保険選びとリスクの話
【回答】
ご質問誠に有難う御座います。
以前勤めていた会社で、先輩社員から生命保険について相談されたことが御座いました。
「どの保険に入れば一番得で儲かるのか?」というような相談内容だったのですが、この先輩の状況から考えてどんな生命保険に入るべきか皆様もお考えくださいませ。
先輩の置かれている状況
・28歳独身男性
・今のところ結婚の予定はなし
・経済的にあまり余裕がないため、出来る限り安く、掛け捨てではない生命保険に入りたい。
・持病等は現時点ではない。
さて、この先輩はどんな生命保険に入れば良いのでしょうか?
何のための生命保険か
世の中には様々な生命保険が御座います。
掛け捨てのもの、貯蓄型のもの、保障の内容も様々です。
しかし、全ての保険に言えることですが、保険は「期待値※」で考えると確実にマイナスになるように設計されております。それもそのはずで、もしも保険の期待値がプラスになってしまっているのであれば、保険会社は従業員に給料を払うことが出来るはずもありません。
※期待値
確率論の概念。今回の場合「支払った金額」と「受け取れる金額」を加入者全員で比較すると「支払った金額」のほうが必ず大きくなるということ。つまり単純にお金の期待値だけで判断するのならば絶対に保険に入るべきではないということになる。
「運用をしているから!」という意見も御座いますが、それならば投資信託でも買ったほうがまだマシでしょう。
どう考えても保険は入れば入るだけお金を損していく仕組みなのです。
とは言え私は何も「生命保険に入る人はバカだ!」と言いたいわけでは御座いません。確かに期待値で見れば明らかにマイナスですが、リスクヘッジという意味では生命保険は間違いなく意義のある商品なのです。
しかし、今回の先輩にオススメできる生命保険を私は1つも知りません。何故ならば先輩には現時点で生命保険でいう「リスク」と呼べるものがないからで御座います。
誰にお金を残すのか
今回の先輩の最大の問題は「保険金を残す相手がいない」ということで御座います。言い換えれば仮に先輩が若くして死んだとしても、そのことによって経済的に破綻する人間が存在しないということ。
そもそも生命保険の根本的な考え方として「自分が死ぬことで経済的に困窮する人」の生活を保護したいという考えがあるのは間違いありません。
大手生命保険会社のCMをご覧頂ければ分かると思いますが、保険会社のCMは基本的に「生命保険に未加入の大黒柱が死ぬと、残された家族がどれだけ不幸になるか」というものと「大黒柱が死んでしまったものの、生命保険に加入していたおかげで一家の生活は守られた。有難う生命保険」という2種類しかないのです。
逆に言えば「残す相手がいない人」にとって生命保険など何の意味もない商品ということ。まだ宝くじでも買っていたほうが夢があるというものです。
こんにちは。
少し気になったので、コメントします。
安定給与型「企業」は、もしかして、「起業」ではないでしょうか?
文脈判断ですので、違っていたら申し訳ありません。
“もちろん、だからと言ってサラリマーンという仕事にやりがいが全くないかと言えばそんなことは御座いませんが”
サラリーマンがサラリマーンになっています。
面白いのでそのままでも良いかもしれませんが、一応お伝えします。
興味深い副業サイトをたくさん紹介していただき、ありがとうございます。
私は何かを始めようとするとき、どうしても怖い気持ちでいっぱいになってしまうのですが、
それでも何か、やりたいことを見つけてやってみようと思います。
こいつは何目線で語っているのか
すみません。
文脈から判断し切れないのですが、
もしも「おもむろに」を「不意に」の意味で使われていたならば誤用になります。
コメ欄揚げ足取りするヒマはあるんだな、自分たちに向けられたアドバイスじゃないのによく行動起こす気になる(自分含め)