えて話をすると、全く会話が弾まずに「印象」が残らないことでしょう。
そもそも恋活パーティーでは多くの相手と会話をするので1人1人のことを覚えておくことが困難です。そのためある程度の印象を与えないと女性から忘れられてしまうのです。
恋活パーティーでは最後の「告白タイム」で女性から名前を書いてもらうことが何よりも重要。良い人でも印象に残らなければ決して名前を書いては貰えないのです。
もちろん「悪い意味」で印象に残ってしまっては名前を書いて貰えませんが、印象に残らなくてもやはり名前を書いて貰えないのです。
印象の付け方
もちろん「素敵な人だなぁ」と印象付けることが出来るのであればそれが最高ですが、そう簡単に「素敵な人だなぁ」と思ってもらうことは出来ません。
時間は5分しかないのです。超絶イケメンでもなければそんな簡単に良い印象を与えることは出来ません。
それではどうやって「悪くない印象」を付けるのか。
これはズバリ「キーワード」がオススメです。
簡単に言えば会話の中で「同じフレーズ」を何度か使用して、自分のキャラ付けにしてしまうのです。
例 キーワード【犬】
加奈「太郎さんって犬が好きなんですか?」
プロフィールカードに「犬が好き」というようなことを書いておく
太郎「ええ、実家で飼っていたので大好きなんです。ただ最近は一人暮らしなので犬は飼えないんですよね」
太郎「加奈さんは犬が好きですか?」
同じ内容で質問する
加奈「私は猫派かなぁ……」
太郎「あ、ちょっと仲良くなれなさそうですね笑」
軽い冗談を入れる
加奈「そうですね笑」
太郎「でも猫も可愛いですよね……犬派なのは譲れませんが笑」
意見対立の冗談を入れたのでフォローをする。その上でもう一回冗談を入れる。
加奈「いやいや猫は譲れませんよ笑」
太郎「確かに加奈さんは顔がちょっと猫っぽいですよね。僕も犬っぽい顔って言われますし。やっぱり好きなものに似るんですかね?」
別に似てなくても良い
加奈「いや太郎さん犬に全然似てないじゃないですか笑」
太郎「え? 初めて言われました笑」
→「犬=太郎」というようにキャラ付けをする。
この「キーワード」は次の「メッセージカード」のところで使用します。